ということで参加してきました
箱根ヒルクライム2023
2020年に参加して以来なので2年振りの、
あれ?3年振りて言い方が正解なんですか?
分からん(どうでもいい)
■前日
会場は箱根というか実質小田原なのだが
距離のわりに移動がめっちゃ楽
というのが
新大阪から新幹線一本で行けるので乗り換えの手間もなく楽チン
なのだが
宿の予約をすっかり忘れてしまっており
予約取ろうとしたときにはすでに小田原の宿は埋まっていた
まぁ箱根の玄関口でそもそも観光客多いところだしなあー
しまったなーとか思ってたら
Twitter眺めてると「三島宿泊でもいける」
との有益な情報をいただく
確かに三島からでも当日の移動も時間全然掛からないようなので
実際に三島の宿を取る
当日は新幹線で三島まで移動
一旦宿に自転車などの荷物預けてから
受付会場の根府川駅まで東海道線で移動
土地勘の無い地域の電車乗るのはなにか緊張する
ヒルトン小田原で受付
受付すんだら
ちょっと観光していくかーと熱海へ
前から温泉街の熱海がなんとなく気になっており
この機会にとちょっと寄り道
熱海に着くと
海と山に挟まれた立体的な地形の中に
ホテル、飲食店、観光施設などがごちゃまぜに林立しており
なにか大変カオスな街だった
歴史と温泉街特有の俗っぽさと最近のコジャレた店がごちゃまぜになっており
なんとも形容し難い雰囲気が漂っている
整った街よりこういう混沌とした街が好みなので
散策するだけで大変楽しかった
その後三島に戻ると夕食へ
先日の志賀ヒルでは
前日に後悔するほど食べ過ぎて、
逆に本番調子良かったりしたので
それにあやかって、今回もガッツリ食べることに
三島駅近くの天丼屋さんに
「あなご丼」が人気らしいのでそれを注文
ご飯は大盛にしてもらった
届くと唖然
デカすぎるんよ……!!
ちょっとしたフードファイトかましながら
なんとか完食
美味しかった
宿に戻ると
あまりに腹パンパンに何もする気が起こらず九時には就寝
■当日
四時頃起床
朝食買いに近くのコンビニに
外に出ると
湿度高くて気温も涼しくはない
これはちょっとイヤか感じだなーと少し不安に
暑さが苦手な自分としては
レース時にあまり気温は高くなってもらいたくない
その後、6時過ぎに三島駅から電車で出発
早川駅まで輪行で移動
早川駅に着いて自転車組んでると
マイペースのHRIさんの姿が見えた気がするが
距離があったので声掛けれず
自転車組むとアップ代わりにそこらを適当に走る
実はこの前の週に風邪を引いてしまい
その後調子が戻せず、当日を迎えていた
なので「調子どうかいな…」と少し心配していたのだが
脚を回すと意外と悪くない
結果として風邪でちょうどよい休息を取れたくらいか?
