この日は朝起きてから妙に緊張していた
いつものように十三峠に走りに行くつもりなのだが
今日は13分台、いけるかもしれない
という思いがあった
天候としては自分が一番走りやすい気温であり
風向きもかなりの好条件
さらに体重も今期最軽量
先日、PR14分13秒出した時と
もろもろの条件を比較して
いけるかもしれない
いや、今日は間違いなく狙える
という思いが胸にあり
そう考えるとどうしようもなく緊張してくる
自宅を出て八尾に向かうのだが
調子自体もまっちがいなく良い
いや、だって
これで13分台狙えなきゃウソだぜ!?
そこまで思ってきた
セグメントスタート地点の大竹七丁目から
最寄りのコンビニでひと呼吸
ただ、緊張しまくっててなかなか出発できない
普段のレース以上に緊張している
しばらく後
覚悟を決めて出発
スタート地点の大竹七丁目交差点に着くと
そのまま全力で踏む
走りながらタイムを見るが
まず間違いなくPRは更新できると確信
終盤前の水飲み地蔵横でタイムを確認
自分が13分台を狙うための目標タイム内だった
あとは展望台まで走り切るだけ
ゴール地点を通過し
ラップボタンを押すが
手元タイムではかなり微妙なライン
これがストラバ上ではどうなるか
普段は自宅に帰ってからログをアップしているが
この時は流石にその場でアップした
どうだろ…
としばらく待つとアップロード完了
すぐにストラバで確認する
なんとか13分台を達成
画面を見た瞬間
めちゃくちゃ大きなため息が出た
できた
やっとできた
ロードバイクに乗り始めて
最初は十三峠を登り切ったこと自体に喜び
20分切れた時は「俺はなんて速いんだ」と思っていた
18分は無理かな
17分は、16分は、15分は、14分は…
そうやっておよそ10年間登り続けて
ようやく13分台に辿り着いた
ため息も出る
ただ、
本当は
自分は13分台を達成出来たら
泣いてしまうのではないか、と思っていた
が、
ため息は出るが、泣きはしなかった
というか
嬉しい
間違いなく嬉しいのだが
そうした感情とは別に
まだタイム縮めれたんじゃないか
とも思っている
いや、ていうか
後半タレたな
もっとラスト踏めただろ
つか、
これ絶対もっと速く走れるだろ
とか思ってきた
十三峠13分台は
自分の大きな目標では確かにあったのだが
別にこれがゴールではなかったか
なんだ、そうだったか
と自分自身に対して少し可笑しくなる
結局自分は
どこかに辿り着きたいのではなく
どこまで行けるかを知りたいだけなのか
と思う
ちなみに
今回のセグメントの順位だが
実は13分台達成と同時に
トップ10入りも目論んでいた
が、結果は
13位
ちっww
と胸の中で舌打ちした
ただ、
この「13」位というのは
ある意味で自分らしいか
とも思う
「十三峠で峠13が13分台で13位」
はいはいw
オチがついて良かったねw
と自分でほくそ笑む
ということで
長らく目標だった
十三峠13分台
無事に達成
ただ、結局は
これも通過点に過ぎなかったのだと思う
「峠」という字を見たまえ
山を
上って
下る
と書く
上って下ってを繰り返す
それが
峠という字の本質だ
終わりなんてないのだ
これから先も
今まで通りに
登り続けていくだけ、なのだと思う
TO BE CONTINUED TO
十三 峠13 分切り
コメント
十三峠13分台の達成おめでとうございます
ここ2~3年ひっそりと吉見さんのファンでした
吉見さんのように速くはないですがブログから
勇気とやる気をもらってました
今後も熱く走る吉見さんの活躍を応援しています
ぴーさま
ありがとうございます!
そのようなお言葉いただけるのは大変光栄です。
好き勝手に書いてるブログですが、
同じこの自転車趣味をやっている方に少しでもなにか前向きな気持ちを持っていただけるのであれば
書いてる本人としても、それはとてもとても嬉しいことです。
これからもお互い頑張っていきましょう!!