西粟倉ヒルクライム2019秋【参戦記】続




はい、ということで参加しました西粟倉ヒルクライム

前回の記事ではなんか大会の内容一切触れてなかったような気がしたので
あらためて投稿。



■会場

場所的にもっとコジンマリとした大会かと思ってたのだが(失礼すぎる)
結構人多い






出走リストにサイン
プロみたいだぜ!


今回のレース、自分達の年代は40人程度

さらにグループが一斉にスタートするマスドスタート
つまり着順がそのまま順位となる

分かりやすくて良い



今回の作戦だが、まぁいつも通りあるようなないような

というかコースの試走したことないし
動画などで予習もしてない

さらに距離、獲得標高すらちゃんと確認してない始末

分かってるのは上位の人等が25~26分程度のタイムということ
つまりもうそんくらいの時間走り続ければイイんだろというアバウトな考え
というか着順が順位なので他の選手の動き見ながら調整することになる
なので色々考えておくのはもうあんまり意味がない

あるとすれば、
序盤は緩斜面のようなので
集団について行く
というところくらい

斜度出てきたら自分のペースで走る
ラスト速い人が前居たら絶対追い付く
とかほんとにその程度の作戦

あと気にしてたのは
春・秋の合計タイムで総合順位が確定するので、
総合タイムを気にしている選手がタイム稼ぐために飛び出す
ということも考えられるかも、という点

まぁ極端な動きにはあまり振り回されずに
前半は集団で温存、後半から上げていく、
という基本スタイルでイイかと考え直す。



■スタート

なにやら雨が降っている。
まぁ天候はあまり気にしない。

マスドスタートなので後ろに整列する意味はあまりないので、
なるべく前の方に整列



後ろから2列目くらいで、
スタート後に飛び出す強豪の動きをチェックして対応できるので
自分的には良いポジション確保。



号砲とともにスタート


さっそく一人ものすごい勢いで飛び出す選手。

去年の大台ヶ原年代別、今年の吉野大峰年代別を獲ってる超強豪Aさんだ

春・秋の総合順位もあるし、いきなり逃げにいったのか

もちろんこのグループの大本命、というかまぁ1位は間違いない方なので
自分としては気にせず集団内に収まる。



集団で前半は温存。前には出ない。
徹底的に自分の原則を守っていこう。

ただ、集団も結構良いペースだ。
気を抜いたら千切れそうになる。



しばらく集団で走り続けるが
中盤、斜度が出てくると集団がバラけてくる。

やはりヒルクライムレースなので
登りの実力で前に行く選手、遅れる選手が分かれてくる。

自分はペースを守りながら走っていたので、
集団先頭には無理して付いて行かず(行けず)
ちょっと遅れる。

速い選手達とは結構距離が開く。

が、まぁ、まだ慌てる時間じゃない!

我慢してペース保ち続ければいずれ追いつけるだろう。


途中、ライバル(視を一方的にしている)Eさんをパス。
今年は負け越してるので、今日は一矢報いれるか。

その後徐々にペースを上げて先行していた選手達に徐々に追いつく。


すると逃げていたAさんともうお一人の背中が見える。
2人逃げの状態になっていたのか。

なんとか追いつきたい。



その後分岐を曲がり、おそらくここが3位か?という位置に。

あとは前の二人に追いつく。

そして何とか二人を捉える。



二人の背後につき、
ここで一瞬考える。


どうする?


二人はまだ自分に気付いてないだろう。


もしかすると
もうタイムはあまり気にせず、
この二人だけで着順を決めてしまおうと考えているのかもしれない。

今はまだ牽制中なのか

いや、二人だけで逃げ続けていたのだ、
もうそもそも体力は削られているかもしれない。



なら、このまま仕掛ける。



せっかく超強豪選手と競り合えるところにいるのだ。
後ろに付いて無難に機会を伺うだけじゃツマラン。



なのでそのままアタック。



このまま振り切れるならそれで良し。
ゴールまで逃げる。


が、二人とも付いてくる。


まぁそりゃそーだ。


一瞬ペース緩めるとそのままカウンターもらって
ふたりにまた先行される。



今度はそのまま二人の後ろに付く。


振り出しに。


さぁ、どーする。

というか、
どーするつもりだこの二人は。


カウンターの勢いでそのまま逃げるつもりかと思ったがそうではないのか。

というかやっぱりもう脚が無いのでは?