あとは気温だなー
レーススタート時にあまり快晴で気温高くなってもらいたくはない
8時にスタート会場が解放されるので移動
高架の道路の上から住宅街見下ろすのが何となく面白い
その後広島のTKSMさんや
六甲朝練のFKZWさんやIWMTさんを発見してお話させてもらう
TKSMさんは50代クラスでの4連覇(現在三連覇中!)が掛かってる
IWMTさんも年代クラス優勝が狙える位置のハズだが
某鳥人間の方が居るようで
一筋縄ではいかなさそう
で、
自分はと言うと
もちろん「優勝」が目標ではあるが
他に速い方もいらっしゃるようだし
最近の調子とか当日の気温もあるので
まぁ「表彰台以上」というのが現実的な目標
この箱ヒル
スタート時刻がかなり遅く
(自分たちのクラスでスタートが9時50分)
遅くなれば遅くなるほど気温高くなってしまうので
本音として早くスタートして欲しい
ただ、意外と曇り空で
また風もそこそこ吹いており
体感気温はそこまで高くないのが救い
整列は「最後方」に陣取る
「後ろの方」ではなく
ガチの一番後ろ
前の選手から
もう不自然なほど距離開けて後ろに立つ
ここのコースは
のっけからそこそこの斜度でスタートして
その後も結構な激坂が続く
だからこの大会では
「レースにはならない」と自分は思っていたので
一番後ろからスタートして
終始単独走を決め込む
こっちの方が自分のペースで走れるし
何よりも着順も分かりやすい
そう思ったので最後方に位置した
スタート時刻が近付くと結構緊張してきた
この箱根は
自分の中では富士ヒル選抜クラスの布石と位置付けている
今年シルバーで来年の選抜クラスが絶望的となったが
この箱根で「良い順位」を取れれば
あるいは…
という思いは抱いていた
逆にここで落としてしまうと
おそらく選抜はいよいよ無理だろう
単純な「大会ひとつの順位」以上に
自分の中では大きな意味あいがある
どうなるか
■スタート
※今回車載カメラ付けてないのでレース中の画像ないです
スタート号砲とともに前の選手達がスタートしていくが
自分は動かない
前の選手が出てから
たっぷり50mくらいは距離を開けて
ようやくスタート
この距離で計測開始ラインまでに
効率良くスピードに乗せる
計測開始ラインを過ぎて
いきなり10%くらいの坂が続く
上ハンで踏みながら
右側から自分のペースで進行する
するとすぐに先頭集団付近に出た
先頭はかなりのスローペースで進行していたようだ
だが、それすらも自分には関係がない
さっさと先頭から抜け出し
あくまで自分のペースで走り続ける
そこまで無理したペースではないハズだが
ただ、どうだろ
今日の調子と気温がどう影響を及ぼすか
もしかすると
途中でペース落ちて後続に追い付かれるかもしれない
ただ、今の時点でそんな心配をしても仕方がない
あくまで今走れる全力で走りきるしかない
その後は自分のペースで走り続ける
もう、前のクラスの選手を追い抜く
ということしかないので
自分が速いペースで走れてるのかどうかがイマイチ分からないのだが
ここはもう自分の感覚を信じて踏み続けるしかない
途中でサイコンを見るとまだ18分くらい
まだ半分も走ってないが
もうかなり体力的にキツイ
これはもつか…?
と不安になりながらも踏み続ける
30分過ぎて後ろを見ると
同じクラスのゼッケンの選手が見えた
もうかなり近い
後ろから追い付かれた、という状況なので
心理的にはかなりツライ
というか
なかば「もう厳しいか…」と弱気にはなっている
ただ、それでも追い付かれたくない一心で踏み続ける
終盤手前の下りに差し掛かる
この時点で限界に近い
下りで少し脚は休めつつ
それでも抜かれたくないので踏む
ただ、登り返しでいよいよ捉えられる
ここまでか…!
とは思うが
自分は今回かなり後方からスタートしている
抜かれたとしても
そこまで距離差ができなければ
まだネットタイムで十分勝ちを拾える
あとは先行する選手の背中を必死に追う
こっちがキツけりゃ向こうもキツイはずだ!
と思い込み
残された体力振り絞ってなんとか踏み続ける
が、いよいよゴール直前の最後の登りとなったところで
脚が限界を迎える
先行する選手と少しずつ距離ができ
これ以上離されたらマズい!
と思ったところで脚が完全に終わる
終わった…
あとは何とか食いしばってゴール
ダメだ…
この距離差では負けたわ…
二位か
■ゴール後
ゴール後は満身創痍
脚はもう動かないし
心肺も追い込み過ぎてフラフラ
先着したSRISさんとういう方にも
「負けました」と
お声を掛けた
一緒にいらっしゃってた方とお話すると
実は直近でTwitterフォローさせてもらったSGKNさんだった
「ん!?あ、SGKNさんですか!?」
とびっくり
というかTwitterで
「こんなん誰も拾わんだろ…」て思って書いたネタを
SGKNさんが拾ってくださって喜んでいた、という経緯がある
SGKNさんは惜しくも表彰台にもう一歩の4位だった模様
その後は
「2位かぁ…」と少し凹みつつ
ただ、一応は表彰台ではあるようなので
「ま、まぁ合格点ではあるか…」
と自分で自分を励ましつつそこらへんウロウロ
気温はなんだかんだ高かく
汗も大量にかいていたようで喉が渇いて仕方がない
自販機で500mlのペットボトル飲料を買って
2本イッキ飲み
あとは売店で使える300円の金券が今回の参加賞であったので
タイヤキを買う
一応は表彰の対象だろうし
表彰式の場所はどこだろうなぁと周辺をフラフラ
するとリザルト掲載ページのQRコードが
会場の車に貼ってあるのを発見
まぁ一応確認しとくか…
とスマホでスキャン
むしろ
一位の方とタイム差ほとんどなかったら嫌だなぁ…
どうせ2位ならタイム差思いっきりある方が諦めもつくというもの
リザルト画面を確認すると
一番上に自分の名前
数秒間くらいちゃんと認識ができず
…………ん!?
