神河ヒルクライム2022【参戦記】




ということで参加してきました第三回神河ヒルクライム

2019年以来の開催です

第一回大会から参加しているお気に入りの大会です


振り返ります



■前日

神河町に前泊



電車輪行で寺前駅まで行き
駅近くの会場で前日受付



ゼッケン1

なんだか大変申し訳ない気分になる

参加賞に金券および神河周辺の温泉の入浴券がもらえた
早速使おうかと思ったが
使えるのはどうやら大会当日かららしい

神河に宿泊する参加者はそんなにいないかもしれないが
金券や入浴券は前日に使えても良いかもしれない


宿で夕飯食べるとなにか猛烈に眠くなってきて
19時に就寝



■当日

1時に目が覚める

流石に早すぎるのだが
朝飯食べたりストレッチしたりテレビ見たりスマホ眺めたりして
適当に時間をつぶす

まだ薄暗い6時前くらいに出発

宿から会場まで自走だが
脚を回しながらかなり調子は良いなと思う

つい最近までは暑さのためかどうにも調子がイマイチだったが
9月下旬以降くらいの涼しい気候になってくると
自然と調子も戻ってきた


「悪くないな」
そんなことを思いながら走るが
今回の参加者は非常に悪い

事前に発表された出走リスト見ると
チャンピオンクラスの参加者がもうオカシイ

富士ヒルチャンプのMNBさん筆頭に
ITKさんや先日西粟倉でご一緒させていただいたMTKNさんなど
もう明らかに地方大会のレベルを逸脱している

他にも複数名は明らかに格上がいらっしゃるようなので
自分の調子が上向きだとは言え
そもそも実力的になにもできないだろう、
そう事前に思っていた


どうやって立ち回るかなぁ…
とボンヤリ考えながら会場へと向かう



会場に着くと
受付自体は前日に済ませてるので
あとは荷物を預けるだけで特にすることもない

まぁブログ用に適当に写真撮っておくかぁと
ブラブラしてると声を掛けられる

あ、OGAさんじゃないですか

もともとはMTBやシクロがメインのOGAさん
ヒルクライムの大会自体ほぼ出られてないものの
最近のヒルクライムの速さがマジでヤバイ

六甲山のセグメントでもランクインされてて
本当これでクライマーじゃないとか詐欺だろというレベル

そんなOGAさんは今回大会に参加されるわけではなく
六甲での朝練メンバーの応援に来られたとのこと

で、今からコースを先に登って上で待機しておくとのこと

いや、もういっそ出場すれば良かったじゃないですかw


その後はいつものEさん、Mさんと会ったり
先程言った六甲朝練のfukuさんIWMTさんとご挨拶したり
それと多武峰のTJMTさんとも久しぶりに再会

まだ気温が結構低めだったので
適当にアップしたりしてまた時間つぶす


整列が始まり
40歳以上クラスの列に顔を出すと
KMPCさんがいらっしゃった
他にも40代はMさん、六甲朝練のMEDさん、富士ヒル年代チャンプの方など
かなりの強豪ぞろい

自分も年代別で参加してたらこのクラスだったので
あー年代クラスで出場するのも面白そうだったなぁと思う



いよいよスタート時刻が近づいてきたので
自分もチャンピオンクラスの整列場所に移動

先日西粟倉でご一緒させていただいたMTKNさんにご挨拶して
それとソレイユのNGRさんにもご挨拶
(最近TwitterでNGRさんのお名前をよく拝見させてもらっていたので)


