マウンテンサイクリングin乗鞍2019【参戦記】




ということで参加してきましたマウンテンサイクリングin乗鞍

最近は練習量も自分なりに増やしており、体重もいくらか絞れてる状態

この今の実力でおそらく日本一レベルが高いであろう乗鞍でどこまで通用するのか

自分なりの挑戦の大会です



■前日

輪行で前日入り。

始発の新幹線で名古屋に
名古屋から特急しなので松本へ
松本からアルピコ交通の電車バスで乗鞍高原へ

電車輪行だと移動が非常に面倒くさい乗鞍




さてそんなこんなでお昼前に乗鞍に到着



すでに出店ブースは賑わってるので見て回ります



自分も最近愛用してるサンボルトのブースに行くと



なんとセパレートワンピースのジャージが8000円で売ってる!
定価2万以上やぞ!これ!
即購入。

お店番?してた56さんからお買い上げありがとうございまーすと言ってもらう



アウトレット品だから新品の状態じゃないけど問題なし
大台ケ原ではこれ着ようーっと
わーいヽ(*´∀`)ノ




おやき食う



野沢菜のが絶品

生地がモッチリしてて甘辛い野沢菜との相性の良さ!
2個食う





その後受付



3333


縁起が良さそうな悪そうな


湯けむり館でお風呂入る




温泉の休憩室で参加者リスト確認


うわ…


パッと見ただけで強豪多いわ…


あわよくば入賞をと考えていたが
これは流石に無理か…

それでも何とか食らい付きたい


同じ出走グループの強豪チェックしてゼッケン控えておくといういつも通りのマメな対策


その後宿にチェックイン

今回はちょっと宿泊費高く付いたが個室

前回は相部屋だったが人見知りの自分にはちょっと居心地悪すぎて無理

宿に着いたら昼寝して体力しっかり回復


その後夕飯



コースの料理



美味しかった

その後9時過ぎには就寝



■当日

2時過ぎに楽しみ過ぎて目が覚める

ていうか流石に早すぎる



朝飯少し食べてレースのことボンヤリ考えていると眠くなってきてまた一時間ほど寝る

起きるとあらためて朝食
ストレッチ
散歩
トイレ済ませて鏡の前で脱ぐ
悪くない。結構絞れた
結局61kgちょいくらいか

クライマーの人達と比べると全然重いが
これくらいがバランス良い気がする




強豪選手のゼッケンを指にメモ(可愛い作業


5時過ぎにはもう出発


■会場入り





まだあまり整列始まってない



とりあえず先頭付近に自転車置いとく

レースでは事前にチェックした選手の様子を見ながら走ることになるのだが
後ろから追いついて、というのはそもそも追いつけなかった時が最悪なので
一応どういう対応もできる最前列に並んだ

