ということで参加してきました熊野古道ヒルクライム
…え?「いまさらかよ!」ですって?
いや、ほら、
書きかけてたの放置するのもモッタイナイかなって…
ということで当日の振り返り
今まで参加してきた大会の中でもかなりお気に入りのひとつ
2018年以来の参加です
■前日移動
会場は和歌山県那智勝浦町
大阪からなのですぐ隣の県のハズなのだが
和歌山県南部への移動はなにか異様に遠い
車でもそうだし
自分の場合は電車移動なのだが
大阪市内から特急一本で移動できるのは楽なのではあるが
片道4時間以上かかる
新幹線で東京に行く方がよっぽど近い
で、今回もどうやって行こうかなぁ
車借りて行くのも結局運転面倒くさいし
特急で行くのは楽ではあるが何か面白くない
そう思いながらネット見てると
「きのくに線サイクルトレイン」なるものを見る
和歌山御坊から新宮まで
自転車をそのまま電車に積んで移動できるらしい
お、これ面白そうじゃん
どうせ時間掛かるならこれ利用してみるか
そう思い、今回はサイクルトレインを使って移動することに
サイクルトレインとして利用できるのは御坊駅からなので
そこまではどうにかして移動しないといけない
で、当日は大阪市内から和歌山市まで
いつものように電車で輪行
和歌山市から御坊駅までは自走
60kmほどの行程を走って御坊駅に到着
駅の係員さんに
「あのー、サイクルトレイン利用したいんですけど…」
と言うと
「そのまま自転車押してホームに行ってください」
とのこと
実際にジャージ姿のまま
自転車持ってホームに
駅のホームに自分の自転車があることに違和感を覚える
電車が着くとそのまま乗り込むのだが
「サイクルトレイン」と言いつつ
中身はロングシートの普通列車
電車内に自転車ごと乗るが
どのように席に着いたらよいか分からん
車掌さんに
「あの、これ、どうしたら…」
と聞くと
「そのまま自転車持ってロングシートの席に座ってください」
いや、これ、めっちゃ他の乗客の邪魔になるんじゃ…
と気になる
車両後ろに車いすスペースがあったので
「あそこに置いても良いですか…?」と聞くと
了承してもらえたので、自転車はとりあえず車いすスペースに置くことに
自転車の固定用にゴム紐を用意しておけとHPに書いてあったので
使い古しのチューブを持ってきておいた
それでとりあえず自転車を縛って固定
で、自分は普通にシートに座る
電車の中に自転車を裸のまま置くのはなにか後ろめたさを感じるが
まぁ便利なのは間違いない
そのまま紀伊田辺駅まで行くが
接続する次の電車が来るまで少し時間がある
このまま待っても良いのだが
地図見ると数個先の白浜駅までは10kmくらいの距離
だったら白浜までは自走するか
そう思い、自転車持って電車を降りて
そのまま白浜駅まで移動
あ、これすごい楽
輪行だと
自転車組みなおす手間があるが
今回のようなサイクルトレインの場合は
電車降りてすぐに自転車で走れる
そして目的の駅に着いたら、やはりそのまま自転車ごと乗れる
自走と電車移動を気軽に切り替えられる
もしかするとこれがサイクルトレインの一番の利点かも
10kmほど走って白浜駅に到着
ここからは特急くろしおに乗るつもりだったのだが
時間見ると普通列車の方が先に発車して勝浦にも先に着く
なら各駅停車で行くかと
事前に買っておいた特急券は窓口で払い戻ししてもらい
普通列車のサイクルトレインに乗る
会場最寄りの那智駅で下車
降りるとすぐに自転車に跨り会場へ
なるほど、サイクルトレイン結構便利だったわ
会場着くと受付すます
例年であればパンフレットに出走リスト書いてあったと思うのだが
早速開けて見てみるとリストが乗っていない
うわ、他の参加者確認したかったのに…
今回はNGWさんが参加されるか非常に気になっていた
昨年は富士ヒル年代別を獲り
今年は乗鞍の年代別も獲ってしまわれた
おそらく自分たちの年代クラスで最も速い方の一人
今年は車坂峠、美ヶ原、乗鞍スカイラインでご一緒しているが
最初の車坂だけコンマ差で先着できたものの
それ以降は惨敗
というか乗鞍スカイラインの時にその走りを見ながら
「あ、今はもう勝てないわ」
と実力差を痛感した
と言いつつも
やはり今年最後に一矢報いたいところではあるので
この熊野古道で一緒に走ることができれば…と思っていた
なので
参加者リスト見てまっさきにNGWさんの所在を確認したかったのだが
うーん、残念だ
そう思いたたずんでいると
受付してる人の後ろ姿に既視感
あ、居た!
