この度、初めてコンパクトクランク(50/34T)を導入しました。
今まではセミコンパクトクランク(52/36T)でした。
ちなみにリアは11-28Tです。
コンパクトクランクに変更しようと思った経緯としては
自分が筋力が多分弱く、トルク掛けるよりかはどちらかというと高ケイデンスで回すタイプなので、
軽く回しやすいコンパクトクランクの方が相性が良いだろうと思ったため、
あとは、激坂、長距離ヒルクライム対策のため
大台ヶ原の激坂区間、富士山ヒルクライム(獲得1600m超)で軽いギア比で脚を温存できるでしょうし、
また普段登ってる峠が十三峠、六甲山というともにかなり斜度のあるコースがメインであるため、
そちらでもタイム出すために有効なんじゃないかと考えました
そのコンパクトクランクを使ってみての所感です。
■平地巡行時
いや、イイですよコレ。
激坂対策のために導入したものですが、
まず平地での巡行時にかなり恩恵がありました。
平地って基本アウターで回しますよね。
リアで細かいギアチェンジをするとは思いますが、
フロントのアウター/インナーの大きな変速ってほとんどしないかと思います。
よほどの登坂が来た時には諦めてインナーにするでしょうが、
よほどのことが無い限り、少し無理してでもアウターでやり過ごすことが多いです。
少なくとも自分はそんな感じでした。
なので、平地の巡航時って実は意外と無理して踏んでるケースがあったみたいです。
そこでコンパクトを導入したことで
ギア比が一枚分余裕ができました。
ちょっとした登りがあっても
アウターだけで軽く対応することができ、
筋肉に余計な負担を掛けずに体力を温存できます。
平地をトップ側でゴリゴリ踏むということは基本自分はしないので、
トップ側でギアが足りないといういことは発生しえないので、
ロー側の幅が広がるという点で、自分的にはメリットしかない感じです。
あと、ギア比の問題だけでなく、
単純に「チェーンリングの径が小さくなった」ことの効果なのか
全体的に「軽く回せる」という印象があります。
まぁ、これはどうでしょう、思い込みかもしれませんが。
■登坂時
やはりメリットしかありません。
斜度10%前後以上だと
インナーロー(34×28T)が活躍します。
いままでは激坂だと36×28Tでもかなり無理して踏んでいましたので、
軽く回せることで筋疲労を抑制できて、
またケイデンスでスピードを稼げます。
体力マネジメントの幅が広がるという点がやはり大きいです。
無理して踏んで脚終わる、ということも防げるでしょうから、
長距離のヒルクライムではタレずに結果としてタイム短縮に繋げれそうです。
十三峠で実際に使ってみて
やはり34×28Tをメインで使用することになりましたし、
終盤(水呑みさん以降)も結構脚が残ってる感じでした。
レースでは34×28Tを使うことはないかなと思っていましたが、
乗鞍では結構使いました。
具体的には中盤以降のヘアピンカーブ。
タイム短縮のために斜度があるイン側を攻めてたのですが、
その時は34×28Tを使用しました。
まぁコースによってはまったく出番がないギア比かと思いますが、
保険としてあるに越したことはないかと思います。
参加予定の大台ヶ原の劇坂区間では大活躍しそうなので、
とても楽しみです。
完成車に付属しているチェーンリングって
今はだいたいセミコンパクトクランクかと思いますが、
完成車買うのって「一台目」のケースがほとんどでしょうし、
そうなるとコンパクトクランクが付属している方が初心者向けで良いのじゃないでしょうか。
乗ってて「足りない」と思ってきたら
後からデカいリングに替えればイイわけですし。
まだ筋力ないユーザーにはコンパクトの方が良いと思うのですが、どうなんでしょう。
■重量について
同じチェーンリングのサイズ違い(52/36T)を使用してて、
その重量は171gでした。
12g軽くなった。
微妙?
■見た目
少し小さくなったので、何となく可愛らしい。
■まとめ
ヒルクライムをメインでやるならもうコンパクトクランク一択じゃね?
と思うのですが、どうでしょう。
スプロケを大きいものに変える、という手もあるのでしょうが、
いっそのことフロントをコンパクトにしてしまった方が軽量化の面でもメリットありますし。
少なくとも自分はコンパクトに変えて良かったと思ってます。