で、あらためて周りを見渡すと
マジでメンツがヤバイ

自分がここに居る場違い感がハンパない


今回のチャンピオンクラスの参加者

富士ヒルチャンプのMNBさん
全国トップクライマーのITKさん
超有名強豪選手のMTKNさん

この3名は抜きんでてヤバいし
NGRさんともう一人確実に自分より格上が居る
そのお一人はどうやらDNSだったようなので

MNBさんITKさんMTKNさんNGRさん
この4名が今回の上位なのは間違いない


自分の目標としては上位陣から
なるべく差を付けられずゴールすること

順位はハナから望めないので
全力出してできるだけ上に食らいつく


結局、今回のチャンピオンクラスの出走者は全部で10名



少ない人数なので
最前列に陣取った



■スタート

前述の通り順位は今回まったく期待できない

ただ、せっかく強豪が揃ったチャンピオンクラスなので
何かしら挑戦というものはしてみたかった

スタートと同時に
そのまま先頭を走る

前に誰も出て来ないことを確認しながら進行

計測開始地点は400mほど先だ

それまでの間も先頭をキープ



そしてスタートラインを通過と同時に踏む

今回のレース
せっかくだし逃げてみたい
と思っていた

このメンツの中で何もできないことは分かっている

周りのペースに合わせて無難に走ろうとしても
自分の実力では結局そのままズルズル落ちていってしまうだけだろう

なら、いっそ逃げるか

そう思って先頭に出て踏む

強豪ぞろいのチャンピオンクラス
その先頭で走るというのも気分が良い



自分としては結構な強度で踏んでいるので
後続ともすでに結構距離が作れたかな
そう思っていたが

地面に背後の選手の影が見える


全然、離せてねぇ…


そこからもう少し強度上げる


これで離れるか?


後ろを振り返る


もう普通に全員居る


逃げになってねぇ!!(泣



この状況、
ただ気前良く先頭を引いてるだけじゃねーか!


ある程度先頭走ったところで諦める


無理だった…
俺なんかのハンパな飛び出しで
このメンツから逃げるとか到底無理だったわ…


肘クイして左に避ける



そのまま後方へと下がり集団でローテに加わる



逃げにもならずスタートからそこそこ長い間
勝手に先頭引いてあげただけという
骨折り損な状況となってしまったが

ただ、自分が先頭作ったことで
しばらくはこれがこの集団の基本的なペースとなるだろうし
そういう意味では開幕いきなり集団から千切れるという
最悪な状況は回避できたので
まぁ前向きに考えれば結果オーライだろうか…




そう思いながら集団で走るが
当然このメンツだ

なんかちょいちょいペース上がる

集団に慣れてない自分はとっさに対応できず
中切れ起こしそうになる



うひーーー!!!!!
と泣きそうにながら必死に踏んで
前を埋めてもらったり
ローテちょいちょい飛ばしながら
なんとか付いて行く



しんどいーー!!
と心の中で叫びながら走り続ける

ただ、まだ決定的なアタックは掛かってない


すでに平坦区間のほとんどを消化しつつあり
どうやらこのまま平坦部は集団内で生き残れそうか…



旧小学校横を抜けて斜度が上がり始める

ここから本格的に登りが始まる



すると先頭付近にいた富士ヒルチャンプが
別の選手と言葉を交わしいるような気配


あ、なんかそろそろ始まる感じ…?

