スポーツ遺伝子検査をやってみた




才能
というもの

結構何度も言ってますが
ヒルクライムという競技においてはほぼ関係ないと思ってます

存在はします。
才能というものももちろん存在はするのですが、
まぁ正直自分レベルくらいの領域では無視できる程度の誤差です。
才能云々の話は富士とか乗鞍の一番上を狙うとか
そこくらいでやっとできる話だと思ってます。

それ以外の人達が才能について語るなど
正直
おこがましいわw
と思ってます。



さて、先日、
六甲山を走りに行ったとき
偶然に京都のNさんに遭遇し
ひっ捕まえて色々お話せてもらったのですが


で、その際
スポーツ遺伝子検査
をNさんが以前やったというお話になって
素質、というか自身の特性について知っておくことは
弱点強化や長所を伸ばすとか
そうした今後の練習に役に立つ部分があるのではないか
ということをお聞きしました

それを聞いて自分はなるほどと思い
家に帰ると早速amazonで検査キットを注文

翌日には早速届く(はえー)




検査方法は

キットに入ってる綿棒で
口の中の粘膜をこすり
その綿棒を郵送する

という簡単な手順

あとは2週間くらいで検査結果が自宅に届く



今回の自分がやったのは
HERSERIESの運動能力遺伝子検査というもので


3種類の運動に関わる遺伝子の特性を検査するというもの


ACTN3:速筋・遅筋の割合
ACE:筋肉への血液供給能力(疲労への耐性)
PPARGC1A:ミトコンドリアの増えやすさ

の3項目について知ることができる


ざっくり説明すると

ACTN3遺伝子は
筋肉の速筋と遅筋のそれぞれの割合を調べる
速筋は瞬発系の筋肉で、これが多い人は短距離走が強い
遅筋は持久系の筋肉で、これが多いと長距離に向いてる

ACE遺伝子は
血圧調整というか血管の拡張能力、
要するに血液を筋肉に送る能力に関わる遺伝子
これが優れているほど筋肉に酸素・栄養を効率よく届けることができるので
運動による疲労の感じやすさに関わる

PPARGC1A遺伝子は
筋肉中のミトコンドリアの生成・増殖に関わる遺伝子
ミトコンドリアは「エネルギー生産工場」で
こいつがエネルギーを作ってくれるので筋肉を動かすことができる
この遺伝子が優れてるほどそのミトコンドリアが増えやすいということになる
「ミトコンドリアの成長性」を知ることができるという感じ



で実際の自分の結果はこんな感じでした






まずACTN3





R/X型
速筋、遅筋のバランス型
良く言えば「万能」
悪く言えば「どっちつかず」


理想は「速筋タイプ」だったのだが

速筋メインで、
トレーニングにより速筋を「遅筋化」させていく
というのが自分的には「最強の筋肉」だと思っていたので

ちなみにNさんは「速筋タイプ」だとおっしゃていた
うらやましい


というか自分が「速筋タイプ」でないのは予想できてた

自分は子供の時サッカーをずっとしていて
ずっと小さいころから走り回っていたので
短距離走もまぁ平均よりかはもちろん速い

が、ガチで速い人間と勝負するとどうしてもコンマ何秒遅かった

同じサッカー部だった友人で
身体能力が異常に優れている奴がいたのだが
そいつは瞬発系の能力がとびきりだった

そいつと短距離走の勝負を遊びでやったりするのだが
何をどうやってもコンマ差で勝てない

この差が筋肉のタイプ、というか持って生まれた身体能力の差だな
と思っていて
その時から自分は「速筋タイプ」ではないなとは思っていた




ACEについては





I/I型
血管拡張機能が高く、筋肉への酸素栄養供給能力が優れており疲労を感じにくい

要するに筋持久力が高いということになるのだろうが
これは意外というか、
いや、そうだったのかも、とも思う

上に書いた通り
自分は子供の時から「速筋」タイプではないと自覚してたが
思い返せば確かに
短距離よりかは長距離走の方が相対的に成績は良かった

といっても日常的に長距離走をすることなどないので
校内のマラソン大会で走るときくらいしか機会はなかったのだが

ただ、思い出してみると
小学生の時から校内のマラソン大会は上の方の順位だったし
全校生徒の中で上位何位とかで賞状もらった記憶もある

当時は自分が特にマラソンが速いとは別に思っておらず
自分はなんだかんだで負けず嫌いな性格なので
走ってるとなんか途中からムキになってきて
結局最後まで全力で走りきる、というのがよくあるパターンで
他の連中などはマラソンなんてカッタルイだけだろうし
適当に流してただけだと思うから
だから消去法的に自分の順位が上がってしまってるのだろうと思っていた

それでも特に長距離の走り込みとかしてるわけでもないのに
校内上位だったというのは、
今思えばやはり持久系の特性というものがある程度はあったのかもしれないな
と、今回のこの結果と合わせて、あらためて思ったりもする




最後にPPARGC1A遺伝子





S/S型
ミトコンドリアの増殖機能は低い。
しかし運動によってミトコンドリアを増やすことは可能です。
日常的にトレーニングしてミトコンドリアを増やしましょう。


要約:
成長性は低いけど、まぁ諦めず頑張ってね


ヒドイ…


運動に必要なエネルギー生成の根幹をなすミトコンドリアがほとんど増えないとは
ショックだ…


ACE遺伝子では「筋肉への酸素運搬能力が高い」ということになっていたが
結局その酸素をエネルギーに変換するのはミトコンドリアなので
このミトコンドリアが少ないというのは本末転倒ではないか…?
と思うのだが…

