ということで参加してきました第32回ちくさ高原ヒルクライム
いつもはBクラス(コース一本のみ)での参加でしたが
今回はAクラス(フルコース+登りのみの2本制)で参加しました
一応はこれが今年の最終戦ということになります
■移動
いつもであれば
前日に近場で宿泊→自走で受付会場まで登る
ということをしているのだが
今回は何しろ天気が微妙そう
大会当日の天気予報を見ると
レーススタート時には雨は止んでいそうな感じはするのだが
早朝は雨が降っている確率が高い
いつも通り自走で受付会場に行くとなると
道中、雨に濡れながら走ることになるだろう
スタート前からこれは厳しい
また予報ではレース中は降水確率はいくらか低いが
何しろ山の天気なのでアテにはならない
というか、多分降る気がする
今回は2ヒート制のAクラスでの参加
一本登った後、また二本目スタートまで待機しておかないとならない
この時雨に濡れて凍えながら待つなんてことは避けたい
ということで今回はおとなしく車で移動
当日の朝、会場に向かう際もやっぱり雨が降っている
今回は車で良かったな…
と胸を撫でおろしつつ
また、ちくさに参加するときは何故かおおむねパンク被害にあっている
会場まで自走で向かう際にパンクしたことがあったし
レース後に自走で大阪に戻る際もパンクが頻発したりと
その点、車の移動であればそのパンクのリスクがない
車は自走と違って気楽だな
と思いつつ会場へ向かう
会場に着くもやはり雨が降り続けてる
気温もかなり低い
レース開始までに本当に雨は止むのだろうか…
と気を揉みつつ待機
受付会場はゴール地点付近なので
スタート地点までは自走で下らないといけない
雨に濡れながら下るのもかなりツライ
受付してバイクのセッティングもしてスタート時間を待つのだが
雨が止みそうな気配はまったくない
どうしようかと、悩んでいたが
もう早めにスタート地点まで下っておくことにした
どうせ待ってても雨は止まないだろうし
気温は山頂よりも、下ったスタート地点の方がいくらか温かいだろう
下るまでがツライが
一旦早めに下ってしまって、下でアップして身体を温めようと判断
その後、雨に濡れながら慎重に下山
スタート地点よりもさらに下って
また登り直してアップにする
が、走ってて
「今日はだめだ」
と思う
この時、心拍センサーを付け忘れてたので
数値では把握できなかったのだが
明らかに心拍が上がっていない
普段、レース前のアップなどは
調子が良い時は150bpm以上にすっと上がる(自分の最大心拍は180くらい)
強度も心拍もすんなり上げることができて
大体が「脚もよく回る」という感覚がある
が、この日はダメ
心拍計がないので正確には分からないがおそらく120bpmくらいまでしか上がっていない
回す脚も重い
「バッドデイ」というワケではないが
多分、寒さのせいだろう
自分は極端な気温がかなり苦手
気温10度前後以下の寒い時
気温25度以上の暑い時
など、一気にパフォーマンスが落ちる
この日は雨が降り続けて
さらにかなりの向かい風
気温自体は10度前後はあるかもしれないが
体感気温はもっと低い
自分の身体も冷え切ってて
必死に脚を回すがなかなか身体が温まらない
筋肉と心臓との血液の循環がまったく働いていない
レースが始まれば徐々に身体が温まり
レース中に調子が戻るという可能性もあるが
ちくさのコースは序盤が緩斜面
スタート後から高強度を強制されるのは目に見えている
今日の自分では絶対に付いていけないと確信する
もともと緩斜面は苦手だし
また今回の参加者もそうとう猛者が多い
残念ながら今日は順位はまったく望めないな
と諦める
まぁ今年最後のレースだし
できる限りは足掻いてみよう
スタート地点に移動するとバイクを置いて
着替えたりして準備
荷物は受付会場まで運んでもらえるので
運営さんの車に載せる
とかしてるとスタート時刻が近づく
開始ダッシュに付いていくことはできないとしても
スタート時に最前列付近には居た方が良いだろうと
前付近に整列しようと思う
で、バイクを持って移動しようとするが
バイクを見て違和感
あ…
と思いバイクに近づく
前輪がパンクしてる
アップしてる最中にパンクしてしまっていたか
スタートまではもう数分
ダメだ…
もう何しても間に合わない…
Aクラスの選手がスタート開始を待って整列してる中
その脇でひとりレース参加を諦める
まさか、こんな形で今年の大会参加が終了するとは…
と思うも、まぁこればかりは仕方がないことだ
というかこれも自分の責任だ
実は最近結構パンクが頻発していた
原因はおそらくタイヤの劣化
そうしたこともあり
後輪はつい先日交換したのだが
前輪はまだ大丈夫かと思い使い続けていた
が、これが良くなかった
