山口県内を自転車で回ってきました
実家は山口県で
高校生まではずっと県内に住んでいて
まぁ「地元」ということになるのですが
案外、山口をアチコチ旅行したことがあるかと言えばそんなこともなく
有名な観光地も意外と一度も行ったことがない、という場所も少なくありません
または、行ったのが幼少期で、あまり現地の記憶がない、ということもあり
今回、実家に帰ったついでに色々と自転車で走ってきました
実家が山口県岩国市なのでそこからスタート
旅程としては
当初は一泊二日で400kmちょっとを走る予定でしたが
そうなると一日に走らないといけない距離が200kmくらいになり
ゆっくりと観光する余裕もなさそうだったので
直前で二泊三日に変更
逆に回る箇所を増やしたりして
一日150kmくらいを観光しながらまったり走る、という工程にしました
まずは国道二号線を西に向かいます
徳山(周南市)に到着
海側には工場群が立ち並んでいます
いわゆる「瀬戸内工業地域」の一端を担う周南コンビナートです
一時「工場萌え」というものが流行りましたが
この徳山~新南陽あたりのコンビナート群も
工場風景としてかなり人気の場所になっています
さながら剝き出しの内臓のように
機能性だけを追求した工場・施設が犇めき合って立ち並び
煙突から吐かれる煙が人類の生命活動の息吹のようで力強くとても頼もしい
夜景もとても綺麗だそうです(まだ夜に見たことはないです)
田舎道を走ります
山口県内のガードレールはかなり多くの部分がオレンジ色(黄色)になっています
これは昭和38年に山口県で国体が行われた際に
その景観対策の一環としてオレンジ色に塗装されたようです
山口県の特産品のひとつ「みかん」の色をイメージしてるそうです
他県の人は山口県のみかんは印象そんなにないかと思いますが
実はわりと生産されています
どうでも良いですが
エヴァの劇中で、ミサトさんの部屋の中に「山口みかん」の箱が置いてます
あと、山口の有名なお酒「獺祭」をミサトさんが飲んでいます
監督の庵野氏、およびキャラデザ・漫画版作者の貞本義行氏が山口県出身のためだと思います
エヴァ内には結構「山口ネタ」があります
途中ポプラで休憩
中国地方のコンビニと言えばポプラかと思います
(店舗数自体は少ないですが)
ポプラの弁当は、容器にオカズだけが入っており
レジで温かい炊き立てのご飯をよそってくれます
「ポプ弁」と言われます
秋芳洞の入り口に寄り道
国内最大規模の鍾乳洞です
子供の時に行ったきりで、もう一度入ってみたかったですが
流石にクリート付きシューズでは洞窟内で滑って死にそうなので
やめておきました
あと、ずっと「しゅうほうどう」と読んでいましたが
正式には「あきよしどう」と読むそうです
県内の人も結構「しゅうほうどう」と言ったりしてるのですが
吉田松陰ポテトチップ
山口県は明治維新の長州藩の流れを汲んでますでの
いまだに政治家を多く輩出しています
初代総理大臣の伊藤博文をはじめ2代前の安倍さんなど
8名の歴代首相が山口県出身であり、この人数は各都道府県の中でトップだそうです
というかこの「総理大臣が多い」というのは山口県民のアイデンティティのひとつになってます
(わりとマジです)
初日のメイン「秋吉台」に到着
カルスト台地が目の前に広がります
秋吉台は自転車ロードレースのコースにもなっていますので
自転車乗りにとっては結構有名な場所ではないでしょうか
「カルストロード」という
秋吉台を縦に走る道を走っていきます
開放感のあるカルスト台地を視界いっぱいに走れますので
走ってていて大変気持ちの良い場所でした
秋吉台は日本三大カルスト台地のひとつだそうです
愛媛・高知の県境にある「四国カルスト」も以前走ったことがありますが
あそこもとても素晴らしい場所でした
当日は長門市に一泊する予定でしたので
秋吉台を通過するとそのまま北上して長門市に向かうつもりだったのですが
途中で道を間違えたらしく少しUターンしてしまうことになりました
しまったな、と思いましたが
あらためて地図を見てみると
逆に以前から行ってみたかったスポットの近くに来ていることが分かりましたので
そこに寄り道することにしました
別府弁天池
池には鮮やかなエメラルドグリーン色の水が湧いています
秋吉台のカルスト台地特有のカルシウムが溶け出してこのような色になるそうです
その後はあらためて長門市へ
途中、長門湯本という温泉地を通過
実は初めて来たのですが
かなり大きな温泉街でびっくりしました
県内にこんな規模の温泉街があったとは
山口県の山陰側(日本海側)の長門市に到着
今日はここで一泊
翌日は日本海側を舐めるように走って西へと向かいます
(長くなったので2日目は記事分けます)