ちくさ高原ヒルクライム2018(Bクラス)【参戦記】

ということで参加してきました「第25回ちくさ高原ヒルクライム」

今回参加したのはBクラスです。

A、B、Cと3クラスあるのですが、
この大会のコースは前半は平坦、後半から本格的な登りという感じなのですが

Aはフルコース+登り区間
Bはフルコース一本のみ
Cは登り区間のみ

猛者さん達は大体Aコースに参加するみたいですが、
Aコースって一回走った所をもう一回走ることになるわけで、

いや、そんなん無理やし。

違うコースならまだしも同じ所を2回走るというのに個人的にあまり惹かれる部分がなかったので今回はBクラスでの参加にしました。

■前日
まさかの大阪からの自走で現地入りです。

レース前は疲労を貯めずに本番をフレッシュな状態で臨むように心がけているのですが、
今回はレースを含めて「トレーニング」という位置づけで考えているので、レースの結果はあまり求めずに前日の移動もトレーニングとして自走することにしました。

というか今回のちくさ高原ヒルクライムのコースは試走はもちろんしたことないですし、レース動画を一度見たきりで対策もほとんど考えていません。
なのでそもそもあまり結果を求める状態ではないというか。

で、朝早くに大阪を出発。
宿はあわくら温泉。

流石に移動だけで相当疲れたので、飯をたらふく食って、温泉で疲れを癒し、20時過ぎには就寝して体力回復につとめました。

■当日
あわくら温泉からちくさ高原までやはり自走で移動。

距離は10数kmくらいでしたが、結構登らされました。

ただ走った道が綺麗に舗装されてて走りやすくて良い道だなぁなんて思ってたのですが、
ここどうやらダルガ峰ヒルクライムのコースだったみたいです。
(ダルガ峰の「通常コース」ではなくて今年の「変更コース」だったみたいです)

つまり、ヒルクライムレースの前に別のヒルクライムレースのコースを一本走ってきたことになるわけで。

なるべく体力使わないようにユルユル走ったのですが、それでも結構シンドかったです。
来年はダルガ峰参加してみようかな。

で、やっと会場に到着。

結構な人数の参加者がすでに集まっています。

さてその後受付してスタート位置まで下っていきます。
今日は暖かかったから良いですが、天候によっては相当身体冷えるんじゃないかしらコレ。
(下った先のスタート地点で荷物を預かって受け付け会場まで上げてもらえます)

事前に見てた過去大会の参加人数からすると今回は結構多いように見えましたが、
実際に今までより人数多かったみたいです。
Bクラスは70人くらい。(DNSで結局67人だったみたいです)
例年は3位までが表彰のみだったのですが、
人数が増えたことにより今回は5位までが入賞の対象になるとのこと。

Aクラスの人達がスタートして10分後、
Bクラスの自分たちのスタートに。

■スタート
この大会は計測タグは用いずになんと手動計測

自分のスタート位置はなんか最前列に。

で、スタート。

さてこのコースは前半がほぼ平坦です。
自分は平坦が超苦手なのですが、
平坦の鉄則としてなるべく集団について走りたいところです。

最前列でのスタートでしたので、必然的に先頭付近に。

4人くらいのトレインができて進行して行きます。

が、相当ゆっくりなペースです。

こんなスピードで良いのか!?と思いつつ、
逆に自分としては願ってもない展開です。

平坦が超絶遅い自分にとっては、速いペースで進まれると途中絶対千切れます。
平坦でできた差は登りが始まっても恐らく挽回はできないでしょう。

なので自分でも付いて行くことができるまったりペースで平坦を走ってくれることは超有り難いです。
願わくば本格的な登りが開始するまでこのままのペースで走ってくれ。

最初は先頭の人がずっと牽いてくれてたのですが、ほどなく先頭交代。
その後自分も先頭に出て牽いたりしたのですが、
途中なぜか自分ともう一人の方だけの二人で先頭を牽く状態に。

後ろをチラッと見ると少しだけ距離開いて10数人くらいの集団がいます。

このまま二人だけで先頭走っててもうま味がないなと判断して、
ペース落として後ろに下がります。

そのまま集団の最後方に付くことに。

しばらくすると集団のペースが上がります。

が、もう無理して付いて行きません。
(「付いて行けない」という言い方が正しいですが)

おそらくそろそろ本格的な登りに入る頃です。
ここで無理しなくても、登りが始まれば追いつくことも可能でしょう。

というかこの時点ではおそらく自分は15位前後くらい。

今から後続に抜かれることはないでしょう。
(実力者がこの時点でそんな後ろに居るはず無いので)

