自転車乗りが走るフルマラソン【サブ4を目指して】⑧サブ4達成

本日フルマラソンに参加してきました。

タイトルにもある通りサブ4を目指してトレーニングしてきたわけですが、
さて結果はというと

サブ4達成しました。

記録は3時間59分0秒

あっぶねー…………。

いやいやいや、たとえギリギリのタイムだとしてもサブ4はサブ4です

見事当初の目標通りにサブ4を達成いたしました。

以下大会の様子を振り返り。

■参加大会

今回参加したのは、第40回大阪42.195kmフルマラソン大会という

「名前考えるのメンドくさかったん?」と思わず言いたくなる大会です。

去年も参加して(初フルマラソン)4時間30分と玉砕した大会です。

今回はそのリベンジでフルマラソン2回目の挑戦で今度こそサブ4達成したろうやないかというつもりでした。

この大会の特徴としましては延々長居公園内をグルグル回り続ける周回コースだということです。

同じ景色をずっと見続けることになるのでぶっちゃけツマラナイです。
ていうか苦痛です。

最初のうちはイイのですが、周回数が増え疲労が貯まってくると「もうこの景色は見たくない…」となります。

この世に「無間地獄」というものが存在するならばおそらくこの大会です。

ただ、メリットとしては「ほぼフラット」という点。
標高差が無い分、疲労が貯まりにくいですしペース配分も管理しやすいかと思います。

あと個人的に良いと思ってるのは同じ補給所を毎周回 利用できるという点です。
自分用の補給食・ドリンクを一カ所に置いておけば、大会中ずっと利用できるのです。

今回は自分もBCAAのドリンクを持ち込みました。

自転車乗りとして当然のように自転車用のドリンクボトルです。
ていうか普通に使い勝手良いですからね。

あと、この大会のハイライト、それは輪ゴムです。

周回コースですので、基本的には自分で今何周目かを把握しないといけません。
(最終的なゴールはもちろんタグ計測で分かるのですが)

そこで登場するのが輪ゴムです。

大会が大量の輪ゴムを用意してくれていまして、
周回分(12本)の輪ゴムを各自持って、周回時に一本ずつ捨てて周回数を把握してね、というシステムです。

12本もの輪ゴムを腕に付けるのですが、なんか見た目が異様なことになります。
あと地味に締め付けが痛いです。

それと、この輪ゴムがなかなか減らないのです。
一周ごとに一本減っていくのですが、腕に残ってる大量の輪ゴムを見て「うわ…まだこんなに残ってるのか」とゲンナリします。
ていうかパッと見、何本残ってるのか分かりません。

あまりに嫌気がさしてきて「ちょっと余分に捨ててしまおうかな…」とまるで無意味な誘惑に駆られます。

今回自分はGPS付きのサイクルウォッチを用意していて距離計測ができるので、この輪ゴムは付けませんでした。

ちなみにゼッケンを最初間違って背中側に付けていました。
(自転車のイベントだと背中に付けるので)

クセになってんだ、ゼッケン背中側に付けるの(キルアの声で

■予定ペース配分について(サブ4達成:240分以内)

前回の記事でも書きましたが、
30km付近までは5分20秒/kmのペースで貯金を作り(160分)
残りを6分30秒/kmペースで80分の残りタイムを消費していく、という作戦です。

一般的には前半抑えて、後半ペースアップする(ネガティブスプリットと言うそうです)のが良いとされてますが、
以前の記事でも書いたように、普段そこまで走って無い人間はどんなペースで走ろうと結局「30kmの壁」が来て、後半タレちゃうと思うんですよね。
これはそもそも「走る」という行為自体が身体に負担が掛かり続けるためだと思います。
だったら速めのペースで30kmの壁が訪れる前に貯金作っておいた方がお得じゃね?という発想です。

■じゃあ本番の走りはどんな感じだったのか

予定というモノは予定通りにいかないから予定というのです(?

では実際の本番のペースを1km毎に見ていきましょう。
(サイクルウォッチはラップのログが保存されるので本当に便利です)

1km~4kmまでは調子を整えるために意図的にペースを落とし
5kmから当初の予定通り5分20秒/kmペースで走るようにしました。
ただ、最初数キロペース抑えた分、途中でほんの少しペースを上げてマイナス分を補おうとしました。

30kmまで5分20秒/kmの予定だったのですが、
走ってて調子が良さそうだったので、30km以降を6分30秒/kmで走るという予定を止めにして、
28kmから早めにペースを落として、5分40~50秒で残りタイムに余裕を作っていくという作戦に切り替えました。

30km以降を6分30秒でギリギリ240分を狙うよりも、そちらの方が精神的にゆとりができるという考えでした。

32kmあたりできました。

「30km」の壁が。

知ってたわー、来るの知ってたわー。来る前から俺知ってたわー。

足が急激に重くなり、パフォーマンスが一気に下がりました。

36kmのラップでは7分01秒までペースが落ちました。

正直この時点で、精神的には折れかけてました。

「ていうかサブ4狙う意味あるか!?」
とか考え出す始末。

サブ4達成したら「MAVIC R-SYS SLR」を買うというご褒美を自ら決めていたのですが、それも諦めるのか?

「いや、サブ4達成できなくても俺もう買うし」

と完全にアカン奴になり下がっています。

があらためてここでの状況を確認すると
残り距離:約6km
残りタイム:約40分

ん?イケるのか……?

6分30秒ペースで走り続けることができれば、ギリギリ滑り込めます。

ここで何を考えたかというと、

考えることをやめました。

もう残りの距離だの時間だの一切考えず、走れる最大のペースでただただ走り続けよう。

思考を停止して足を交互に前に出し続けるだけのマシーンと化して走り続けました

で、
3時間59分0秒

本当にギリギリでした。

ゴールしたあとは体力も使い果たし、筋肉も動かすことができず、20分くらいイスから立ち上がることができませんでした。

頭の方は割とクリアなんですけど、多分肉体的には死んでいたと思います。

スタッフの人に「唇ヤバイ色してるけど大丈夫……?」と心配されました。

完全に大丈夫じゃなかったです。

あと今回の大会は気温がヤバかったです。

最高気温20℃です。

マラソンする気温じゃないですコレ。

周回毎の補給所ではタイムロスを承知の上で毎回必ず水分を取るようにしました。
ていうか水分補給怠っていたら多分倒れていたと思います。

ゴール後もかなりの水分を摂りましたが、
家に帰って体重計ったら4kg減ってました

痩せてまうわ。

■まとめ・今後

ということで当初の目標通りにサブ4を達成したわけですが、
今後マラソン大会に参加するかというと、

絶対に参加しません。

いや、ホント辛すぎるというか、他の参加者の方を見ながら

「なんでこんなものに自ら進んで参加するの?マゾなの?」と思っていました。

あと、マラソンに参加するにはそれなりにトレーニングが必要になってくると思いますし、
そうなると自転車乗る時間がなくなっちゃうし。

なので、今後はマラソン大会には参加しません。

自分は今まで通り週に1回の5kmのランニングを続けるだけで十分かなと思っています。

あと自転車乗りの方で、実は自分もサブ4達成してみたいんだけど、という方、
普段自転車で身体をある程度鍛えていれば、2ヶ月間それぞれ100km以上ランニングのトレーニングをすれば一応ギリギリ狙える。ということになるかと思います。
頭のオカシナ 物好きな方は挑戦してみてください。

では、これにて「自転車乗りが走るフルマラソン【サブ4を目指して】」は無事、です。

今後は自転車生活に戻り、今月の菰野ヒルクライムに向けてトレーニングを行っていきます。

■有言実行



もちろん注文したわ。

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