富士ヒル2022




富士ヒルに参加してきました


結果から言うと
プラチナが目標でしたが
記録は1時間3分39秒で、
プラチナ挑戦は失敗しました


いつものレースレポのような形ではありませんが振り返ります
いつもはレース時にアクションカメラを付けてたのですが
今回は軽量化のためカメラは外しましたので
レース中の画像というものもありません



まず、調子について
減量も計算通りに上手くいき
当日は59kgほどでした

決して無理をせず
ただしっかり絞れてる理想的な体重だったと思います



練習について
去年の富士ヒルが終わってから早い段階で
今回の富士ヒルに照準を合わせて練習を組み立ててきました

具体的にはローラー1時間走
1時間回せるだけ回すという
毎回辛さで幻覚が見えてくるような練習でしたが
これも平日ローラーは継続して行ってきました



また週末は峠での練習もしっかり行ってきました
十三峠、六甲山、葛城山と
普段自分が走ってるコースでもベストを更新できていました



状態としては間違いなく過去最高の状態だったと思います




レース当日についてですが

まず、前回の反省点は
ほぼ単独走になってしまったことでした

その原因は自分の知識、経験不足からくるものでした
整列時の位置が悪く
また計測開始ラインに到達するまでの位置取りもまったく上手くいきませんでした

今回はその反省点を踏まえた上で
整列~計測開始を上手くこなすことができました


具体的には
整列時に「最前列」の「右端」に並びました
普通は左側走行が基本ですが
参加者が密集する場合、まったく身動きが取れなくなる危険性があります
右端なら外側から追い越し位置取りの自由度が各段に高くなります

なので今回は右端に整列しました
そのことが上手く機能し
スタート後も自由に身動きが取れ
計測開始ライン通過時も先頭をきっちり捉えられる位置に付くことができました

その後も終始集団内で走ることができ
その点は去年の反省点を生かして行動できたと思います


ただ、結果としてはプラチナを取るタイムには至りませんでした


集団走行はできました
が、集団はどうしても分裂を起こします

実力者のペースアップについて行けず
集団が中切れを起こしそこから第一集団、第二集団と分かれていきます
自分は集団から千切れず走っていましたが
気が付けばその集団は「第二集団」となっていました
さらに先行の集団でもやはりセレクションが発生して分断し
最終的には自分は第四集団とかそこら辺の位置になっていたのではないかと思います

いったん集団に納まってしまえば
そこから抜け出すのは相当困難です

中切れ起こした直後でまだ距離も近ければ
単独で飛び出してブリッジ掛けることもできるかと思いますが
集団の中ほどに位置していれば
もうそこから単独で先行集団に追い付くことは不可能です

下手に後ろからペース上げて飛び出しても
結局前には追い付けずもとの集団に吸収されるのがオチです
なので、自分も自身が居る集団が中切れを起こしても
どうすることもできませんでした


タイミング良く集団前方に居た時は
少し無理して踏んで前の集団にブリッジ掛けることもできました
ブリッジ掛けるともちろん脚に大きな負担が掛かりますが
前の集団に追い付けば脚を休められますし
結果として速いペースで進行できるのでオツリがきます

が、そうしたブリッジ掛ける行為も限度がありますし
結局のところ
「今居る集団のペースに合わせる」
ということになってしまいます


今回自分が集団で走ってる時も
常にプラチナのタイム表と比較しながら走行していましたが
各ポイントでタイム比較すると
やはり目標タイムからは遅れていました

この集団で走っててもプラチナには届かないし
かと言って単独で抜け出してもジリ貧です

なんとか集団自体のペースアップを図ろうとしましたが
それも難しかったです

自分が居る集団は先頭のローテが上手く回らず
ほぼ先頭固定の状態が長く続くことが多かったです

自分が前の方に居ればなるべく前に出て
しばらく引きその後先頭譲って後ろに回る
ということをしましたが
一旦後ろに下がると
その後、またも先頭がほぼ固定となり
上手くローテが回せないという状況になります

ウザがられるのは覚悟の上で
「ローテ回して行こう!」
「前に追い付こう!」
などと声を掛けたりしましたが結局上手くいきませんでした


結果、
「厳しいな」と思いながらも
と常に目標タイムからは遅れがちな状態で
進行するということになりました

大沢駐車場あたりで
「もう巻き返せないか」と覚悟し
それでもできるだけ速いタイムで走りきろうと最後まで走りました
そして結果として前述のタイムでした




スタートするまでは
「今回失敗したらどんな気持ちになるのだろうか」
と思っていましたが
ゴール後は不思議となにか満足感のようなものも覚えていました
去年、富士ヒルを失敗してからのこの一年間、
まぁ頑張って来たかなそういう思いがありました