つまり、15位以上が確定した状態からヒルクライムを始めれるワケで、
これはかなりのアドバンテージです。

まだまだ前にいる全員の背中が見えます。
挽回することはいくらでも可能。
これから何人抜くことができるかという展開です。

本格的な登りが始まると、淡々と自分のペースを刻みます。

他人との勝負ではなくあくまで自分との勝負。

他人より自分の方がヒルクライム能力が上ならば結果として抜くことができるし、
逆なら抜けない、というだけのシンプルな話です。

その後、何人かパスします。

ある程度進んだところで、結構離れた距離に2人の背中が見えます。

残りの距離からすると追いつけるかどうか微妙なところか……
というか流石に疲れてきた……

若干弱気になるもせっかくのレースです。
タレないよう集中力保ちます。

残り2kmの表示。

ここからさらに出力上げて行きます。

一人の背中が近づいてきました。

受付会場の横を通過。残りは1kmちょいか。

前の方にやっと追いつく。

ここから引き離して…
と思うが、この方がココでペースアップ。

ちょ!速ぇ!

まだそんな脚残ってたのか。てかこの局面でそんなパワー出せるのか。
自分はすでに最大限の力を出してましたので、流石に付いて行けません。

残念ながらココまでか…

半分諦めつつも、こちらもペースは落とさずに踏み続けます。

が、ゴール手前の斜度が緩んだところで、その方のペースが少し落ち着きます。

ココで行くしかねぇ!とスプリント。

なんとかその方をかわしてゴール前のパイロンに飛び込みます。

そしてゴール。

反則気味なタイミングでしたが、なんとか順位をひとつ上げることができました。
タイムはサイコン上では34分40秒。(実際のタイムは34分36秒)

■ゴール後

受付会場に戻るとすでにAクラスのリザルトが張り出されてました。

Bクラスとタイムが全然違います。
自分と1位の方で4分くらい差があります。

「実力差」というのはもちろんあると思いますが、
Bクラスは平坦部分がサイクリングペースでしたからね。
おそらくAクラスでは速いペースで進行したのでしょう。
平坦部分は参加者の色んな思惑が影響されるでしょうから、面白い部分ではあります。

さて、Bクラスのリザルトが張り出されました。

前の方に入れたとは思うのですが、どうでしょうか。

あ。

入賞しとる。

5位/67人。入賞です。

ラストのスプリントで入賞できたようですが、
なにか、こう、申し訳ない気分にも……

その後表彰式に。

今回はまったく期待していなかったのですが、前回の板鍋山に続き2度目の入賞です。

表彰式が終わると、ラスト競った方が話しかけてくださいました。
差されちゃいましたねぇと気さくな感じで声を掛けてくれました。

お話したところ、
ゴール手前の平坦でペース落ち着いたのは、
一度引き離した時点で自分が完全に千切れたものだと思われたからとのこと。
まぁ、実際離された時は自分も半分諦めたのですが。

ところで、入賞の副賞にポッカレモンをケースでもらったのですが、
これから自走で帰るのに、こんなもの持って帰れません。↓

なので、失礼ながらその方に押しつけて貰っていただきました。
(せっかくなので一本だけはいただきましたが)

ということでBクラスはレース終了。

Aクラスは2本目があるので、スタート地点へ移動。

自分も下山します。

■帰り

そうだね。自走だね。

大阪まで自走で帰ります。

これから160kmくらい走ります。

今回のレース参加はトレーニングというのが目的のひとつでしたからね。
疲れてはいますが頑張ってさらにTSS稼ぎます。

道の駅ちくさで腹ごしらえ。

唐揚げ定食800円。

姫路までは下り基調。姫路から大阪まではほぼ平坦。
流石に途中あまりの疲労で輪行ワープしたくなりましたが、
なんとか自宅まで走り切れました。

本日の走行データ(レース含む)

走行距離:205km
獲得標高:1900m
TSS:345

前日もTSS200以上稼いでましたから流石にしんどかったです。

■まとめ

はい、無事に終了しました「第25回ちくさ高原ヒルクライム」

運良く入賞という結果でしたが、
5位/67人ということですので、
上位10%達成。おまけで入賞が付いてきた、という感じです。

4戦連続上位10%なので、素直に嬉しいところです。

あとAクラスに参加してたら順位はかなり下がっていたと思います。
アホほど強豪選手が参戦してたみたいですからね。

今回は前半平坦、ラストもスプリントあり、と何だかロードレースみたいで今までのヒルクライムレースとは少し違う楽しさもありました。

さて、次戦はお楽しみ「熊野古道ヒルクライム」です。
長丁場で険しいかなり本格的なコースです。
レース後のおもてなしもスゴイ楽しみ。
1時間超のレースになりますので、本番までになるべく長時間の練習をしておきたいところです。

それではお疲れ様でした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする