ツールド美ヶ原2022【参戦記】




ということで参加してきましたツールド美ヶ原

過去にエントリーしたこともあったのですがコロナの影響で中止、という経緯もあり
今回が初参加です



■前日
大阪市から移動

大阪→松本市は結構離れてる気もするが
新幹線、特急しなのを乗り継いで片道三時間の輪行

スタート地点が市街地からなので距離の割に意外と移動は楽々

同じ松本市でも乗鞍は遥かに遠いし面倒くさい

松本駅に着くと一旦ビジネスホテルに荷物預けに行く

その後会場に受付に行くのだが
さて、どうやって移動しようかと

自転車組んで移動しようかバスかなんかで行こうかと考えてたら

電動自転車のレンタサイクルがホテルの目の前にあった




あ、これで行くかと思い
その場でアプリをダウンロードして登録

会場まで自走(電動)で行くことに



受付済ますとホテルのチェックインまで時間がある

さて、どうしよう

温泉でも入るか?
と思ったが、せっかくだしコースをちょっと試走しとくかと
電動自転車でコースを試走しに行く


序盤が激坂と聞いていたので
どの程度の斜度でどの程度の距離感か確認しに行く

登ってみると確かに結構な激坂が長々と続く

これは結構シンドイぞ
と思いながら登る(電動です)


他にも試走されてる方がいる

なにか電動自転車で登ってるのが申し訳なくなってくる

激坂終わりの湖までとりあえず走る



本番なら15~16分の距離感かな

スタート直後だし無理は禁物だが
それでもなるべく踏んでタイム稼がんとな、と思う

その後ホテルにチェックイン

夕飯は名物のお蕎麦食べることに

有名店に行ったが
開店直後に行ったにも関わらず長蛇の列
1時間半も待つ


ホテル帰ると風呂入って早めに寝る



■当日

8時スタートで時間結構余裕があるのだが

4時前には目が覚める

市街を散歩しに行く

乗鞍で何度も松本市には来てるのだが
街中をゆっくり歩いたことはそういえば無い



城下町らしい雰囲気有る街並み

おー、面白いなぁと思いながら散策



松本城もこじんまりとはしてるが黒く引き締まった外観で格好いい

その後ホテルに戻り着替えて会場に向かう


さて、調子の方だが
正直かなり微妙
というか、よく分からない状態

調子が良いときは「調子良いな」と自分で思えるのだが
少なくともそんな状態ではない

富士ヒル終わって数日間は休憩したが
それでも完全に集中力を切らしたワケでもなく
体重に関しては当日60kg前後と
富士ヒル59kgからの微増で止まっている

ただ、パフォーマンスの方がなんとも冴えない

富士ヒル翌週に葛城山に走りに行ったのだが
途中で完全に脚が止まる
暑さが苦手なので気温のせいか、と自己分析

その後平日早朝に十三峠に走りに行くが
やはりあまり良くない

富士ヒル前までは
14分台でほぼ走れてたのだが
その日は15分半ほど

さらにその2日後にも走りに行くが
今度は17分台

早朝でも既に気温が20度後半あり
明らかに暑さで踏めなくなってる

嫌な季節が来たなぁ、と思う

それでも美ヶ原本番では
まあ標高あるし気温も涼しいだろうし、まだ踏めるのないだろうかと思っていた

が、峠のタイムが悪いのは事実なので
どうにも不安というか、楽観視はできない

さらに過去のレース動画見てコースの予習をすると
結構、下り区間がある

自分は下りがめちゃくちゃ不得意なので
ここでタイム落とすだろうなぁと

さらに当日はかなりの強風

下りでさらに強風に煽られでもしたら
下りが苦手な自分は下手すりゃブレーキ掛けて止まりかねない

あらためて考えると相性悪いコースだったなぁと思う


参加者リストを事前に見ると
何人か強豪選手は居る

というか先日の車坂峠ヒルクライムで総合優勝だった方も居るようなので
まぁ、トップはこの方で間違いないか

ただ、他の参加者見た感じ、
まぁ入賞はイケルか
というか3位表彰台も多分大丈夫だろう、と思う
(当日は密回避のため表彰式はないのだが)


