ということで参加してきました「富士の国やまなし 第15回 Mt.富士ヒルクライム」
当初はDNSのつもりが、
前々日の夜に思い直して参加決意→急遽新幹線と宿を取り直して慌てて自転車整備・荷物準備というバタバタ進行でした。
では、前日から当日の様子を振り返っていきます。
ちなみに獲得リングは上の画像の色のものです。
■前日(移動)
現地までは大阪からの輪行なのですが、会場までの移動ルートがホント悩みました。
悩んだ末、採用したのが、
新大阪→三島まで新幹線で輪行
三島から会場まで自走
というルートです。
三島から会場である「富士麓北公園」までは距離にして50kmちょい。
前日に自走する場合は、疲労を貯めないように注意しないといけないところですが、
距離は50kmくらいなので、まぁユルユル移動すれば良いかと思っていたのですが、
そもそも富士麓北公園の標高が1000mちょい。
つまり結構登ります。
獲得標高はざっと1200mほど。
距離50kmを獲得標高1200mほど延々と登ることになります。
これ、地味に、結構、シンドかったです。
というか、宿に寄ったり周辺ウロチョロしたりで、
前日の獲得標高は1800mでした。
レース当日より登っています。
宿に着いた時点で脚が疲労でパンパンな状態。
これは完全に失敗でした。次回参加する時は移動時のルートは疲労をためないように調整しておく必要があるなと思いました。
さて、前日受付のために会場入りしましたが、流石日本一のヒルクライムイベント富士ヒルですね。
今までに見たこともない数の自転車乗りに、バイク、出展ブースでした。
イイですね。
お祭りって感じです。
ワクワクします。
受付を無事に済ませて
当日の整列場所、トイレの場所などをチェックなど必要なことを済ませ、
ほかの参加者の方のバイクを眺めたり、出展ブースを見て回ったり、富士宮やきそばや牛串食べたりと一通り楽しんで回って、その後宿に戻ります。
宿は山中湖に取りました。
山中湖は雰囲気も良くて、走ってても気持ちがよく、湖一周を走ってみたりもしました。(余計な疲労を蓄積させる作業)
夕飯は山梨名物の「ほうとう」
色んな具材が盛りだくさんで食べ応えありました。
美味しかったです。
さて、当日は6時から整列開始です。
早めの5時半くらいには到着していた方が良さそうです。
宿から会場までの移動時間は余裕を見て1時間半。
つまり宿を4時には出発しないといけません。
自分の場合、起床してからご飯食べてストレッチして荷物の準備してと出発まで2時間は時間が欲しいので、午前2時には起きないといけない計算に。
午前2時。
午前2時とか前日じゃないですか(当日です)
移動で疲労もたまっているので7時間くらいはしっかり寝たいところです。
つまり19時過ぎには寝ないといけません。
で、ご飯食べに行って銭湯にお風呂入りに行って、宿に戻った時点で21時過ぎ。
ね、寝なきゃ…
で、寝ようとするのですが寝れませんでした。
宿は山中湖の周りを通る道路沿いに位置しているのですが、車が通るたびにかなり五月蠅い音がします。
うつらうつらしても車が通るとその走行音で目が覚める、というのを何度も繰り返しました。
結局、浅い睡眠を数時間取れた程度。
目覚ましが鳴りだす前の午前2時前には諦めて起きました。
■当日(準備)
起床後は、ご飯を食べてストレッチしてトイレに行ってとゆっくり準備をしてるともう4時前になっていました。
そろそろ出発しようかと荷物を準備しますが、
ん?財布がない。
……。
財布がない。
財布が見当たりません。
リュックの中や部屋の中を隈なく探しましたがどこにもありません。
紛失したようです。
財布の中には
現金、クレジットカード、キャッシュカード、保険証、帰りの新幹線のチケット、家の鍵など必要なものすべてが入っていますので、紛失したとなると「詰み」です。
おうちに帰れなくなります。
マズイ。
どこやった。
最悪のケースはどこかの道端に落としてしまったという状況。
こうなるともう探しようがありません。
が、記憶をさかのぼってみると、前日夜に行った銭湯で置き忘れてきたのではないかという気がしてきました。
そういえば、風呂から上がって着替えるときに、鏡に映った自分の裸体に見惚れてしまって、財布をピックアップした記憶がありません。
たぶん間違いないな。
とりあえず銭湯に財布を置き忘れてないかを電話したいところですが、時刻は午前4時前。
電話がつながるハズがありません。