あとから強豪選手の場所が分かればその時後ろに移動すれば良いし



さてぞくぞくと集まる参加者達

今年は去年と同じく晴天

去年は直前まで天気予報に振り回されたが
今回は結構早い段階で天気なんとかなりそうと分かってて安心だった

自分達Cグループは最終出走

去年もそうだったがなんで30代が一番最後なんだ?
謎だ

一時間くらい待たされるが、トイレ行ったりそこらウロウロして時間つぶす

チェックしてた有力選手が一人見つかったので場所も近くに移動

序盤は絶対について行く

そうこうするうちに自分達のスタート時刻に

意外に早く来た

緊張感とワクワク感

自分はどこまで強くなったのか
どこまで通用するのか

レースならではの高揚感がやはりある
そしてここは乗鞍
天空にもっとも近い場所だ
今までさんざん登ってきてどこまで上に近づけるか
楽しみ




■スタート



先頭より少し後ろに位置

チェックした強豪選手が二人視界に入ってる

自分的には絶好の位置

この2人からは序盤絶対離れん



そしていよいよスタート

強豪2人を視界に入れながら進む

三本滝までは絶対に前に出ない

冷静に自分の作戦を思い返す

するとチャリダーのロード男子部の人が一人先行してる感じ

マジに逃げるつもりなのか
番組の絵的なものなのか
それは分からんがクライマーじゃなかったハズだし多分そのペースじゃ落ちてくるんじゃないか?
とドライな目で見る


すると強豪の一人が前の方に

ロード男子部の人と2人逃げ?に

一人は間違いなく強豪だが二人だけでここから回して逃げれるとも思えないし追わない

自分はその後ろの大きめの集団最後方あたりで走り続ける

三本滝までは間違いなくここでペース保ってた方が良い

するとロード男子部の人が落ちてきた

まぁそうなる

強豪の方は相変わらず前にいるが
自分はあくまで集団内で体力温存

が、さすが乗鞍の先頭集団
かなり速いペース
少し気を緩めると集団から落ちそうになる
中切れ起こしそうになると体力少し消耗してでも踏んで前に詰める

斜度緩くなったところで流石に集団と距離を開けてしまったが
間もなく三本滝レストハウスに到着



17分台

やっぱ集団の恩恵はデカイ

ここまでは作戦通り

ここからペース上げて行く


程なく先行していた強豪選手が降りてきて逆に集団が先へ行く

自分はさらにもう少し後ろ

一人で前を走っていたので流石にペースが落ちてきた模様

が、そこは流石に強者

完全には落ちない

おそらくまだどこかで巻き返しを図ってるはず

自分は当面はその方に追いつかないと行けないのだが

追いつけない

普通ペース一回落ちたらそのままズルズル行くが、強い

少しその背中が近づくこともあるが中々捕まえられない

というかヘアピンコーナーからの立ち上がりが速い

自分は曲がり終わりでどうしても一旦緩んでしまうがその方はそっから一気に進む

ただこっちもずっと後ろを走り続けるワケにはいかない

この方の前にはまだチェックしてる別の強豪選手を含んだ集団が走ってる

まずはこの方を抜かなくては


緩斜面で踏んで追いつき一気に引き離そうとする

が、流石に付いてくる

そこからペースを上げる

引き離せたか?


後は集団に追いつき一気に仕掛けるだけ。




そして最後のチェックポイント位ヶ原山荘に到着。

ここで44分台

ここからゴールまで18分くらいで行けるハズだ


ラストたかが18分
死ぬ気で踏んで集団に追いつけ




左ふくらはぎに違和感



え、
おい、
嘘だろ

と思うと激痛が

左脚をつる

レース中につったのは初めてのこと


いや、なんで、今なんだよ!
脚が完全に止まる

こっからラストスパートかけるんだって!
やめてくれよ!マジで!


クソがっっ!!
と大声で思わず叫ぶ。

足止めてる自分を見て
「がんばれー!」と声を掛けてくれる人。

声を返すものの脚が動かせない。


終わった、乗鞍終わった。


位ヶ原山荘で?
あんなに練習してこんなに楽しみで挑んだ乗鞍がこんな形で終わった。



先程抜かした強豪選手が横を通過していった



これで終わり?
なんじゃいそりゃ……



とりあえず足伸ばす

水分補給すれば治るかとも思ったが今回はノーボトルだった

惰性で進みながら左脚を下に思いっきり伸ばす


するとなんとか辛うじて脚を回せるようになった

取り敢えずゆっくり回し始める

なんとかこのままゴールまでは行けそうか

今からこのペースでゴールすればそこそこイイタイムなんじゃないか?



「脚つってそのタイムなら上出来ですよ!」
って言ってもらえるだろう。




誰も言わねーよ。




脚つった。
脚止めてタイム失った。


だからなに?という話で。
ゴールした時のタイムがお前の実力だから。
脚つったとか関係ないから。



脚つってタイム失って、
でも
そっから足ぶん回して挽回する。
失ったタイム帳消しにして入賞したるわ!


脚はまだ回る。
いや、回し方考えろ。
脚攣るようなマヌケな筋肉の使い方するな。

走れる最適で最速な方法で走れ。

思った強度では走れてないかもしれないが、それでもまだ走れる。


いや、本当にこっから挽回するつもりなんだって俺は!


我慢しながら走り続ける。


すると彼方にさっき抜き返された強豪選手の背中が見えた。

見える、ということは追いつけるってことだ。

なら絶対追いつく。




森林限界を超え、乗鞍特有の景色に。
方向によっては強風をまともに浴びる。

背中が近づいてきた。

いや、だから追いつくんだってば!

残り2キロの表示。

もう、こっからは何も残さないつもりで踏む。

また脚攣る?
いや攣らせねーよ!




抜かれた強豪選手、
さらに集団で先に走ってたもう一人の強豪選手の姿も同時に捉えた。


クソがっっ!!
と言いつつ最後のアタック。
(↑よくクソって言う人です

二人とも一気に抜きそのまま踏む
自分でもそこまでパワーが出たのに少し驚く

抜かし返されるつもりもないし、
ていうかこっからタイム短縮して入賞するつもりですけど?