様子見というか、牽制のつもりで再び二人の前へ出る。

しばらく後ろを振り返りながら二人の様子を窺うが、
仕掛けてくる感じはない。


ならこちらが仕掛ける。


再度アタック


もう完全に引き離すつもりで踏む。


するとAさんは付いてくる。
もう一人の方は振り払えたか(結果この方が3位)


序盤からずっと逃げられていたので
もう脚が残ってないかと思っていたがそんなことはない。
思い違いも甚だしい。


Aさんとの一騎打ちに持ち込めたようではあるが、
ここからどうするか。


またペースを戻して
仕掛けどころを考えていると、
Aさんのクソ強烈なアタック。



あまりの爆発力に
思わず「マジか!」と声が漏れる。


が、ここで千切られるのもゴメンなので必死に追走。


なんとか、追いつく。


ていうか、何だよ今の恐ろしいアタックは…
とビビる。


アレまたやられたらちょっと無理だぞ。


またAさんの前に出るが
ペース抑え目で走りながらやはりまた考える。


このままのペースであちらの出方を窺うか。
どこかでまたこちらから仕掛けるか。


というか、あのアタックの後だ。
流石にもう脚残ってないだろ。


早めにこちらから仕掛ける作戦に。


斜度が緩んだところで最後のアタック。


終盤一旦斜度が緩む、
と聞いていたので、ゴールは近いはず。

このまま踏み続けて引き離して先着する。



全力で踏む。
が、付いてきてる。
離れない。

離れろ離れろ離れろ落ちろ落ちろ落ちろと思いながら必死に踏むが
まったく距離が開かない。

いや、この差を維持したままゴールまで踏み続ければ…
とも思うが、もうこの時点で厭な予感しかしない。


斜度が戻り、
残り200mの表示。

ラストのラストだ。耐えろ。



そこからAさんのダイナマイトみたいに強烈なスプリント。
マジで爆薬積んでるんじゃないかと思うスピードで抜き去られる。



負けたくない!と思って必死に踏むが、
距離は開くだけ。





2着。



ゴール後、
UターンしてきたAさんから「ありがとうございました」と声を掛けていただき、
お互い手を合わせる。

「お疲れさまでした」という言葉の後に
「強い」
と思ったまんまの言葉が漏れた。




今回の動画アップしています(↓上の2つ)
Aさんも上げられていますので(一番下の)
あわせて見ると終盤のそれぞれの動きが把握できてちょっと面白いです。






■ゴール後

コース脇の道に一旦待機。



というかこちら側の道が本来のダルガ峰のコース?


待機場所で3位だった方と少しお話させていただく。
本来はロードレース志向でヒルクライムに参加するのは久しぶりとのこと。
「登らないとダメですねぇ」
なんてことをおっしゃっていたが、
ヒルクライムの練習ほとんど無しで3位て…
恐ろしいわ…