HPを見ると営業は午前10時からということ。
うん。どうしようもねーな。
どうしようもないので財布のことは一旦忘れることにしました。
レース終了後に下山してから対応を考えることにしました。
その後は本当に財布のことは忘れて、今日のレースのことを考えワクワクしながら会場へと向かいました。(我ながら良い性格をしている)
■当日(レース前)
会場に着くと、
当日の荷物を預け、自転車を整列位置に並べて、あとはスタートまで待機です。
なお、天気に関しては、かなり霧が濃い状態で、いつ雨が降り出してもおかしくない雲行きでしたが、
予報を見る限りは午前中に降り出したとしても小雨、本格的に降り出すとしたら午後からのようなので、レース中の天候に関しては特に気にはしていませんでした。
さて、準備を済ませると、自分は第11ウェーブでのスタートなので、1時間半以上は待機です。
スタートまでの間は、他の参加者のバイクを見て回ったり、トイレに行ったり、体育館のイスで休憩したりして時間をつぶしました。
そうこうするうちにいよいよスタート位置への移動時間となりました。
今回のレースの作戦ですが、基本的には「集団で走る」ということを考えていました。
富士ヒルのコースは序盤や途中に斜度がキツめの区間はあるものの、基本的には緩斜面ですので集団走行での恩恵がかなり大きくなるかと思います。
なので、いかに「集団を形成するか」が重要になってきます。
今回の富士ヒルは各ウェーブが5分間隔でのスタートです。
5分。
結構あります。
つまり、前のウェーブの速い集団には絶対に追いつけないし、逆に後ろのウェーブの人からも追いつかれない(仮に追いつかれたとしたらその時点で自分とは脚力が違いすぎる)。
なので、集団を作るなら基本的には同じウェーブ内ということになります。
さらにその際に重要になってくるのはウェーブでのスタート位置でしょう。
ひとつのウェーブは大体4~500人と結構な人数ですが、人気イベント富士ヒルの特性上、やはりそこには色んな脚力の人が居るワケです。
その中で自分と脚力が合う人を探して集団を作らないといけないのですが、
たまたま同じスタート位置でそうした人が周りに居れば良いのですが、
やはりここはウェーブの先頭付近でスタートするのが最善策かと思います。
近くの人で集団作れればそれで良し、ウェーブ後方からスタートして追いついた人と集団作っても良し、と最初から前方に位置した方が集団を作れる可能性はグッと高くなるはずです。
なので、ウェーブの前方に位置しようと考えていたのですが、失敗しました。
整列のタイミングを誤って、実際に位置したのはウェーブのほぼ真ん中。
うーん、マズったなぁと思っているうちにいよいよスタートに。
■レース本番
さぁ、ついにスタートです。
最初の1kmちょいはパレード走行です。
ここではもちろん無理せず脚を回しながら身体を温めていきます。
そして計測地点を通過。本番開始です。
最初の数kmは早速そこそこの斜度のある区間。
ここでは無理をせず調子を整えていくのが鉄則ですが、
あえて出力を高めに上げて行きます。
というのも、できるだけウェーブの先頭の方に追いつき、好タイムを狙う人達の集団に混ざりたかったためです。
あとは、このままハイペースで登っていき、途中で誰か付いてくるようであれば、そのままパックになって一緒に走れば良いとも思っていました。
で、早速自分の後ろに付いてきた人が。
おっけー、こうやって同じ脚力の人を拾って行って集団を形成していければと思いそのまま進みます。
ある程度たったころ後ろを振り返ると、
いない。
さっき後ろに付いた人の姿見えません。
どうやら途中から付いてきてなかったようです。
結局同じようなことを何度か繰り返すだけで、集団を作ることはまったくできませんでした。
もう、いいもん、ひとりで走るもん……
その後は本当にずっと一人で走ることになりました。
ただ、
当初聞いていた通り、富士ヒルのコースは基本緩斜面で、
あーここで集団で走れてたらかなり楽できるだろうなぁー
と何度も感じました。
結局その後、早いペースの人とはまったく合流できなかったので、ウェーブ前方に位置していた好タイム狙いの人達には追い付けなかったようです。
ウェーブ内でのスタート位置は次回参加時の課題となりました。
その後は一定の出力で回すことを心がけて走るようにしましたが、
緩斜面ではタイムを稼ぐために必要以上に踏んでしまい、変な感じのインターバル走みたいになってました。
