小豆島寒霞渓ヒルクライム2025【参戦記】




ということで参加してきました小豆島寒霞渓ヒルクライム

JBCF主催の第1回大会で
一般クラスも同時開催されました



■最近の調子

今年は珍しく「毎日乗る」を目標に練習しており
元旦から毎日練習を続けている

そのお陰かどうかは分からないが
先日、十三峠を走ると
人生三回目の13分台

長い距離はまだ走っていないとは言え
十三峠を13分台で走っておいて

「いやー調子あんまりっすわーー」

とは口が割けても言えまい


なので、調子は良いのだろう、と思う



■前日移動

舞台は小豆島の寒霞渓

移動はもちろんフェリーを使うことになる

フェリーは各地から出てるので選択肢は実は結構あるのだが
まあ最寄りの神戸港(三宮の近く)からのフェリーに乗ることに


朝8時の便で行くことに


神戸港までは大阪市から自走で行くので
片道二時間弱くらい

まだ寒い時期に早朝走るのはちょっと嫌だなぁと思いつつも早起きして移動

大阪市内はそんなにだったが
芦屋あたりから、いわゆる六甲おろしなのか
やけに風が冷たく大変つらい

神戸港に着くと
すでに乗船待ちの列ができており
遠くに自転車乗りも何人か見える

というか一人は見覚えがあるシルエットな気がする

手続きを済ませると
いざ乗船

で、乗り込もうとすると
先ほど見えた自転車乗りの一人はインフィニティのIWMTさんだった
横にいるのは同じくインフィニティのYMP
YMPとはこれまで話したことはなかったが、もちろん名前は知っていた




乗船すると
自分は500円の課金して有料の「のびのび座席」へ



正直、自由席との違いが分からないが
この席のメリットはお風呂に入れるというところ
(お風呂は本来有料)

で、早速フェリー内の浴場へと

かなり狭い浴室(3人でいっぱい)だったが
朝日を浴びながら流れる大海原を横目に入るお風呂は格別である



あとは船内でおうどんを食べたり
ぶらぶら散策をする

フェリーはとても楽しい


下船時刻が近付くと
IWMT、YMP両名と合流して雑談

下船した後は
てきとうに散策しながら時間をつぶそうと思っていたのだが
インフィニティの2人もどうやら自分と同じ土庄町で宿をとってるらしく
じゃあ一緒に行きません?
ということになりインフィニティ2名に拉致られる

フェリーが着いたのはまだ午前中で
宿のチェックインはお互い16時頃

結構時間あるし適当に回りながら行きますか、ということに


まずは
しょうゆソフトクリームを食べに行くことに
(小豆島は醤油が名産)



みたらし団子っぽい風味で美味しかった


次はYMPが
なんか魔女の宅急便の風車?みたいのがあって
そこがほうきに跨がって写真撮る名所になっている、というので
じゃあそこに行こうかとなり向かう



着くと
確かに風車があり
そこで大勢の人達がほうきに跨がって
飛び上がった瞬間に写真撮って
「飛んでる写真」をこぞって撮影している

ただ、この場所と
「ほうきで飛ぶ」写真との関連性がまったく分からない

まぁ一応写真撮っとく…?
みたいなノリでほうきを借りに行くが、すべて貸し出し中という状況

ん、いや、もうこれ写真撮らなくてよくないか…?
みたいに、なり

あ、じゃあ、もう行きますか……
みたいな感じでその場を去る


とりあえずもう土庄町向かいますかぁ
となり一旦は土庄町へ


そこで人気観光スポットである
エンジェルロードへ
(干潮時にだけ離れた小島と陸続きになるやつ)



着いたときにはすでに潮は満ちており
小島には渡れない状態

それでもなぜか大勢の観光客がタムロしており
自分達3人もなんとなくその場に居座り続ける
(特にすることもないのに)

結局その場で雑談してただけで
その後は、そろそろ何か食べようかとなり
そうめん屋さんで温かいそうめん(にゅうめん?)をいただく



YMPが前に来たときに
近くのお菓子屋さんで大判焼きを食べたというので
そこにも行って甘味を補給



そろそろよい時間かぁとなってお互いの宿へ行くことに


で、土庄港の近くに行くと
IWMTさんが、僕らの宿あそこですわー、と指さして言うのだが
見ると自分も同じ宿だった

なんだよ同じとこかよ!
と結局3人で宿にチェックイン

で、チェックインすると部屋も隣同士だった

いや、もうええてw



夕飯は2人は外に食べに行くとのことだったが
自分は外に出るのは寒いし
コンビニで買ってきて適当に済ませることにした



その後は前日あまり寝てなかったこともあり
20時過ぎには眠くなり就寝



■当日

5時過ぎくらいに目が覚める

あれ?なんかめっちゃ寝たぞ?
こんなに寝たのいつぶりだ?

