不調を愉しむ日々




不調だ。

今はちょっとあえて練習量を減らしているが、
それにしても強度を上げれない。
踏めないし集中力もすぐ切れる。



先日久しぶりに十三峠へ走りに行く。
一本目は強度高めにできるだけ速いタイムで、そのまま3本か4本登る。
と思いながら一本目スタートするも
まったく踏めない。

最初のヘアピンに到達した時点でタイム見るとなんと8分以上経過してる
(いつもは4分前後)

普段調子悪い時も「後からエンジン掛かる」ということはあるが
この時は
「あ、今日は完全にダメだ…」
と悟り、一本も登りきらずに途中で引き返す。

今日はもう帰ろう…
と帰宅しようとしたが、前ディレイラーがオカシイ。
変速できない。

ああ、もう何だよ、こんな時に…
と思いつつ近場の自転車屋を探して持ち込む。

修理の待ち時間で、周りを適当にウロついてたら
スマホを落としてしまい、画面が割れる。




割れた画面を見てると逆に笑えてくる


まったくなんて日だwwww

不調で、故障で、画面も割れる
悪いことが重なるとむしろ愉快になってくる




翌日
どこに走りに行こうかと悩む。
今の自分には十三峠はちょっとシンドイ。

気分転換にどこか別のところへと考え、葛城山へ走りに行くことに。

葛城山は最近ちょいちょい走りに行ってる。

登るルートは7つある
犬鳴山、蕎原、塔原、牛滝、神通、粉河、中尾の7ルート

ちなみにこの7つのルートを一日にすべて登ることを「七葛」と言い
大変頭のオカシイ方が挑戦されることがある(あ、褒めてます


今回自分が登ろうとしたのは塔原ルート


というか実は先日も塔原ルートを登りに行ったのだが
なぜか気が付けば牛滝ルートを登っていた
(途中で進路を間違えてしまったみたい)



なので今度こそはと塔原ルートを走りに行く

なぜか気が付けば蕎原ルートを登っていた



いや、決してわざとやっているのではなく
何か曲がらなくてイイところで道を曲がってしまったみたい

自分は曲がり道があると
「あ、なんかここ曲がった方が良いのかな…」
と思ってしまうという不思議な判断力を持っている


で、仕方なくそのまま蕎原ルートを登るのだが
かなりの激坂が延々と続く

うわ…今の自分にこの斜度はキツイぞ…


我慢しながら登り続けるが
疲労と暑さで力尽きて、途中で脚を付く

ハンドルに頭突っ伏せてその場で動けなくなる
ふふ…いよいよダメだなぁw
と苦笑い


山頂までは登るつもりだったが
一旦粉河ハイランドパークで休憩




休んでいると
大量にかいた汗が一気に冷えて
こんな季節だというのに寒気すら感じ始める

この状態で下りると寒くて死ぬ、と思い
身体温める目的でとりあえず山頂までえっちらおっちら登る


登ると少しは身体が温まりあらためて下山することに


で、この葛城山、
登るルートが7つあるということは下るルートも7つあるわけで、
まぁ大阪に帰るのだから犬鳴山、蕎原、塔原、牛滝、神通、の5ルートだけだが


下りやすいのは神通ルートだが
せっかくだし登り損ねた塔原ルートを下ってみるかと思う

次回登るときの下見になるだろうし
今度はルート間違わないようしっかり道も覚えて帰ろう


そして実際に塔原ルートを下って行く

下る際に斜度や路面状況等も確認する

荒れてもないし斜度はそこまでキツくないし、登りやすそうなコースだなぁ

そのまま帰るつもりだったが
こんくらいの斜度なら登るだけなら今の状態でもなんとかなるか…?
と思いはじめ、下ったらもう一回登ることに


まぁ登る前にいったん休憩しよう、と思い
下ってからどこか休憩できそうな店を探す

が、見当たらない

コンビニか、定食屋か、商店でも良いけど
どこか補給ができて休めるところはないか…

しばらくウロウロしてると
移動販売車が目に入る




そのまま通り過ぎようとしたが
お店の人に
「アイスありますよ~」
と声を掛けられる

一旦はスルーしたもののUターン
販売車のところまで戻る




看板見ると色んな種類のアイスがある

この暑さだしアイス食べようかと思ってたらあるメニューに目が留まる


「冷やしぜんざい」

そういうのもあるのか!


「あ、じゃあ冷やしぜんざいいただけますか?」

とそこで補給することに

お店は綺麗なお母さんと可愛らしい娘さんの二人でされてるみたい
(あ、いや、女性につられてその店に決めたワケじゃないですよ?)