果物いただく


その後下山。


下ってる最中、
「あークソ…」と言葉が漏れる。


負けた。
完全に力負け。


というか実は今までは
「負けた」
と思ったことが一度もない。

他の選手と終盤ギリギリの競り合いになってもなんとかなってきた。

ラストの競り合いはもう
我慢比べというか
最後まで脚を緩めない方が勝つという状況が大半だったので
極端な話「負けたくない」と思えば負けない。

実際今までは自分より実力ある選手にもそうやって気持ちで競り勝ってきた。


なので、どんな強豪相手でも
ラストの競り合いまで持ち込むことができれば
「負けないだろう」
と正直考えていた。


が、
今回は気持ちがどうとかいう次元の話ではなかった。


単純に力で負けた。


なにか割と接戦を演じたようなタイム差になっているが、
負けるべくして負けたというか、
現状の自分では多分どうやっても勝てなかっただろう。


そもそもの実力がまるで違うわけだし、
それにあの鬼のようなスプリントというクソ強いカードを持たれている。


自分の手札では、出す順番変えても、中身を多少強化しても、
あのカード一枚出されたらもう太刀打ちできない。


自分は終盤早めにアタック仕掛けたが、
それにきっちり付いて来られた上に、
さらに狙いすまして最後のあの鬼スプリントという超強力なカードを

はい、ドーーーン

と切られたワケで。


終盤「一騎打ちに持ってこれた」と思っていたが、
あの状況になってる時点ですでにもう「詰んで」いたと思う。


なので、完全敗北。


悔しいなぁと思いつつ下っていく。




■下山後

会場に戻ると表彰式まで待機。


クラス2位。

今までは
入賞?わーい。
という感じだったが、
今回は負かされての2位なので、
これまでと何か少し違う心境に。



西粟倉DE愛バーガー

美味しかった。



その後表彰式。



副賞はお米。

というか参加賞でも同じ米(サイズ小)をもらってる。


わぁ、新米のマトリョーシカやぁ



表彰式終わると、
ほんとはトレーニングも兼ねて自走で大阪まで帰るつもりだったが、
あいにくまだ雨が降っている。

なのでそのまま適当にコースもう一回走ったりしてトレーニングに。


TSS200くらい稼げたところで帰宅準備。


道の駅あわくらんどでご飯食べる。



ホルモン丼。
ごはん大盛が無料!
美味しかった。



牛肉コロッケとトビウオコロッケをさらに買い食い。



お腹が満たされたところで電車で帰る。雨は止んだ。



■まとめ

はい、ということで無事に終了しました西粟倉ヒルクライム秋

クラス2位という結果でしたが、
今までなかった敗北感、悔しさを覚える。


が、
帰りの電車の中、
あのクソ強烈なスプリントを思い出してると
何かニヤけてくるのです。


現状勝てないし、勝ち方もまったく分からない。




いや、こんなん楽しすぎる。




ヒルクライムって登り続けているようで
実は何かに堕ち続けているんじゃね?という気もしていて、
で、あればヒルクライムとは巨大な穴、深淵であり、
坂を登り続けるとは、実はその穴を探りながら潜っていく作業。
穴の底では山神や仙人などの魑魅魍魎がキャッキャウフフと宴を催しており、
自分もヒルクライムを続けていて、結構底に近づいて行ってるのかと思ったが、
そんなことはない。
自分はヒルクライムという深淵の、その縁にすら立っていなかった。
(ノリノリの文章過ぎる)


はい、
まったくもって謎のテンションですが、
要するにやはり自分がまったく届いていない場所、知らない場所があるようなので、
まぁそのことが楽しくて楽しくてしようがない、
ということです。



さて、次戦は本命レースの一つ大台ヶ原です。
目標はもうこの際「入賞」です。


それではお疲れさまでした。

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コメント

  1. 森山紘行 より:

    お疲れ様でした!
    いつもブログ楽しみにしています☆
    今回は当日のリザルトを見て参加出来てた事に安心しました笑
    Aさんの動画を見て僕からしたら異次元の闘いをされていて羨ましいです笑笑
    大台ヶ原は台風でどうなるか分かりませんが開催されれば最近十三峠14分台になったチームメイトが同じカテゴリーなので吉見さんと良い勝負されると思います。そこも楽しみにしています☆

    • yoshi より:

      森山さま

      ありがとうございます!お疲れ様でした!
      もうホント今回の目的の8割は「参加すること」だったので、無事会場に辿り着けた時は妙な達成感がありました(笑
      14分台!実は昨日十三峠走って自己ベスト更新はできたのですが、自分も目標としてる14分台には遠く及びませんでした…うーん、なんとか良い勝負ができるタイムを出せれば良いですが…
      台風は来ませんっ!(切実)

  2. シンタ より:

    ”レース”ができていて素晴らしいではないかい!

    今後も自分自身が納得できるように、頑張ってくらはい。

    大台ケ原は年間400日雨とかベルギーみたいなところなので、悪天候上等!
    ワイも後輪をスリップさせながらハァハァしてやります。

    • yoshi より:

      シンタさま

      >年間400日雨
      多い多いw
      天候は気になるところですが、もう自分は走れれば何でも良いです!
      安全に気をつけつつ頑張りましょう!