あと
この前の週に試走に一度来たのですが
実はその時ある程度の覚悟はできていたのだと思います


プラチナ取れる可能性はあると
もちろんずっと思っていました

ただ、試走したときに
少し自分の判断をあらためた部分も実はありました

自分は有る根拠を持って
プラチナ取れると思っていましたが
試走してみるとその根拠を修正しないといけない部分に気が付きました

これはおそらく「レース」だけでは気付けなかったかと思います
単独走の試走だからこそ気付けたことだと思います

「プラチナは無理だ」と思ったワケではなく
「思っていたよりも厳しい」という考えにあらためました

ゴール後は前回失敗したときよりもやはり晴れ晴れとした気分がありました




ゴール地点で荷物を回収すると
次々と他の参加者がゴールしてきます
第3ウェーブの人もゴールしてきてたので
自分はNさんとMさんの姿を探しました
お二人が参加されるのは事前に知っていたので


ゴールしてきたNさんの姿が見えたので
「Nさん!」と声を掛けました
Nさんもこっちに気付かれたので
自分は自転車を一旦ラックに掛けに行き
その後また荷物置き場に向かいました


すると今度はMさんの姿を見つけたので手を振りました
Mさんから
「どうでした?」と聞かれたので
自分は手でバッテンをしました
ただ、今の気分は清々しいといった事を言うと
「それなら良かった」
といったことを言ってくれました

その後Nさんとも合流
お二人と一緒に走られた京都のTKさんともご一緒して
五合目で写真を撮ったり
ベタに富士メロンパンも一緒に食べました

今までの富士ヒルは
ゴール後はいつも一人で寒さに震えているばかりでしたので
またこの日は五合目も晴れ渡り温かいくらいでした

皆さんとご一緒できて楽しいなと思いました
また下山時も目の前に
MさんNさんの背中があり
やはりこの時も
またいつもひとりで下山する富士ヒル参加とは
なにか気持ちが違ったような気がします



また、レース中にはUMPNが声を掛けてくれました
いきなり背中叩かれたので誰かと思いましたがw

本人としては
富士ヒルはやはりメインターゲットではなかったみたいですが
その分、乗鞍での活躍が楽しみではあります


あとMORさんという方からもレース中に声を掛けられびっくり
結局書かずじまいだった前回参加のちくさで
このMORさんと大変愉快なことが実はあって
その時自分は最終この方と着争いになって
なんと一秒差で敗れて
自分は4位、MORさんが3位表彰台ということがありました

自分はもちろんこのことを、根に持っていたので(こわっ
「今回は負けませんよ!!」と
レース中に強がりを言ったりしました



ゴール地点ではMEDさんとお会いしました
MEDさんとは大台が原で一緒に表彰台に
また吉野大峯で初めてお話させていただきました



あと、レース後の会場でOくんが声を掛けてくれました

彼は二年まえのちくさで(またちくさ!
Bクラスで自分を負かして優勝した人物なのですが
彼は自分がすごく今後を楽しみにしてる選手で
自分に勝ったこともそうですが
その後のちくさでも猛者揃いの中で表彰台に立ったり
また、自分がたまに走ってる葛城山のセグメントで
自分が好タイムを出してもその後しれっと自分のタイムを超えてくる
大変憎らしい有望な人物で
彼を見てると「どこまで速くなるのだろう」と勝手にワクワクしてしまいます

そして今回の富士ヒルでは
なんと年代優勝&一般総合1位という成績!
自分は帰りの新幹線の中でこのリザルトをスマホで見たのですが
車中でひとり
思わず「うお!?」と叫んでしまいました
ホント今後どこまで速くなるのか大変楽しみです




まあ、という感じで
日頃は一人でふらっと大会に参加して
特に誰とも会話せず帰ることも多いのですが
今回の富士ヒルでは色んな方とお話できて大変楽しかったです
先日「不惑」になったと書きましたが
なんか今回の富士ヒルは40になってから参加した初めての大会ということもあってか
なにか自分の自転車趣味のおける
ちょっとした「総決算」な気もしました



自分は基本ボッチですし
あまり他人に関心を持つような人間ではないのですが
自転車という趣味を始めて
なにか気が付けば他の誰かと話す機会が増えた気がします
また、割と素直に他の人に敬意を抱くようになった気もします
わざわざ誰かの姿を探したりとか
峠で知ってる人を見かけると必死に追いかけたりとか
なんか割と可愛らしいとこあんのねお前wとかたまに自分で思います




さて今回のプラチナ失敗ですが
上に書いたように、
悔いというものは感じていません


「自分にはやはり無理だった」とももちろん思っていませんが
ただ、プラチナ挑戦はいちおう今回を最後にしようかと思います
次にもし、富士ヒルに出ることがあっても
目標はまた別の何かを設定するような気がします

何度も言うように諦めたというワケではありません
ただ、この1年
いや、前回挑戦の時も含めてこの2年
自分ではプラチナに向けて結構頑張った気がしますし
何かその点で「納得した」という気になっています

ハンパにやり残したことがあるなら
「リベンジしてやる!」という気にもなったかもしれませんが
まぁ、やり残したことは無い気がしてます。今は



富士ヒルプラチナはもう目標とはしませんが
ヒルクライムは当然まだ続けますし
大会も出続けます

次の大きな目標などはまた設定したいと思っています




さて、次戦は美ヶ原です
初参加で初の40台クラス挑戦となりますが
猛者揃いのようで非常に楽しみです


それではお疲れ様でした。

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