タイムに関しては今回もはやゴールドを狙えるワケではないですし、狙ってもないのですが、
一応事前に各地点での「ゴールド到達目安タイム」はボンヤリと覚えておきました。
今自分の走ってるペースが「ゴールド到達目安タイム」の差と比較してどれくらいのタイムを狙えそうな位置にいるのかをザックリと把握するためです。
まず最初のチェックポイント
①一合目下駐車場:ゴールド目安タイム→12:00
実際のタイム→10:30
序盤は上述のように先頭に追い付くべく出力高めで走りましたので、ゴールド目安タイムからしても速いタイムになっています。
②樹海台駐車場:ゴールド目安タイム→30:00
実際のタイム→32:30
この時点でゴールド目安タイムよりプラス2分半です。
意外と悪くないペースかと思いつつ、この時点で1時間10分は切れそうかなという印象は持ってました。
が、ここからが目茶苦茶タレてしまったようです。
集団に乗ることもできずに、緩斜面で異様に踏む無意味なインターバル走を繰り返し、前日の獲得標高1800mオーバーの移動で疲労を貯め、満足に寝ることもできず、それらのツケが回ってきたようです。
一生懸命回してるつもりなのですが、サイコン見ると出力が一向に上がりません。
ちなみに
スタート~樹海台駐車場間の平均出力は286w
なのに対し
それ以降
樹海台駐車場~ゴール間の平均出力は252w
後半が完全にタレています。
サイコンに表示されてる平均出力がジリジリと下がり続けていく状況に歯痒い思いをしつつも、
それでもできる限りペダルを回し続けます。
③大沢駐車場:ゴールド目安タイム→49:00
実際のタイム→54:02
やはりペースが落ち続けているようです。
これ、1時間10分切るのも厳しいのでは…
いや、それどころかこのままタレ続けるとシルバーすらあやしい感じに。
19km~20kmのスプリット区間に入ります。
ここでは区間タイムを計測して表彰の対象にもなるようですが、
もはやタイムを稼ごうとは思いません。
ただ、上体を起こしてなるべく体力を使わないようにこの区間をやり過ごします。
スプリット区間を過ぎると太鼓の音が聞こえてきました。
ラストのチェックポイント奥庭駐車場に着いたようです。
④奥庭駐車場:ゴールド目安タイム→60:00
実際のタイム→67:42
もうシルバー獲得も黄色信号です……
ここからは平坦が数km続きます。
ゴール手前でかなりの斜度が待ち構えてるとのことですが、ここで温存してる場合でもないです。
平坦で体力を使い切り最後の登りは根性で登る!ともう半ばヤケになりながら脚をぶん回します。
平坦なので誰かの後ろに付けば楽なのでしょうが、もはや休んでる場合でもないです。
自分と同じくらいのペースの人が前を走ってても無理して追い越して行きました。
逆に自分の後ろに付いてくる人がいましたが、こちらももはや先頭交代してるような状況でもございません。
その人たちを引きちぎるつもりでペダルを回します。
そして平坦が終わり、ゴール手前の最後の登り。
ここは本当にキツかったです。
息も絶え絶えで泣き笑いみたいな表情でペダルを踏みました。
そしてゴール。
もう最後はホントゴールするだけで精いっぱいという感じでした。
で、タイムはというと
1時間13分42秒
ゴールドがどうのこうの言うレベルではなく、シルバーすらギリギリなタイムでした
その後は下山用荷物を受け取って着替えると、身体が冷えないうちにと思い早々と下山しました。
下山途中(2合目あたり?)でいよいよ雨が降ってきましたが、
道が綺麗に整備されているのでダウンヒルに関してはそんなには怖くはなかったです。
■下山後
下山用の防寒着は、夏用インナーの上に冬用インナー&ウィンドウブレーカー、レッグウォーマーとしっかり着込んだつもりでしたが、会場に戻ってきたときにはさすがに体が冷え切っていました。
計測バンドを返却するとタイムに応じてフィニッシャーリングがその場でもらえます。(以前は後日郵送だったみたいですね)
特に感慨もなく、死んだ魚のような目でシルバーリングを受け取ると、名物「吉田うどん」をいただきに行きます。
吉田うどん、アツアツです。
天かすをたっぷり乗せて、七味もどっさり入れます。
う、うまい…
冷え切った身体に染みわたります。
表情に出てしまってたのでしょう。
自分の顔を見たスタッフのおばちゃんが嬉しそうに
「うんうん、美味しいよねぇ~」
と笑っていました。