「NGWさん!」
と後姿に声を掛けると
やっぱりご本人だった
色々とお話しさせてもらうが
NGWさんも参加者リストが無いものだから
他にどんな強者が今回居るのか気にされていた
ただ、現状
自分たちの年代でNGWさんに勝てる人はそう居ない
この熊野古道に参加するであろう
近畿・東海圏内であればなおさらだ
なので年代優勝候補は間違いなくNGWさんだと思っていた
その後ひとしきりお話しさせてもらい
明日はよろしくお願いします、と別れる
宿にチェックインすると
バイクにゼッケンプレートを取り付ける
この大会の魅力のひとつが
この格好いいゼッケンプレートだと思っている
以前この大会用にプレートのホルダーを購入したのだが
今回は持ってくるのを忘れてしまった
残念
その後は勝浦の漁港周辺をブラブラしたり
温泉に入りにいったりする
最近
レース前日の夕飯は
コンビニとかスーパーで適当に済ますことが多いのだが
勝浦に来たのだからせっかくだしマグロを食べたい
ということでマグロ丼を食べる
美味しかった
その後早めに就寝
■当日
3時過ぎにくらいに起床
コンビニに朝飯買いに行ったり
お風呂入って身体を温めたりする
5時過ぎくらい
まだ時間としては早いがアップがてら
早めに出発するかと宿のロビーにいると
ストラバでフォローさせていただいているKAZさんに声を掛けていただく
初対面だったのだがバイクを見て自分だと気づかれたとのこと
色々お話しさせていただき
志賀高原ヒルクライムに参加された時のお写真を見させてもらい
あまりの絶景に来年は出ようと決意
その後会場へ移動
会場到着後は
アップがてらにコースの途中までを走ってみる
今回は例年のフルコースではなく
までの短縮ルート
自分で25分くらいであろう短期決戦
あらためて走ってみると
かなりの緩斜面
緩斜面が苦手な自分としてはこれは結構キツイ
相性の悪さは感じながらも
まぁ時間分全力で脚を回すだけだとも思う
会場に戻ると
早速NGWさんと合流
お話ししたり荷物預けに行ったりしてると
ふいに声を掛けられる
ん?誰だ?
と思ったらなぜかEさんが居る
なんで居るんですかwww
と驚く
いや、熊野古道出るとか一言も言ってなかったやん!
