FTP、パワーウェイトレシオ、レース入賞の目安

 
 
FTP、
一時間持続できるパワーの平均値ですが、
その人の速さ・強さを測る重要な指標かと思いますが、
みなさんきちんと把握されてますでしょうか。
 
 
また、
パワーウェイトレシオ、体重当たりのパワーの割合ですが、
こちらも体重がタイムに直結するヒルクライムにおいては、
特に重要な要素になってきます。
 
 
 
で、自分のFTPですが、
実はまともに計測したことはありません。
 
過去に平地での20分走でFTPの推定値をテストしたこともありましたが、
個人的にはまったくアテにならないと思っています。
 
というのが現状やってるのがヒルクライムですので、
「登坂60分」のパワー平均値が
「平坦20分」から計測できるハズありません。
そもそも走る時間が違うし、平地と坂では使う筋肉も違います。
 
 
なので、自分のFTPに関してはかなり感覚的な把握をしていました。
 
 
今年6月に富士ヒルに参加した時ですが、
おそらくこの時点では
305W前後
だと自分で認識していました。
普段の峠での練習、他の参加レースでの実測値からすると、
おそらく、ほぼ合っている数値だと思っています。
 
 
で、この時の富士ヒルの目標が
ゴールドリング：1時間5分切り
だったわけですが、
このゴールドの達成目安が
パワーウェイトレシオ5倍
だと言われていました。
 
なので自分も5倍を目指して調整をして、
最終的に体重は61kgくらいで当日挑みましたので、
305w/61kg
でちょうど5倍でした。
 
 
実際のタイムが
1時間4分25秒
でしたので、
目安とされるPWRで目安とされるタイムがそのまま出た、
というとても分かりやすい結果になりました。
 
 
 
その後のFTPの推移ですが、
9月の大台ヶ原（年代別1位）に参加した時の
60分実走での平均値が
320w
でした。
 
スタート前にパワーメーターの校正もしましたが、
当日の気温が低めで少し数値が高めに誤差が出てる可能性もあります。
ただ、普段練習してる六甲山では
40分330w以上くらい出せるようになってましたので、
そこまで外れてない数値なのかとも思います。
 
なので、その320wを自分のFTP値と考えます。
今年の本命レース時の体重は
大体61kgくらいで挑んでましたので、
約5.25w/kg
となります。
 
 
約5.25倍
 
これが今年の自分の
ヒルクライムレース参加時のパワーウェイトレシオだと思います。
 
 
今年自分はヒルクライムレースで
ギリギリではありますが年代別の入賞・表彰台を狙える感じでした。
 
 
ですので、
ヒルクライムレースの年代別入賞・表彰台を狙えるパワーウェイトレシオの目安は、
5～5.3倍
くらいになるのではないかと思います。
（もちろん大会の規模にもよりますが）
 
 
 
さて、
トップクライマー達が競う世界、
富士ヒル、乗鞍などのチャンピオンクラスのトップを競う領域ですが、
こうしたトップの方々のPWRは
5.5～5.6倍
に全員落ち着くそうです。
 
なので、
上の数字がヒルクライムをやって行く上での
「到達点」
ということになるようです。
 
 
 
自分のFTPは320wくらいと言いましたが、
先日のツールドゆうの時はちょっと減量して
58.5kgまで体重を落としてました。
もしパワーがそのまま維持できていたとしたら
5.47倍
になります。（まぁレースは惨敗だったのですが）
 
 
そのFTPの数値も、
まだ上げれるんじゃないかと思っています。
正直、今の自分のトレーニングの仕方って実は結構ヌルいです。
 
平日のローラーとか、もうホント「回すだけ」で
高強度のトレーニングとかしてないですし、
インターバルトレーニングも一切してません。
 
それでもCTLは90後半～100前後くらいになります。
 
トレーニング方法をもう少し考えれば、
CTLもそこまで無理せず上げれると思いますし、
FTPもいくらか上げれると思います。
 
 
 
来年、どこまで強くなれるのか、
そして、レースではどこらへんを狙えるようになるのか、
とても楽しみです。
 
 
 
ところで、このブログでも前に言ったことですが、
このヒルクライムという競技に
「才能」
なんて存在しないと思います。
あっても誤差です。
練習こそがすべてだと思っています。
 
 
貧脚？剛脚？
そんな脚ありません。
 
 
「誰でも5倍は目指せる」
 
というのはやはり事実で、
しかもそんなに困難なことではないと思います、
 
 
ですが、
その「誰でも5倍は可能」という言葉に対して
 
 
ムリムリw
 
 
と言う人が世の中にいるようです。
 
 
 
やってから言え。
 
 
 
て思います。
やってから言ってください。