こんな決して人通りが多いとは言えない場所で
しかもこんな炎天下の中でお客さんを待ち続けるとは
いやはや大変だろうに

「暑いし良かったら横のお店の中で休憩して」
とお母さんから有難いお言葉。

夜は横のお店で居酒屋を営業してるのかな

有難くお店の中で涼ませてもらう。




冷やしぜんざい

氷がフワフワで軽い口当たり。
ぜんざいに氷を浸しながら頬張る。
甘くて冷たくて、この時期にはなんとも嬉しい補給食。

食べながら世間話する。


普段は自転車乗ってる人は多く見かけるが、
なかなかお店に立ち寄ってもらえないらしい。

バイクラックまで用意されてるのだが
そのバイクラックを使用したのは
「あなたで二人目(笑)」
とのこと。


もったいないですねー。
こんな休憩するのにうってつけの場所で。
宣伝しときますわーココ。

と調子の良いこと言ったものの
特に教えることができる知り合いも居なかった。


ので、
せめてこのブログで宣伝しておこう

県道40号線を葛城山方面へ向かう途中
内畑町の交差点を少し横に入ったところで営業されてます。
日曜だけされてるみたい。



綺麗なお母さんと可愛い娘さんが店番してます。
近場の人は是非寄ってあげてください。



補給と休憩ができたので再出発。




あらためて塔原ルートを登り始める。

暑いし疲労も溜まってるしどうかなと思ったが、
むしろさっき登った時より踏めてるかも。

シンドイけど
シンドイなりに走れてる。

途中汗かきすぎて右太腿のかなりでかい筋肉を攣るが、
それでも何とかイナシながら今度は山頂まで登りきる。

強度もタイムも案外悪くない。


なんか久しぶりにちゃんと「登れた」気がする。
本調子とは程遠いのだろうが。

その後は神通ルートを下って帰路についた。





ところで
最近スプロケとチェーンを交換したのだが
トルクを掛けるとものすごく歯飛びする
おそらく新品のチェーンと古いチェーンリングが噛み合っていないのだろう
チェーンやギア周りの一部だけを交換すると起こりがちな現象

この場合の対処方法としては
「チェーンリングも新品に交換する」
というものがあるが

他にも方法はある

それは
「そのまま走り続ける」
という方法

走り続けてチェーンが程良く伸びてくれば
またリングとも自然と噛み合うようになる


走り続ければその内噛み合ってくる
身体の調子も同じなのかなと思う

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コメント

  1. y.s より:

    久しぶりのコメント失礼致します。
    主様はかなりの頻度で高負荷トレーニングをされていますが、フレームのへたり具合はどうですか?
    もし入れ替えを検討されているならば、候補など上げて貰えませんでしょうか?
    主様の機材記事も楽しみです。

    • yoshi より:

      y.sさま

      お久しぶりです!
      フレームですが、同じものにずっと乗り続けてるので正直ヘタってるのかどうか分かりません笑
      6年だかそれくらい経ってるので剛性落ちてそうなものですが、どうなんでしょうかね…
      新品の同じフレームと乗り比べたら分かるのかもしれませんが、まぁ踏めば進むので今のポンコツアルミで十分だと思ってます笑
      という感じでフレームに特に知識と拘りを持ってない人間なので、多分自分の次期フレーム候補は参考にならないと思いますが…
      一応候補上げてみますと

      ・caad10
      今のと同じフレームです。冗談ではなく割と本気です笑
      同じカラー、サイズのものがないかとちょくちょく某オークションで探しています

      ・キャニオン
      具体的にどのフレームというのはないですが、コスパ良いみたいですし、何か工業製品的な渋さがあって気になってるブランドです。

      ちなみにcaad13は候補に入っていません。
      最初は気になってたのですが実物見るとなにかアルミでエアロなのがシックリ来なかったので。
      いっそ素直にスーパーシックス買うか、もしくはカタ落ちで安くなってるcaad12買う方が良いかなと思ってます。
      そう言えばy.sさまもcaad検討されてるとのことでしたよね。

      まぁヒルクライムがメインの現状だと、トータルで見て重量は結構軽い方だと思うので、
      当面は「今のままでイイかな」とは思っています。
      ヒルクライムをやめたらエアロロードでも手を出してみるかな、とは考えています。

      • y.s より:

        返信ありがとうございます。caad10が相当気にいってるのですね笑。
        自分は、最近オリジナルのでカーボンフレームを販売してるショップを見つけまして、先日試乗してきました。現在の最有力候補ですね。