美味しかったです。本当に。
汁まで飲み干しましたが、食べ足りません。
もう一杯食べたいなと思いますが、お代わりは300円とのこと。
まぁ、せっかくだしおかわり頂きましょう。
えーと、お金お金……
あ……
財布。
財布を紛失していたことをやっと思い出しました。
てか財布ないままだと大阪に帰れないのによくも今まで忘れてたなと我ながら感心します。
確証はないのですが、おそらくは前日行った銭湯に置き忘れたような気がします。
時間的にはその銭湯も開いてるハズなので、とりあえずは電話して確認してみます。
まずは当日預けの荷物を体育館に取りに行き、携帯を回収。
早速その銭湯に電話します。
「あの~、そちらに財布の置き忘れないですかねぇ…」
「…お名前いただけますか?」
「●●です」
「少々お待ちくださいね」
あ、これ、あるパターンやな。
「中に入ってる保険証でお名前確認させてもらいました。ありますよ財布」
ほ。
無事発見です。これでおうちに帰れます。
今から取りに行きますーと言い、胸を撫でおろしますが、
実は悠長なことも言ってられません。
予約している新幹線の時間が迫っています。
帰りも行きと同じく三島駅発です。
出発時刻は14:00頃。
現在時刻は11時前。
三島駅までは自走ですので、駅についたら輪行の準備もあり、そもそもそんなに時間に余裕がありません。
その上、今回は財布を回収しに行かないといけないので、
会場から三島駅までの最短ルートから余計に大回りしないとならなくなりました。
距離は60kmほど。
出発まであと3時間。
普通に走れば間に合う行程ですが、レースで全力出し切った今の身体には少々キツイところです。
さらに決して時間的に余裕があるわけでもないので、道を間違ったり、パンクしたりと、何か問題が発生すればアウトです。
さぁ、おうちに無事帰るまでがヒルクラムレースです。
気合いを入れて、速攻財布を回収→三島駅に向かいましょう。
と、その前に吉田うどんのおかわりを。
下山用荷物に千円札を一枚忍ばせておいたので、300円払って2杯目の吉田うどんをいただきます。
汁まで飲み干し、いざ出発。
「次はゴールド取る」
そう思いながら富士ヒルの会場を後にしました。
■総括
↑会場を後にした後は、財布を回収し、途中で雨に本格的に降られてドロドロになりながらも新幹線の時刻までには三島駅に到着、無事におうちに帰ることができました。
さて、今回の富士ヒル参加の総括ですが、
楽しかったです。
富士ヒルという日本最大のヒルクライムイベントは会場の規模、出展ブース、目茶苦茶多い参加者など、やはり日頃味合うことができないお祭り感があって盛り上がりました。
時間的に余裕がないながらも、あれこれ名物を食べたり、周辺を散策したりと、観光という面でも楽しめました。(悪天候で肝心の富士山の姿をちゃんと拝むことはできませんでしたが)
あと、財布紛失して帰りもギリギリでバタバタだったのも、まぁそういうところも旅行の醍醐味というか、トラブルあったのも含めて非日常を楽しめました。
が、
肝心のレースのタイム。
ここに関してはまっったく納得いってません。
正直走る前は70分は切れると思っていましたし、
そして実際に走って「これは70分切れないとダメだろ」と思いました。
自分の脚力からすれば70分は切れるハズです。
70分切れなかった要因はやはり前日の過ごし方。
レース前日に1800m登ってはダメです。
ちゃんと睡眠を確保しないとダメです。
前日に疲労してしまったのが今回のタイムの原因であり、逆に疲労してない状態であれば70分切れる実力が今の自分にはあると思います。
今回のレースでの平均出力は268wでしたが、
身体がフレッシュな状態であれば280wは維持できたハズです。
なので、今後はレース前日の移動に関しては本当に慎重になろうと思います。
「極力自走はしない」ということにします。
ただ、富士ヒルの場合はどうしようか。
今度は御殿場まで輪行してそこから自走か。
それでも700mくらいは登ることになりそうだし。
うーん。ルートはまた調べておきましょう。
はい、ということで無事に終了しました富士ヒル2018。
今のところは来年も出ようかなとは思っています。
で、次回は本気でゴールド目指します。
さて、次の参加レースは7月1日開催の神河ヒルクライム。
第一回大会ということもあり未知な部分はありますが、とりあえずは今週末にでも試走に行ってこようかなと思います。
それではお疲れさまでした。