素直に万全を期して前輪も新品のタイヤに交換しておくべきだった
「パンクは運」と思われがちだが
「パンクの原因は9割自分」と思ってる
徹底的な準備と注意でパンクは基本避けれると思う
(残り1割は流石に「運」だが)
なのでこの時も
「なんでこんなことに…」
と思うよりも
「まぁ自分が悪いな」
と思った
Aクラスの選手がスタートする
実力者が大勢いる
その中に混じって走りたかったが叶わなかったか
残念、非常に残念だ
レース参加は諦めたとして
この状況をどうしようか…
と思う
まさか下山中アップ中にパンクするとは思ってなかったので
替えのチューブはなど修理道具は持って来ていない
必要な道具はすべて受付会場に置いてきた
(これも横着せずにちゃんと持ってくるべきだったと反省)
この状況では自力でどうすることもできないので
大会のスタッフさんに相談する
事情を説明して
自分を受付会場まで車で上げてもらえませんか、と
お願いしてみた
自転車は一旦ここに置いておき
会場まで自分を上げてもらったら
車でまたココまで戻ってきて
あらためて自転車を回収する、ということを考えていた
するとスタッフさんから
替えのチューブなど一式貸すから
それで修理して上がればどうかと言ってもらった
ああ、それでも良いかと思い
お礼を言ってチューブなど一式借りる
するとさらに別の方が
替えのホイールがあるから貸すよ
と言ってくださる
そっちの方が確かに手間としては楽だし
そしてなにより
Bクラスの出走にそれならば間に合う
タイムとしてはAクラスのスタート時点から計算されてるハズなので
公式のタイムとしてはもう参考にはならないが
それでもBと一緒に走らせてもらえるならば
順位はまったく関係ないものの一応はレース参加の雰囲気は味わえる
このありがたい申し出に
お礼を言って実際にホイールをお借りした
というか最近のワイドリムを初めて手にしたので
その太さに驚く
履けるのは履けたが
ブレーキシューとの隙間がほとんどなくギチギチだった
ということで目茶苦茶バタバタしたものの
ご厚意で急遽Bクラスでの出走にお邪魔させてもらうことに
有難い
走ること自体を諦めていたので
こういう措置は本当に有難い
せめてココで精いっぱい走ろう
■スタート
Bクラスに混じってスタート
が、走りだすものの
いったいどういう姿勢で走ったら良いものか悩む
自分はAクラスでのエントリー
Bクラスに混じって出走させてもらったものの
言わば「余所者」
BはBの選手だけの勝負、駆け引きがあるハズだ
本来であれば
序盤から前の方に出て展開を作って行きたいところではあるが
あまりに出しゃばったマネは止した方が良いだろう
順位が関係ない自分がこのBクラスを引っ掻き回すのは良くない
そう思って
序盤は集団の中程で大人しく走る
しばらく集団の中で走ってると
集団から何人か抜け出した模様
4、5人くらい逃げたのかな
と眺めつつ
ここらあたりで集団の前の方に移動し始める
順位はもう関係ないと言いつつ
せっかく大会で走ってるわけだし
全力では走りたい
集団の先頭に出て
前を走ることにした
ここからは自分のペースで走り切ろう
先行してる逃げに近づくつもりで踏み続ける
ある程度進行すると
後ろが結構付いて来られてるようだったので
先頭を譲る
その後はその集団の後ろまで下がり
いくらかこの集団内でローテ回しながら走るかと思う
ただ、集団後方で走り続けるが
先頭交代してる様子がないので
先頭固定はちょっと可哀そうだと思って
また前に出る
このBの選手とは順位が関係ない余所者ではあるが
まぁ少しくらいは役に立つことはしておこうと思う
また数分くらい前を引き
その後先頭交代
後ろに下がって集団後方で走る
ただ、やっぱり何かローテが回らず
先頭が固定されてしまってる感じがしたので
おせっかいにもまたも前に出る
集団を引くつもりで前を走り続けるが
ある程度斜度が出始めたところで
そのまま強度を上げながら踏んでいく
集団とは距離が出始めたが
もうここからは単独で走ろうと考える
調子はやはり良い、というワケではないが
それでも思ったより踏めているのか
何しろ今年最後の大会だし
残りは全力を出し尽くそうと、メイッパイ踏む
先行していたBクラスの選手に追いついた際は
「自分はAクラスで順位は関係ないので」
と伝えておく
おそらく入賞争いくらいの位置のハズなので
自分が「部外者」であることは念のため宣言しておいた方が良いだろう
途中で他の選手と会話を交わすと
前に数名まだ先行してるとのこと
なんとなく自分の今の順位を把握しつつ(本当は関係ないが)
先行する選手に追いつくつもりで強度を上げていく
雨はもう普通に降っており
また体力的にもかなりシンドイ
会場横を通り過ぎて
ラストの長めの劇坂