先日神河で一緒だった時も
自分が「熊野古道とか参加しないですか?」
とふってみても
「いやー遠いんで」
とか言ってて、
じゃあ次に一緒になるのはツールドゆうですねぇとか会話してたのに
なんでしれっと参加してるんだw
まぁ神河でも調子良かったみたいだし
他のメンツしだいだろうが、確かにEさんなら年代別表彰台は狙えるのでは
そうこうしてると開会式が始まる
熊野古道の恒例
地元キナンの選手がゲストライダーとして参加してくれる
この熊野古道ヒルクライムの魅力の一つが
キナンのプロ選手と一緒に走れるというところだろう
参加者のサポートとして走られる選手がいる一方で
優勝狙ってガチで走ってくれる選手も居る
こうした経験はなかなかできないものだし
これは本大会の醍醐味のひとつであろう
さてぼちぼち整列が開始
自分たちも第一出走グループの場所に移動
すると
チーム右京レブのジャージの方がいらっしゃったので声を掛ける
チーム右京レブのYMNさん
お名前は大会のリザルトなどで何度も拝見したことがある
かなりの強豪選手
先週のちくさヒルクライムでもBクラスで表彰台に立たれている
お住まいはこの近くらしく
この熊野古道は言うなれば地元大会
練習でも何度もこのコースは走られているようで
目標は総合優勝とかなりモチベーションが高いご様子
色々とお話しさせていただき
他に強豪選手はいるかどうかも尋ねてみると
一緒にいらっしゃったSZKさんという方が相当速いとのこと
今年の富士ヒルではゴールドおよび年代入賞も獲ってるとのこと
というか今年自分が出た大会でも
お名前は結構見た気がする
NGWさんに
強豪選手が事前にマークできて良かったですねw
なんて言っていたが
実際にこの時一緒に居たNGWさんYMNさんSZKさん自分が
結局総合1~4位に並ぶことになる
もちろん他にも強豪選手は居るだろう
広島のTKSMさんのお姿もあったし
TKSMさんもメチャクチャ速くて
先日の西粟倉では自分よりもはるかに速いタイムだった
その後スタート地点へ移動
キナンの選手も一緒にスタートし
例年はキナンの選手が先頭作ってペースを爆上げする
いきなり振るい落とされるのは勘弁なので
スタート直後は慎重に対応せねばならない
■スタート
前方付近からスタート
なるべく早めに先頭付近に移動して…
と思っているとNGWさんが早速前方へ移動
流石積極的に動かれるなぁと思い
自分もそれに追随
先頭付近に移動し
まぁしばらくはここで様子見を…
なんて思ってるとNGWさんはさらに前へ
今年は車坂、美ヶ原、スカイラインと結構ご一緒させていただいてるが
NGWさんは自らガンガン前へと出られるタイプで
見ていて本当にカッコイイ
そのまま先頭付近まで一気に出られる
マジで男前すぎる
自分はというとそこまで前に出ることはできないので
2、3列目くらいで走り続ける
先頭ではYMNさんがペースを作っている
その果敢な姿に
この大会は自分が獲るというモチベーションの高さが見える
前方は
キナンの花田選手、NGWさん、YMNさん
自分も置いて行かれないように走るが
コーナーの立ち上がりで3人が加速
一気に距離を離される
そのペースアップはキツイ!
遅れながら自分も必死に追う
そのまま追い続けるが差が縮まらない
そうしてると自分の前に別のキナン選手が出る
その後ろにはSZKさん
一旦は自分もその後ろについて
このパックで先頭3人を追うか
花田選手NGWさんYMNさんの3人を
キナンの選手(新城選手?)SZKさん自分の3人が追走
キナンの選手が引いてくれてたので
このまま先頭3人にブリッジ掛けてくれるかなと他力本願な期待を抱いていたが
なかなか差が縮まらない
もう自分で行くしかねぇ!
と覚悟を決めて
コーナーのイン側から加速して先頭に出て
前方の3人を追いかける
結構距離があるが
ここで追いついておかなきゃそのまま終わる!
と思い必死に踏む
自分の後ろにはSZKさんもきっちり付いてきた
そのまま踏んでなんとか前3人を吸収
なんとか追いついたぁ…
と安堵するが、この時点で結構体力を消耗してしまった
ブリッジは成功したが代償でかい
ただ、ちょっと話逸れるが
後日キナンが大会のレポートをアップされてて
そこでの写真に自分も写っていた
なかなか格好いい写真で
「頑張った甲斐があった…!」
なんてことを思っている
さて、その後コーナーに差し掛かると
またも他4人がペースアップ
ここで自分はあえなくドロップ
4人の背中を必死に追うが
距離は次第に開いていく
まだ残りの距離は結構残っているが
いかんせん緩斜面のコースなので
もう前の4人に追いつくのは厳しいか…
それでも何とか追いつこうと必死に踏み続ける
しばらくすると前の背中はまったく見えなくなる
キツイな
もうあとは我慢しながらゴールまでこの順位を保つしかない
途中で後ろを振り返ると
TKSMさんの姿が見える
うお、やべぇ…!