単純な登坂能力だけであれば表彰台は多分狙えるだろう
そうは思うのだが、
その一方で「もしかしたら全く入賞絡めないかも…」
という気もする

それはやはり最近の調子と
コースの相性と
それらを考慮すると、まったく圏外な順位にもなりうるかも、という気はしていた




さて、会場に着くと
Eさんを発見

Eさんは過去に美ヶ原に参加もしてるので、
色々とコースに関して情報を仕入れておく

その後、先日車坂で勝負させてもらったNGWさんも発見
声をお掛けする

今回の年代クラスだが
自分は40になったので
40代クラスでNGWさんと同じかと思ったら

なんかむしろ30代クラスになっており
今回はEさんと同じクラス

ただ、ゼッケン番号で出走グループが分けられており
今回は自分とEさんとNGWさんは同じタイミングでのスタートとなる


で、今回の作戦だが
同じクラスの優勝候補である
車坂優勝の方にできるだけ付いて行く
ということを考えていた

先日の車坂のタイム差を見ると
かなり実力に差があるのは間違いないし
最後まで付いて行けるはずもないのだが
それでもこの方を出来るだけ視界に留められるよう走れば
自ずと上位に入れるだろう、と考えていた

そしてその作戦をNGWさんにも伝える

というかむしろNGWさんもこの作戦に巻き込み
車坂優勝の方に千切られた後もNGWさんと勝負しながら進行すれば
まあ間違い無く良いタイムでゴールできるだろうと、と考えていた


さて、そうこうするうちにスタート開始時刻がせまる

スタートは決められた20分間でいつスタートしても良いのだが
自分は車坂優勝の方の姿をチェックし
この方のスタートに合わせる形で走り出す

結局Eさん、NGWさんも同じタイミングでスタートすることに




■スタート



車坂優勝の方を視界に収めつつ進行

斜度が付いてきた所でNGWさんが前へと出られてきた



どうされるのかなと思っていたが
先頭付近で進行されるつもりか

自分もそれに追走する

途中からNGWさん車坂優勝の方、自分の三名が先頭に



自分としては狙っていた展開だ

このままお二人にできるだけしがみつきながら進んで行きたい

結構キツい斜度が続く

ここでは踏みながらもまだ温存しないとならないので
自分も上ハンでハム主体で登る

車坂優勝の方がちょいちょい強度上げられるが
それでも、まだ付いて行けるか

ただ激坂終わる前当たりでお二人様から少し距離ができる
その後下り、緩斜面を挟むと
さらに距離は開く



ち、離されたか
と思うが、後続とはこの時点で距離離せてるし
この後我慢して踏んで行けばまだ追いつける目もある
と考えながら踏んで行く

しばらくするとNGWさんの背中だけが見える状態に

車坂優勝の方は先行したか

まぁ自分とは実力差かなりあるから仕方ない

とりあえずはNGWさんとの距離を詰めよう

そう思うが脚に力が入らなくなってきた

序盤で踏みすぎたのか?