そのお陰か身体の調子は良い気がする

日が出て明るくなると外へ散歩に


寒い


まだ冬の名残がある3月上旬
やはりまだまだ寒い

ただ、天気自体は快晴で
当日の最高気温は12℃くらいのようだが
これくらい日差しがあれば
体感気温はもっと高くなりそうだ

土庄港のまわりを散策



ヤドンがラッピングがされたフェリー




小豆島はからかい上手の高木さんの舞台らしく
いたるところに高木さんを見かける
ただ、
(もっと西片とセットにすべきでは)
とも思う


あと、小豆島ではいたるところに現代アートが置いてある



はいこれ絶対ラスボスより強いやーつ


歩いてるとごま油のような香ばしい良い匂いが漂ってる気がする



と思ったらホントに
ごま油工場が目の前にあった

10時前にインフィニティ2名と出発


2人が居るので会場までの経路もまったく自分では調べておらず
前を走りながらも
どこで曲がんの?そこ?
え?しばらくまっすぐ?
と頻繁に聞きつづける
(調べとけ)



会場に着くと受付

早速MORさんと会う

今回Aクラス(40才未満クラス)は
かなりの激戦区で
富士ヒルゴールド(相当)以上の実力者が8人くらい居る
MORさんもそのおひとり

その後ゼッケンを付けてたり準備してると
JBCFでの参加者達が下山してきた

今回はJBCFと一般クラスの併催で
JBCFは午前の部、一般クラスは午後の部と
完全に入れ替える形で開催された

MNBさんの姿が見えたので声を掛ける
MNBさんは今回からJBCFに参加なので
富士ヒルチャンプにも関わらずE3で参加
他の参加者が可哀想でならない

「どうでしたー?」と聞いたが
まあ優勝してる以外の選択肢がないので
「…タイムどうでした?」と聞き直す

自分としては今回25分台前半くらいを目標にしてたので
参考までに聞いてみた

すると「全然でした」と返ってきたので
あれ?調子イマイチだったのかな?と思ったが
実際のタイムは24分くらいとのこと

やっぱりくっそ速いやんけ!!
と思うが
まあ富士ヒルチャンプだからな…


615のFJIさんも居た
(E3でミネルヴァ所属)
チャンプに続いての二位でタイムも好成績
お見事

関学のTKHSさん(E1)もいたが
聞くと成績はあまりだったよう(いや全然速いのだが)
卒論とかで忙しかったみたい
まあもともとクソ強い人なんで
すぐに調子戻されるだろう

あとミトロングのHGSNさん(E1)や
UKYOレヴのYMNさん(E1)達とも話す

シーズン時期としてはまだまだ早く
調整もこれからの人達は多かっただろう


北九州から参戦されてきたWINGMANさん(一般A)とも一昨年のゆう振りに再会

彼は北九州近辺でのヒルクライム動画を上げられたりしてるのだが
とても良い動画で毎度楽しみに視聴させていただいている


それと昨年のゆうでも会ったNSOKさん(一般A)とも会う
彼も富士ヒルゴールド、乗鞍年代入賞などしておりバチクソ速い
のだが、最近は練習があまりできてないそうで、不安げな様子だった