もう限界いっぱいだがこれが最後だと踏み続ける
ゴール後Uターンする選手とスライドしていく
Bの選手とは2名スライド
3番手かと思いながら
最後も踏んでゴール
ゴール地点ではスタッフさんが
バイク前面に貼ったゼッケンを目視して計測してくれてるので
Bに混じって走ってる自分はヤヤコシかろうと思い
「Aの●●番です」
と告げながらゴールを通過
ゴール後に
大会運営の方にホイールのお礼を言う
2本目はどうするかと尋ねられたが
出走はもう止めておくと伝える
ご厚意でお借りしたホイールで
さらに2本目を走るのも流石に申し訳ないし
また、自分のホイールでパンク修理して出走しても
さらにパンクしようものなら(実際その可能性は高いと思った)
いよいよご迷惑をお掛けしてしまうことになる
もちろん走りたい気持ちはあるが
このBクラスと同時出走させてもらっただけで御の字だ
これ以上を望むのは流石におこがましいというものだろう
すると運営さんは
「じゃあBクラスにエントリー振り替えておこうか」
と言ってくださる
が、それをしてしまうと他の選手の順位が変わってしまう
「いや、自分順位絡んでると思うので止めておきます…」
とお断りして、下山
その後、お借りしたホイールをお返しして
バイク片付けたり、着替えて帰る準備
横の方では
Bの表彰だったり
Aの人が2本目の準備をしたりしてたが
自分の大会はここまで
Aクラスで一本のみの出走
2本目はDNS
順位はナシ
というのが今回の結果
今回のようなケースは初めてのパターンだったが
まぁ、長くやってればこういうこともあるだろう
そう思いながら帰路に就いた
■まとめ
ということで終了しました第32回ちくさ高原ヒルクライム
かなり珍しい参加パターンとなりましたが
これも経験、勉強のひとつになった
と思うようにします
まあ仮にAでそのまま走れたとしても
その日の自分の調子と、なにより自分の実力では
猛者揃いのAでは太刀打ちできなかったとは思います
一緒に走りたかったですが
という感じで
なんだかよく分からないまま今年の大会がすべて終了しました
今年の大会参加は
数自体も少なくかなり微妙なものとなってしまいました
6月:富士ヒル→プラチナ失敗
7月:磐梯吾妻→新幹線遅延で一日目DNS、二日目は久しぶりの二桁順位
10月:野沢温泉→年代別5位入賞
10月:ちくさ→パンクで1本目のみ出走、順位無し
というものですので
まぁ野沢温泉で入賞できたのが、せめてもの救いとなりました
練習自体は続けてるつもりですし
大会の結果はアンマリでしたが
特に
「実力が落ちた」
「成長が止まった」
とは思ってません
まぁ普通に走り続けてるワケですから
成長していないハズはありません
大会がコンスタントに開催されれば
調子を維持することもできると思いますので
来年は今年の分、色々と挽回していきたいとは思います
あと、
来年は途中から年代クラスが一個上になるのですが
これが結構実は楽しみだったりします
この年代クラス
かなりの猛者が揃っており
自分が尊敬してる人達で、今まではクラスが違って一緒に走れなかった方も多かったのですが
今後、この年代クラスに上がれば、そうした方々と一緒に走れる!
と大変ワクワクしています
来年は来年で楽しめそうだと今からとても楽しみにしてます
何しろ一旦はこれで今年の大会参加は終了ですが
趣味でやってるだけですので
特にオフシーズンという発想はありませんので
来年の大会に向けて
引き続き練習は続けて行こうと思います
来年、大会でご一緒していただける方は
首を洗って待っててくれよな!(悟空の声で)
大会参加は今年はもうないですが
またなんか書くネタがあればブログ更新します
それではお疲れさまでした。
コメント
お疲れ様です!
パンクネタが多いな〜と思ってましたがタイヤの劣化で随分と違いが出るんですね
自分のは今チューブレスなんですが来シーズンはクリンチャーになるので気をつけないと^^;
しかしこちらの運営は粋な計らいをしてくれますね♪
来シーズンはカテゴリー上がりますか〜
10歳で区切る大会なら同カテゴリーになりますね!
楽しみにしています^ ^
nobuさま
パンク本当に頻発してます…。この大会の翌日もきっちりパンクしました。
小石やガラス片が刺さってパンクした後に、その時できたタイヤの穴にまた小石などが入り込んで再度パンク、というのがよくあるパターンです…。
大会運営の方がまさかホイール貸してくれるとは思ってなかったので、本当心から感謝してます。ありがたや。
来年はnobuさんと同カテで勝負できること大変楽しみにしてます!どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
猛者揃いの年代クラスでともに頑張りましょう!!