そう危険な雰囲気を察知したが
予想通りペースアップする富士ヒルチャンプ



それは無理やって!
と自分は追走を諦めてドロップ



が、他の強豪選手たちはそれに反応し
富士ヒルチャンプに合流


自分の十数メートル先にその集団が
という構図に



自分ももちろん追いたいのは追いたいが
流石に自分の実力では厳しい


ここが上位選手と自分との差か…


そうした実力差を痛感しながら
あとは自分のペースで走り続けるしかないと
覚悟を決める



その後は実際に自分のペースで走り続ける



抜け出してるのは
富士ヒルチャンプ、ITKさん、MTKNさん、NGRさんと
あと数人くらいが付いて行ったハズ


上位陣がこぼれて来るとは思わないが
それでもなるべく差は詰めたい



落ちてきた選手を
ひとり、ふたりとパスしていく

残るは上位4名だろうが
流石にもう背中は見えない



終盤になるとかなりもうキツイ

が、それでも結構「踏めてる」という感覚はある


最近は不調でまともに踏めてなかったし
なにより
前回(2019年)は参加したときはまともに走ることができず、
それが自分の中でかなり後悔していたので

今日は全力を出せれてる
そうしたことに満足感を覚える



見覚えのある開けたコーナーに差し掛かり
ここから数分でゴールだったなと最後の力を振り絞りペダルを回す


すると
先回りしたOGAさんが沿道に居る

居るわw
と少し和んで手を上げる

抜き際に背中から


「ゼッケン1!●●選手!」
というOGAさんの声が聞こえ


ぶははwww
と思わず噴き出す


まーねー

なにしろ「ゼッケン1」ですからねーー

最後まで踏みますよーー




そのまま最後まで踏んでゴール


タイムは40分50秒くらい

まぁ合格点ではあるか




そのまま進むと
先着していた
MNBさんITKさんMTKNさんNGRさんが
並んで写真を撮られている

その中に自分が入れないことに
上の人たちとはまだまだ差があるな
という現実を痛感する




■ゴール後

下山迄は時間があるようなので
色々な方々とお話しする

自分がゴールしてから割と時間掛からず
後発スタートのEさんがゴールされたので
あれ?結構速いのでは?と思い順位を聞くと

多分クラス4位ということ

マジか
Eさんはスタート前に弱気な発言しておきながら
しれっと好成績を出されることがあるから恐ろしい

あと六甲朝練のfukuさんが続いての5位
いや、お速いのは知っていたが
なんかどんどん速くなるな、この方も

40代クラスは順当にKMPCさんが優勝
そして六甲朝練のMEDさんが準優勝

KMPCさんは今回が動画で拝見していたニューバイクのデビュー戦
機材についても色々お話を聞かせてもらった

Mさんも8位と流石の好成績

で、多武峰のTJMTさんが
なんと終盤までMさんと競り合っての9位

マジか。皆さんどんどん速くなるな…


普段ひとりで走ってるので他の方とお話しする機会もないものだから
ついつい皆さんとお話してると
いつの間にか下山が始まってる

六甲朝練の皆さんはこれから砥峰まで走られるとのこと
体力お化けかこの人たちは

Mさんと神河町のマスコット「かーみん」を挟んで写真を撮ったりして
最後尾で一緒に下山


下山すると
またNGRさんと少しお話させてもらったり
TJMTさんやEさんとも言葉交わす

NGRさんはちくさに出られるとのことだったので
そこでまたご一緒できるか
次はもう少し善戦したい

Eさんはまたツールドゆうで一緒に

TJMTさんは奈良六峠ヒルクライムラリーに出る予定で
MさんやOGAさんも出られるようなので
自分も出ようか悩んでるところなのだが
TJMTさんからは入賞の枠が狭くなるから出ないでくれと言われるw
まぁ出るかはもう少し悩んでおきますw

その後は地味に姫路まで自走して
そっから輪行で大阪へと戻る



■まとめ

ということで無事に終了しました神河ヒルクライム

神河町の地元の方々の温かみが感じられ
また、運営やMCの方々のお仕事もとても素晴らしく
やはり神河ヒルクライムは自分の中ではかなりお気に入りの大会です

さて、
今回のリザルトですが



5位/10名


タイム自体も悪くはないし
かなり健闘した方だとは思うが
上位4人とはかなりの差がある


今回の神河
前回2019年に参加したときの姿勢とか結果が
なんか自分的にはかなり悔いが残っており
その悔いを晴らすことが目的のひとつだった

その点に関しては
練習等できるかぎり調整をして
そして大会本番でも今の実力を十分発揮できたと思うし
だから、前回参加の「悔い」というのは晴れた気がしている

ただ、やっぱりリザルトを見ると
「悔い」とは別に
単純な「悔しさ」というものを感じる



この大会当日は
全国各地で色々なヒルクライムレースが開催されていた

高梁吹屋
箱根
野沢温泉
東京ヒルクライム

Twitterを眺めていると
色んなレースで色んな人が
色んな結果で色んな思いを抱く姿が垣間見れた


同じ自転車という趣味でも
本当に多くの人が
色々な思いで取り組んでるのだな
そういうことをあらためて思う


で、自分もそんな中の一人であるわけで。


最近、大会では
できるだけチャンピオンクラス、エリートクラスに
参加するようにしている

エントリーするときに
年代クラスかチャンピオンクラスか
実は結構悩んだりするが
それでもチャンピオンクラスを最終的に選ぶ


自分の今の実力を客観的にみると
年代クラスであれば表彰台はわりと狙える方だと思っている

だから、本当の所を言えば
年代クラスで出場して
「何位!表彰台でした!わーい!」
と気分良く大会参加したいと思ったりもする

逆に
チャンピオンクラスに出てしまえば
自分など、ヒトヤマイクラの選手に過ぎず
今回のようになんとも凡庸な順位しか取れず
また、上の人達との差を痛感して
なんともヘコんだ気分になる