そのゆうでの覇者MJMさんも広島から参戦(一般A)
MJMさんは今回のコースくらいの距離では
無類の強さを発揮されており
Aクラス優勝候補の筆頭であろう


そんな感じに知ってる実力者達がぞろぞろと集まっており
(自分はクラス違うが)Aクラスでの順位争いがとても楽しみだったりする

みなさんと雑談などしてると
スタート時刻が近づいてきたので移動


途中IWMTさんに
「今日はカメラ付けてないんですか?」
と言われ
「優勝するつもりなので付けてない」(意訳)
と返す

実際、調子は良いと思うし
自分の走りができれば大丈夫だとは思っていた
あとはどれくらいのタイムが出せるかな、というところ

が、結局この発言がフラグだった模様


スタート地点で
AxisのOKMRさんとお話する
Twitterやストラバなどフォローさせていただいており
かねてから存じ上げていたのだが
お話できたのは今回が初めて

もともと熊野古道で年代準優勝されるなどの猛者だが
昨年に大きなケガをされた

それでも執念で復活
そして大会参加まで復帰された
大変なご苦労もあっただろうが
その意志の強さには感服する



そうこうするうちにスタートが近づく

今年の一発目

良い走りができれば良いなと思う




■スタート

斜度がある場所からのスタートだったので
安全に前と少し距離をとってからクリートはめて動き始める

今回の考えとしては
優勝うんぬんはまあ置いておいて
周りは気にせず自分のペースで走りきろう
と思っていたので
序盤から踏み始める


しばらく後、先頭に追いつく
先頭の方はかなり良いペースで走られており
しばらくは並走


途中からは自分一人になったようなので
あくまで自分のペースで踏み続ける


10数分くらいあたりで
先導バイクから
「後続と40秒差」
と情報もらい

よしよし、このままペース上げるぞ
と踏んでいく

ただ、変速の調子がかなり悪く
ギアがかなりガチャついている

まあそこまで気にする必要もないだろうと気にせず走り続ける



20分くらいのところで
そろそろまた後続とのタイム差教えてもらいたいなぁ
とか思いながら踏んでたら


ガシャン!
という音とともにペダルから力が抜ける


うわ!チェーン落ちたか!?

と慌ててドライブ側に目を落とす

せっかく気持ち良く先頭走ってるのに
チェーン落ちでタイムを落としたくない



で、見ると
チェーンの両端がダランと垂れ下がってる




あー

チェーン落ちじゃなくて
チェーン切れたかー


なるほどー


チェーン切れね
なるほどなるほど

そういうパターンね




はいはい
なるほど




つまりこれは









オワタ








いや!これオワタやないか!





え!切れたん!?
チェーン!


走れないやん!

え!?
あと5分くらいよ!?
ゴールまで!


と、
頭の中でめまぐるしく思うものの




まーー

しゃーない!



こればかりはしょうがない

変速おかしいと思ってたのは
チェーンの問題だったか

歪んでたり亀裂入ってたんだろうな
まあ気が付かなかった自分が悪いわ


先導のバイクの方に
「チェーン切れです」
と言うと
「先頭選手、チェーン切れ」
と無線で伝達されてた


その後オフィシャルカーが来て
最後尾から回収車が来るとのこと


ただ、このまま自転車押してゴールまで歩けば
完走扱いにはなるという話だった


あー、だったら
歩けるとこまで歩くかぁとトボトボ歩きだす

片手に千切れたチェーンをブラブラ下げて歩いていたが

バイクの方がビニール袋をくださったので
それにチェーン入れて背中のポケットに突っ込む



ていうか
あと2kmくらいか…?

いや、これ
歩いて登りきるのなかなか大変だぞ…


歩きながら
先頭走ってただけに悔しい思いもわいてくるが

しゃーない!
これはしゃーない!

と自分に言い聞かせるように
ひとりぶつぶつ言いながら歩く



途中コース横で観戦してる人がおり
いや、なんか見たことある奴だぞw
と思ったらKNYN氏だった


彼は現在療養中で自転車競技はお休み中

今日は応援に岡山からきたようだ
一緒にTwitterでフォローさせてもらってるTRIICNさんがいらっしゃった
(ちゃんとご挨拶できず申し訳ないです…)