あれ!?オレ一位!?
と時間差で心底驚く
もう本当に1%も1位の可能性無いと思っていたので
ネタでもなんでもなく、ただただ驚いた
いや、確かにかなり後方からスタートしたのだが
そんなにスタート時のアドバンテージあったのか…?
結果として1位だったことはもちろん嬉しいのだが
ゴールは2着だったワケだし
なにか、こう、変な後ろめたさみたいなものを感じる
これは素直に喜んでよいのか……
気が付くと表彰式が始まっていたので
表彰台の近くに移動しておく
するとTKSMさんがいらっしゃったので聞くと
惜しくも2位だったとのこと
で、その1位だったのが
TKSMさんの傍にいらっしゃった
変態クライマーことSTOさん
あー!この方が変態クライマーさんだったのか!w
と有名人にお会いできて感動する
STOさんとお話させていただくのだが
めちゃくちゃ面白いお方w
あと、STOさんとTKSMさんがめっちゃ仲良くてなんかほっこりするw
というかお二人とも50代クラスなのだが
おそろしいことに40代1位の自分より
今回圧倒的にタイムが速い
そんな化け物お二人が無邪気にワイワイお話されており
「怖いわこの二人www」
と横でおそろしさに震える
615のIWMTさんもいらっしゃる
IWMTさんは20代クラスで優勝狙えると思っていたが
今回は惜しくも準優勝
ということは鳥人間の方が1位か?
と思ったら別の方とのこと
え?誰?
IWMTさん負かす人とか他に居たの??
と聞くと
すぐ傍にいらっしゃった茨城のMSDさんという方だった
後からちょっと調べてみると(ストーキング行為)
MSDさんは今年の乗鞍でもしっかりシングル順位の好成績
(IWMTさんは6位入賞)
うーむ、20代クラスは速い人がどんどん出てきて熾烈だなぁ
あと、20代3位の鳥人間のFKHRさんもいらっしゃったので
お話しさせてもらった
FKHRさんとは実は去年のちくさでご一緒させてもらっており
(順位はFKHRさんが自分より一個上だった)
というかヒルクライム界隈でも
鳥人間のパイロットの人達はやはり有名なので
自分は前からお話しさせてもらいたいと思っていた
あと、どうでもよいのだが
今回なんとIWMTさんは
前日の受付会場であるヒルトン小田原に宿泊したようで
Twitterで上げられていた部屋の写真見ると
もう明らかに異次元なレベルの豪華さ
「いや、あそこめっちゃ高いんじゃ…」
とおそるおそる聞くと
「一泊8万円くらい」とのこと
それ聞いて
お、お、お大尽さまがおるーーーー!!!!
と泡拭いてその場で倒れた(白目剥きながら
その後、表彰式
前回の志賀高原ヒルクライムでは表彰式がなかったので
まぁ、してもらえるのはやはり嬉しい
自分たちのクラスの表彰式になり
表彰台に立つが
先に言ったように
2着ゴールのネットタイムでの1位なので
なにか、居心地の悪さを感じる
まぁそれでも1位は1位!