まぁ検査レポートでも

「ま、諦めず頑張れや」(意訳

て言ってくれてるので挫けず頑張ります(泣





良い成績を出した選手などがよく

「自分のような才能ない人間でも…」

みたいな言い方をするのは結構常套句だと思うが

自分は自分のことを「才能がない」とは思ってない

というか
「才能がない」とは言い切ることができない
どうした判断材料をもとに「才能がない」と言うことができるのかが分からない

「才能がある」というのは簡単だ
突出した成績を出すことができれば
それはおそらく「才能がある」ということの判断材料になる

ただ
「ない」ことを証明するのは
「ある」ことを証明することと違いメチャクチャ難しい


「白いカラスが存在する」という命題があったとして
存在することを証明するのは、
どっかから実際に白いカラスを連れてくれば良いので簡単だ
が、「存在しない」ことを正しく証明するには
「この世界に存在するすべてのカラスが白くない」ことを確認しないとならない

ので、
「ない」と言い切ることは根本的に困難なことであり
自分も「才能がない」とはなかなか言えない


いや、むしろは自分は
「才能がある方」だと思っている

親から健康的な身体で生んでもらい
何不自由なく育ててもらい
大きな病気もすることもケガもすることなく
運動も好きなだけできる環境で生活できた

こんな恵まれた人間でありながら
もし不甲斐ない成績を出そうものなら
それはもう単純に自分の練習が足りなかったり意志が弱いからに他ならない




ところで、身体能力の才能とは別に

「頭」の方の才能についてですが


小学生のころ
自分は自分のことを「天才児」
いや「神童」だと思っていました。(あ、マジです

この傑出した頭脳を持って、
おそらく将来は日本の頂点、いや世界の頂点にて大いに活躍するだろう
そう自分のことを思っていました

が、
中学生になると「あ、それほどでもないかも…」と思ってきて
高校生になると「いや、むしろ頭悪い方なんじゃ…」と勘づき始め、


そして
大学生の時にいわゆる「知能検査」を受けたことがあったのですが
結果見ると


ビックリするくらい低かったです




頭の方の才能は「ない」と自信を持って言い切れるようです

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コメント

  1. 井上裕太 より:

    yoshi様

    磐梯吾妻ヒルクライムレースお疲れ様でした。

    私も以前、同じ遺伝子検査受けました。自分の特性、気になりますよね。
    X/X、I/D、G/Gと完全に持久系の結果でした。
    速筋が全く無いというのがショックでしたが、諦めずに筋トレしようかと思っています。

    意思の強さを鍛えようと思います!

    また次の大会、期待しています!

    • yoshi より:

      井上裕太 様

      おお、持久系特化な感じですねぇ。ミトコンドリアがG/Gなのは羨ましいかぎりですが…(妬み
      マジなスプリンターを目指さない限りは、確かに筋トレで単純に筋肉量増やせばある程度出力はカバーできるんじゃないでしょうか。
      あと最大出力って筋肉量もそうですが、ペダリングのコツなんかも重要なんだと思います。
      自分は筋肉もないしペダリングも下手なので最大出力めちゃくちゃ低いですが笑

      何しろ練習こそがすべてだと思いますし、試行錯誤しながらお互い頑張って行きましょう!

      • 井上裕太 より:

        yoshi様

        せっかくのG/Gが宝の持ち腐れ状態なので、練習頑張ろうと思います。
        スプリンターはどうあがいても向いて無さ過ぎるので、まずはそこそこの筋肉量アップを目指します!
        ペダリングのコツ、全然意識出来ていないですね。出力出すときはがむしゃらに漕いでるだけなので少し調べてみようと思います。
        伸び代だらけなので、練習頑張ります!
        今日、12日ぶりに練習を再開したら高強度1セットで撃沈しました(笑)。
        お互いに頑張りましょう!!!

        • yoshi より:

          やればやるだけ成長できる感じですもんね!良い素質は是非有効活用してください!
          僕も頑張ってミトコンドリアさんを少しずつ増やして行きます!
          久しぶりの練習で高強度はキツイですよねぇ。僕もちょっとこの一週間はまともに乗れてないので、再開時は緩めの強度から慣らしていこうかと思います。

  2. nobu より:

    この検査面白そうですね〜
    タイミングみてやってみたいです♪

    乗鞍中止は残念でしたね(泣
    志賀ヒルは緊急事態宣言解除で開催しそうな気もしますが…
    KOHが開催されるなら出てみようかなと思ってます^ ^

    • yoshi より:

      nobuさま

      手軽な検査で面白かったですよ。僕がやったのは紙のレポート送ってくるやつでしたが、WEB公開版みたいなんもあって、そっちの方がさらにお手軽みたいです。

      ホント乗鞍は残念です。ともに来年頑張りましょう。
      KOHて富士宮側から富士スカイライン登るコースでしたっけ?以前に出た富士山ヒルクライムのコースに途中で合流する感じですかね。
      あれば僕も参加検討してみます。
      とりあえずは10月中旬に長野の野沢温泉で大会あるみたいなんでそれにエントリーしてみました。