アキレスと亀




3個目だ

いや、もうええって…


という気分にも正直なる



1個目は2019年大会のもの

2個目は2021年

3個目が2022年



つまり4年間ゴールドの位置に居るわけだが


逆に言えば
4年間「ゴールドの先に行けてない」
ということも意味する


実際、
この三つの同じ色のリングは
自分の「成長度合い」を象徴するものだと思う



この数年間、
正直言って成長のスピードはかなり鈍化したと思う


自分が初めて「結構速くなったな」と思えたのは
2019年頃だった

実際2019年から大会で入賞・表彰台が増えてきた
峠のタイムもかなり速くなった時期だった

この時自分は
「まだまだ速くなれるな」と思っていた

おそらく翌年は年代別優勝をほぼ狙えるようになり
チャンピオンクラスでもそこそこの成績を出せるようになる
そう思っていた



が、実際はそうはならなかった



2020年、思いのほか大会の成績は伸びず
峠のタイムもなかなか更新できなかった


自分が良く走る峠
十三峠と六甲山
これらのこの5年間のタイムを並べてみる



     十三峠  六甲山
2018年:15分32秒 39分43秒 
2019年:15分08秒 37分43秒
2020年:14分44秒 36分59秒
2021年:14分19秒 36分42秒
2022年:14分16秒 36分32秒


2018年→2019年は結構速くなった
が、2020年以降は成長がかなり鈍化している


成長のスピードが年を経るごとに遅くなっている


まるでアキレスと亀じゃないか
そんな風にも思う


亀を追いかけるアキレス
どんどんその差は縮まるが
アキレスが進む分、亀も進み続けるので
アキレスは永遠に亀に追いつくことができないというパラドクス


走っても走っても
自分は目指すところには永遠に辿り着けないのではないか?


そんなことをふと思ってしまったりするが


いやよく見ろ、とも思う



確かに成長は遅くなっている

だが
確実に、
少しずつ、
速くなってるではないか


アキレスと亀の話はパラドクスでもなんでもない

単なる詭弁であり、しょうもない屁理屈だ

現実問題、アキレスは確実に亀を追い抜くのだ




走っても走っても
年を経るごとに
粘性の何かがどんどん身体にへばり付いてくるかのように
その歩みが遅くなる

進もうとしても
何者かに邪魔をされてるような感覚



面白い


と思う



いいぜ
せいぜい邪魔をしろ
俺の前に立ちふさがれ


そいつらを振り解き
いや引き摺りながらでも進んで見せよう



十三峠、13分台
六甲山、35分台



達成したら

邪魔だてご苦労
だが無駄だったなwww


と見下ろしながら言ってやる

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