と必死に逃げ続ける
その後は
誰かがドロップしてくることを若干期待しながらペースを保つが
やはり誰も落ちてくることはなく
そのまま残りの距離を消化してゴールまで単独
ゴール後はすでに先着してる4人が談笑している
おそらくかなりタイム差がついてしまっただろう
聞くとYMNさんが優勝とのこと
タイムを聞いてもかなり速い
地元大会で見事総合優勝を獲られたことになる
素晴らしい
総合2位はNGWさんでもちろん年代優勝
3位がSZKさん
で、自分がかなり離されての
総合4位&年代2位
今年負け越してたNGWさんに
最後に一矢報いたかったが、まったく歯が立たなかった
序盤から
自ら前へと積極的に出られる走りで
力量差を見せつけられる形になってしまった
くやしい
来年はなんとかこの差を埋めたいところだが
その後、割とすぐにEさんがゴールしてくる
あれ?
自分の後ろはTKSMさんだと思っていたが
聞くとしばらくTKSMさんと一緒だったと言う
振り返った時は気が付かなったがTKSMさんの後ろに隠れていたか
Eさんはこのグループの5着で
年代別でも1着
後続の出走グループも控えているが
それでもタイム自体はかなり良いし
これは年代1位行ったのでは
「年代1位獲れたんじゃないですか?」
「そうですね多分」
みたいな会話をしていたが
なんと後続グループで二人もさらに速い人が居たようで
結局年代3位だった
ただ好タイムだし
調子はかなり上げれていたのだろう。流石だ
その後は
下山待機場所まで移動
皆さんとお話などする
そこでBNJMNさんに声を掛けていただく
BNJMNさんは
OGAさんやfukuさんMEDさんなどが参加されてる六甲朝練のメンバーで
日々六甲山を登って練習されている
そして最近めちゃくちゃお速い
六甲山逆瀬川ルートを38分台で登られる
六甲朝練の方々は
皆さま切磋琢磨されててドンドン速くなられてるので
自分もストラバのログなど拝見させてもらいながらいつも刺激をもらっている
BNJMNさんとは一度十三峠でスライドしたことがあったが
お話させてもらうのは今回が初めて
ただ、ストラバとかTwitterとかでもやり取りさせてもらうことがあったので
どうにも初対面という感じがしない
若狭ヒルクライムでは年代優勝されてたので
この熊野古道でも好成績を取られるだろうと思っていたので
「どうでしたか?」とお聞きしたが
目標タイムに届かず、結果はあまり芳しくなかったらしい
まぁ実力者であってもそういうことはあるだろうと思いあまり深追いはせず
が、あとからリザルト見たらしっかり年代2位
「いや!やっぱり好成績じゃないですか!」
と思ったがご自身の目標からするとやはり思った通りの結果ではなかったのだろう
(ちなみにその年代の優勝者はTKSMさんだった)
下山後は会場に戻ってリザルト確認
結局自分は年代二位
NGWさんの背中が遠い
副賞はお醤油セット
熊野古道ヒルクライム名物のおもてなし
めはり寿司とマグロの刺身
例年であればもう何品が付いてくるのだが
まだ今年は感染対策で色々縮小しての開催だったからであろう
その後は地味に白浜まで自走して帰る
南紀海岸沿いの道は本当に景色が素晴らしいので
風景を楽しみながら走る
白浜から特急くろしお乗って輪行で大阪へ
車内で一杯できるのは輪行の良い所
■まとめ
ということで無事に終了しました熊野古道ヒルクライム
今回はショートコースで
さらに会場の都合などで規模を縮小しての開催だったのでしょうが
それでもやはりこの大会はかなりお気に入りです
レース・おもてなし・行き帰りの移動などすべて大変楽しめました
関西圏ではかなりオススメの大会です
この後にツールドゆうに出場もしましたので
その時の記事もまたあらためて書きます
それではお疲れさまでした。