久しぶりに見たKNYNさんに
「なにしてんのw」
と言ったが
まあそれは向こうのセリフだったろう


チェーンが切れたことを説明すると

「記念に写真撮っておきますねw」
とKNYNさん

いやもう好きにしてw



で、そのときの写真↓



悲壮感パない

その後もトボトボ歩き続け
回収車に追いつかれることなく
なんとか完走


タイムは41分オーバー

20分自転車で走って
20分自分の足で歩いたことになる


歩いてゴールの計測ライン越えたときは
変な笑いが出た




■ゴール後

みなさま方にチェーンが切れたことを説明

IWMTさんが
「モゲたんですねww」
クッソ嬉しそうに言ってきた


うざwwww


いや、実際
最近なんか機材よくモゲるわ…


まあ、自分の結果はもうイイとして
気になってたAクラスの結果を周りから聞くことに

WINGMANさんは7位と入賞まであと一つだった
いや今回のメンツ見たらこれは素晴らしい順位
タイムもめちゃくちゃ速い
お見事


NSOKさんは
本来の実力からすると少し大人しめな成績
最近は練習あまりできてなかったみたいだから仕方ない
富士ヒル選抜で一緒に走れるようなので
きっとそれまでに調子戻してくれるだろう
(戻してね)


YMPはスタート前に今日の目標聞いたときは
「完走です」
とか言ってて
「ファンライドイベントちゃいますよ?」
とかやり取りしてたが
今日の順位は10位くらいだったとのこと

いや、ホンマに眠ってたんか?
はよ起きてください?
くそ強い人なんだから


IWMTさんはなんと4着だったとのこと
正直、今回のメンツだと
IWMTさんでも入賞落とす可能性もあると思っていたが
というか実際には
ネットタイム差で三位表彰台だった
お見事


1位はMJMさんかと思ってたが
なんと高校生が先着したとのこと

マジで…!?
と驚く

高校生とか若い子て
急に大会で上位取って行くパターンあって恐ろしい…



我々40以上クラスでは
OKMRさんが三位表彰台
不屈の精神で大ケガからのこの成績
お見事です


あと615のお二人が入賞されていたようで
615の勢いにあらためて感心する

そのうちのお一人は
ストラバでフォローさせてもらってるTNKさんだった

帰りのフェリー乗り場でお話させてもらったのだが
なんと昨日の夜行便のフェリーで来られて
ほとんど寝てなかったとのこと
そんな状況でよく入賞できましたね…と驚いた


その後、表彰式があるのだが
寒霞渓の雄大な景色をバックに行われ
ロケーションが抜群にイイ

さらにドローンで空中からの撮影なども行っていた

JBCF開催の大会は、表彰式もやはり豪華な感じがあって
「大会出てる」感あってとても良い

まあ、自分は今回関係ないですけど(泣)



で、自転車は相変わらずチェーンが無い状態なのだが
なんとか頑張ってフェリー乗り場まで移動

神戸港着いても、もはや自走はできないので
輪行の準備をする



いやー
チェーンないと輪行の準備が楽だわーー

で、帰りのフェリーに乗ると
お風呂入って汗を流す
(サウナまであった)

あと船内では
京都のコンチネンタルおばさんのHSMTさんとお話させてもらう
(前々から良いアイコンだと思っていた)


小豆島から神戸港までは
片道三時間ほどあるので
仕方なくビール飲みながら時間をつぶす
(仕方がない)

神戸港に着くと電車輪行で帰宅




■まとめ

ということで無事に(無事か?)
終わりました第一回小豆島寒霞渓ヒルクライム


結果としては上記の通り
機材トラブルで散々でしたが
まあ、これも自分の責任なので仕方ないと思います


大会としては
小豆島という観光地が開催地であり
寒霞渓の景色も素晴らしく
とても良い大会だと思いました

一般クラスの参加人数としては小規模でしたが
フェリーとかゴール地点の広さとか
そうしたもろもろのキャパシティを考えると
今回くらいの人数がちょうど良かったのかもなと思っています

是非来年も開催してもらいたいものです



また、道中をインフィニティの2人とご一緒させてもらい
普段ひとりで行動してる自分としてかなり珍しいパターンでしたが
IWMT、YMP両名のおかげで大変楽しく過ごせました
ありがとうございました



結果の方に話を戻すと
こんな感じではありましたが
調子自体はかなり良かったと思いますので
また次に向けてしっかり練習していこうと思います

むしろ、「こういこともあるんだな」
と良い思い出のひとつになりました


さて、次戦は伊吹山ヒルクライムです


同じ年代クラスでは
知り合いの強豪選手達も大勢集まると思うので
大変楽しみです


それではお疲れ様でした。

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