と割り切り胸を張って表彰状を受け取る
表彰終わると下山するのだが
この大会はコースの自動車道とは別に
他の道路通っての自主下山もOKとなっている
IWMTさんは椿ラインを下って帰るとのこと
自分は芦ノ湖の方に寄り道もしたかったので
芦ノ湖経由で国道1号線を通って三島側へと降りることにした
本コース(ターンパイク)で小田原方面へ
椿ラインで熱海方面へ
国道一号で三島方面へ
と3方向で自由に帰れるのは何気にすごい便利な立地だと思う
皆さんともお別れして帰路に
一旦は元箱根、芦ノ湖方面へと向かう
2020年にも箱ヒルは参加して
その時に箱根観光もしたのだが
箱根の関所に行ってなかったので、今回行ってみることに
関所の入口付近でウロウロしてると
受付の方が「自転車も押して入れるよー」と声掛けてくださり
そのまま関所を通過
その後箱根周辺を散策したかったのだが
予約してた新幹線の時間もあるので
国道一号を通って三島へ向かう
国道一号線は意外と道幅が狭くて
路面も少し荒れてたりしたので
そこまで危険性はないものの、やはり注意しながら下る必要はあるかなと思った
あとは道中、
旧東海道と並行していたりするので
旧跡や当時を偲ばせる石畳の道があったりして
寄り道などしても楽しめそう(時間無くて今回はほぼスルー)
その後は無事に三島駅に辿り着き
輪行で大阪へと帰る
(レース後はいつも居酒屋と化す新幹線)
■まとめ
ということで無事に終わりました箱根ヒルクライム2023
当初の目標は最低表彰台、できれば優勝
と思ってましたので
なんとかかんとか年代別1位を手にすることができて
ホッとしています
それと
今回の大会も色々な方とお話できて大変楽しかったです
気がつけば
色んな地方の、色んな年代の方々とお話させていただく機会があり
なーんか変な趣味の世界だよなぁw
と思ったりもします
実際、自分がこの趣味を始めたときは
ただのひとりで、知り合いなど誰も居なかったワケですし
そう考えると、
今のような状況はとても不思議でとても有難いことだと感じたりします
大会の結果の話に戻すと
今回は年代別1位という結果で
上にも書きましたが
この箱根ヒルクライムは
来年の「富士ヒル選抜クラス」を視野に入れての参戦でした
今回の富士ヒルはシルバーで
もしこれ以降、大会で目立った戦績を残せなければ
来年の選抜クラス入りの可能性はゼロだったかと思います
ただ、今年の富士ヒル失敗後も
決して来年の選抜クラスは諦めておらず
つがいけ:年代別3位
美ヶ原:年代別3位
志賀高原:年代別1位
と暑さや不調にあえぎながらも
なんとか結果を積み重ねることができ
そして今回も
箱根:年代別1位
という結果を残すことができました
特に今回の箱根は
どうやら富士ヒル選抜ともかかわりの深い
「クライムジャパンシリーズ」の2023年の加盟大会だったらしく
ここで年代1位を取ることができたのは
かなり大きかったのではないかと思います
逆に言えば
そのクライムジャパンシリーズの箱根で
不甲斐ない成績であったなら
選抜クラスはいよいよ難しかったかと思います
上記の成績で「選抜クラスが確実」とはもちろんまだ言えないですが
それでも富士ヒル失敗以降、
「できるかぎりのことをしてきた」
そうした自負は少なからずありますので
あとは来年の富士ヒルエントリー時に
「選抜クラスを希望」欄に
チェックを入れて結果を待つだけ、ということになります
ただ、「選抜クラス」も最終的な目標ではなく
あくまでも自分の目標は
「富士ヒル プラチナ」ですので
選抜クラスもその目標のための手段でしかありません
何度も失敗し
辿り着ける気配すらない
というのが自分の現状ですが
それでも
諦めるつもりは
さらさらございませんけど?wwww
というのが自分の性根であり
そういう自分の生意気な部分は自分自身けっこう気に入っており
「まぁ見ててやるからせいぜい足掻けやw」
とか自分に対して思ったりします
さて、次戦は大星山ヒルクライムです
JBCFも同時開催されますが
自分はもちろん一般の方です
地元山口県の大会で
実家からも近い街での開催なので
遠征というよりは「里帰り」みたいな感覚があります
某所(KNYN氏)からの情報によると
強豪選手が参加するかも、とのことなので大変楽しみです
それではお疲れ様でした。