そこまで無理はしたつもりはなかったがこの時点で相当キツい

マズいな…と思ってると
今度は両ふくらはぎに違和感

ヤバい…
このままだと間違い無く攣る

攣りそうな感覚に焦るが
ただ休みどころもないので、そのまま踏むしかない


しばらくすると踏めなくなる



ペースは落ち
同時スタートの選手にも抜かれ始める

途中、同じクラスの選手に後ろに付かれるが
そこで完全に攣る

脚が止まりそうになったので
「攣った!」
と言って後ろの選手に先行するよう促す

その選手は抜き際に「頑張って!」と声を掛けてくれたが
その時点で自分のレースは終了


攣った脚は一旦戻ったが
もう踏めるハズもない

もはや軽く回すことしかできない


もうどうしようもないな…


そう悟ってとりあえず完走を目指す

抜かれ際にゼッケンを確認するのだが

失速してから同じクラスの選手に抜かれ始めるまで結構なタイム差があった

あのままのペースで走れてたらな…と思ってしまうが
もうこればかりは仕方ない

その後後ろに気配を感じて振り向くとEさんの姿が

「脚攣った」と言い
ここが多分5位か6位くらいだと伝える

このまま進行すればEさんに入賞の可能性がある

「(入賞)入って!」とEさんの背中に言葉を掛ける




その後はサイクリング

レース中にこんなペースで走ったことないから変な気分になる

心拍も相当低い



良いのか悪いのか景色を楽しむ余裕すらあり
周りの絶景に「…おお!」などと小さく声を上げながら登って行く

手元タイムで1時間5分くらいになったところで
NGWさんはもうゴールしてるだろうな
とか思う



終盤になると下り区間に

恐れた通り風が強く
もはやタイムを縮めることに意味はないのでブレーキ掛けながら安全に下る



最後の登り返しだけは
なるべく踏んでゴール



1時間16分ほど

というかもはや何人に抜かされたか分からない

20番台とかそんくらいではなかろうか

ゴール地点でNGWさんと合流



後ろから抜かされはしなかったそうなので
まあ年代クラス優勝だろう、流石だ

と思って下山後にリザルト確認したら優勝は別の方で
思わず「マジで…!?」とひとり驚いた

Eさんには入賞してもらいたいと思っていたので
合流したのですぐにどうでしたと聞くと
2、3人に抜かれてしまったとのこと
うわ…それは微妙なラインだな…と思ったが
リザルト見ると惜しくも入賞ならず
もう少しだったのだが

下山は結構シンドイかった

かなり路面が荒れており
下る際にかなり気を使う
美ヶ原はかなりのビッグレースだと思うのだが
路面状況の悪さは数あるヒルクライムレースの中でも結構トップクラスだと思う

その後会場に戻り
NGWさんはクラス準優勝で表彰対象なので
記念撮影などもして差し上げようと思いスマホお借りして激写

Eさんも入賞だったら、
と思ったが惜しくも一歩及ばず
それでもビッグレースでシングル順位は流石である

ちなみに自分は年代別21位だった


UMPNも会場で見かけたので声を掛けた

リザルト見たらチャンピオンクラス6位だったので
おめでとうと言ったら
途中まで2位だったけどチェーン落ちしてしまったとのこと
いや、チェーン落ちして入賞てどういうことだ!とむしろ思った

十三峠での練習会にも誘ってくれたが
超速いリラックマの方(分かる人は分かる言い方)が居たりするし
そんな連中と一瞬に走ったら死ぬわ!と思ったので
「機会が有れば…」とお茶を濁しておいた

その後は大阪へ戻る



■まとめ

ということで終了しましたツールド美ヶ原

おそらく、過去イチ実力が発揮できなかった大会になったかと思います

富士ヒル以降、暑さのためかまったく踏めなくなっていて
これはどうかなぁ…とちょっと不安に思いながら参加した大会でしたが
まぁやはり駄目でした

もちろん暑さの為だけではなく
序盤に踏み過ぎていた、というのもあると思いますし
富士ヒル終わって少し体重増えてしまったのを
慌てて体重調整したので水分抜きすぎてミネラルバランス崩れて
攣りやすくなってしまったというのもあると思います

次戦は乗鞍スカイラインで
翌々週とまたもやあまり時間がないのですが
これ調整間に合うのかー??
と不安に思う一方で
まあ何とかしようと前向きに考えてる部分もあります

今回ご一緒したNGWさん
京都のMさん
神戸のKさんと
知ってる速い方が同じクラスで出られるので
不甲斐ない姿は見せられぬ!と
心地良い程度のプレッシャーはあり
楽しみではあります


それではお疲れ様でした

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