だから最近は大会に出るたびなんかヘコんでいるような気がする


ただ、
自分はもうそれでいいんじゃないかとも思う

大会出て
毎回ヘコんで
それでイイんじゃなかろうか


最近、なんかよく分からない人生観になってきて

人生というのは別に楽しくなくても良いんじゃないかと思っている

自分がやりたいことをやっているならば
ツラくても落ち込んでも後悔しても
それでいいんじゃないかと


昔は
人生は笑いと楽しさに満ちているべきだ!
みたいなことを思っていたが

今は
ため息つきながらトボトボ歩くのも
それも立派な人生だ
と思うようになってきた

いや、もしかしたら
今のトボトボした自分の姿を肯定しようと
無理矢理そう思い込もうとしてるのかもしれない
分からぬ


まぁ何を言ってるか分からなくなってきたが(いつものー
何しろ自分がやりたいことをやれてるのは事実だし
チャンピオンクラスだって出たいから出てるのだし
ヘコまされようと、もうそれで良いのだ
ただ、ずっとヘコまされてると思うなよ、とも思う


ということで(ドユコト
今回の神河はヘコまされながらも大変楽しめました



さて次戦はちくさです
Aクラス参加予定です
ちくさは毎回なんか強豪選手が集まりまくって
ワケワカランことになるのが恒例なのでホント怖いです
あと今年の富士ヒル一般総合一位のO君が参加するとのことで
彼には以前ちくさBクラスで負かされていまだに恨んでるので
リベンジできることが大変楽しみです(怖すぎるだろお前)


それではお疲れ様でした。

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コメント

  1. ナガレ より:

    お疲れ様です。
    過去にブログで返信していたことを忘れており申し訳ありませんでした。
    過去の記事を読み返して思い出しました。当時は身内でトレイン組んで登り、不公平さがあり返信しました。
    今年は年代別は組み分け、チャンピョンは同時だったので不公平さは緩和されたように思います。

    最後の記事は共感出来ました。私も勝ちたいより楽しみたいと思いの方が強く、チャンピョンやエキスパートにエントリーするタイプです。
    強い人と走ると楽しいし、得るものもありますし。(もちろんその中で勝てればいいですが)
    あと今シーズンに関して伊吹山での大敗での凹みが反動になっているのもあるかもしれませんね。あの後から練習量を2倍に増やしたので(笑)

    長文すみませんでした。ちくさでは宜しくお願い致します。バチバチやりましょう!!

    • yoshi より:

      ナガレさん

      当日はお疲れさまでした。
      そうですよね!コメントしてくれてましたよね!というかもう4年も前のことなんですが(笑)
      出走方法については、あの時は初開催で運営側も手探りな感じだったんでしょうね。
      第二回と今回とそうした部分改善してれたことは良かったですね。

      速い人たちと走りたい、挑戦してみたいて気持ちはやっぱり沸いちゃいますよね。
      今回も、ナガレさんともそうですし、真鍋さん、板子さん、松木さんなど普段は走れない速い方々と一緒に走れたわけですし、
      自分は全然まだなにも出来ないような位置ですが、そうした方々と走れるのはそれだけでやっぱりワクワクしちゃいます。
      自分は千切れてしまった真鍋さんのペースアップにナガレさん達がきっちり反応されてたりしたのも
      「あーこういう部分が自分は足りないのかぁ」とかあらためて勉強になる部分もありますし。

      練習量2倍はすごいですね(笑)
      でも、悔しがるだけで終わるのではなく、ちゃんと成長に繋げれるように何かを変える、というのは必要ですよね。
      自分もあらためて練習量とか練習方法とか見直さないとこれ以上速くなれないだろうなと思ってます。
      長いことやってると「練習量はもうこのくらいでイイかな」みたいな線引きを無意識にしてまってるような気もしますし。

      ちくさ楽しみにしています!負けませんよ(笑)
      またどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>