もう前に走ってる人のゼッケンとか追いつくとか追いつかないとか関係ない。

死ぬ気で走って失ったタイム以上に稼いで最速でゴールに入る。

最後の直線。



あそこを曲がれば、
あのゴールがある。


ゴールライン通過。

手元計測1時間3分ジャスト。

微妙なライン。


ゴール後、澄み渡った畳平の青空と湖が視界に入る。
なんか、嗚咽が漏れてきた。

その時は自分がなんでそんなことになってるのか分からんかったが、
まぁ多分悔しかったのだろう。

ホントはもっと速いタイムだったのに!
そう言いたけど言えない。
脚攣ったのって結局自分のせいだ。
減量のために水分補給をおろそかにした。
軽量化のためにボトル持っていかなかった。
あきらかに体内の水分不足が今回の足攣りの原因。
自分が原因。
自分のせいで自分の努力を裏切ってしまった。
それが悔しかったのだろう。



ちょっとおさまると、
荷物受け取りに。

強風で寒い。
ウィンドブレーカー着る。

着替えてる最中に左のハム攣る。
ハム攣るってよっぽどだな。

下山荷物に入れてたボトルで水分補給。
バナナも食う。

ちょっと人心地。




周りを見ると絶景。



乗鞍にまた来たんだなあと思う。






その後下山。



降りながらなんか色々考えてた。

まぁ、今回はなんともしんどかったわ。



■下山後

まあ、やはり気になるのでリザルトを見に行く。



まだ張り出されてなかったのでネットで確認。



6位
入賞

もう今回は見た瞬間なんか泣いてしまった。
今回は安堵感から。

いや、
ていうか、
普段ドライな俺も流石に今回のは泣くって!

その場にうずくまって一人
「良かった〜…」
って泣きながら言ったわ!


練習して
楽しみで挑んで
脚攣って
一回心折れて
それでも走って
ギリ入賞だった。


いや、そりゃ、泣きますよアナタw




表彰式まで待機。



またおやき食う(2個



クソでかい山賊焼き(700円)と
またおやき(いもりんご)食う。





表彰式の待機。

表彰対象者が事前に集められる。
強豪選手達に混じって
うん、なんかちょっと誇らしい気分。



表彰終わって副賞もらう。

ずっしりと重い。


流石乗鞍!6位の副賞でこの重さ!
日本一のヒルクライムレースだ。
やっぱり豪華な副賞が入っているのだろう。

期待でワクワクしながら中身確認。




Tシャツと
ペットボトルの水3本。



水て。



え?こんだけ?と正直に思う。


重かったのは水かよ!
て同じの3本?


水増しすぎる。


ていうか、
一人で中身見ながら


水て。


て5回くらい言ってました。



その後は今回は疲れたしバス輪行で松本駅までと思ったが長蛇の列がバス停にできていたので
諦めて自走で松本駅まで下る。


だからここのトンネル地獄怖いんだってば!


まぁなんとか無事に松本駅に到着。その後大阪へ帰宅。



■まとめ

はい、ということで無事に終了しました乗鞍2019

入賞したいと思いつつも、乗鞍では流石にどうかと思っていましたが、
なんとかかんとか、という感じで入れました。

が、やはりタイムを見ると上の人達とは全然タイム差あるし、
きっと単純に知恵と努力が足りないんだろうなと思う。

まぁそれはそれとして、
嬉しかったです(小並感

反省すべき所は反省して練習して行こうと思います。



さて、次戦は西粟倉ヒルクライム。
前回の反省を生かし(荷物置き忘れでDNS)
今度こそ参加するぞ!!



それではお疲れ様でした。

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コメント

  1. シンタ より:

    水て。

    ワイは今回の記事見て、ちと目頭が熱くなったで!
    来年、久しぶりに乗鞍出たくなりました。

    なんかヤル気出てきたから、ワイも大台ケ原はちと頑張ってみるか!
    まあ試走で2時間ぐらいかかっちったから、お話にならないんですが(笑)

    お疲れ様でした!
    そして入賞おめでとう!

    • yoshi より:

      シンタさま

      ありがとうございます!
      乗鞍はやっぱり別格ですね。あの景色を見ると本当に来て良かったと思えますよね。それだけに天候だけが本当に心配になりますが…
      大台ヶ原は中盤の激坂区間がやっぱりキモですよねぇ…しっかり対策考えておかないと…。お互い頑張りましょう!

  2. y.s より:

    拝啓 主様
    入賞おめでとうございます。今回も壮大なドラマが待っていましたね。
    なにより驚いたのは、ブログアップの早さ!翌日って・・・
    半分現地で書いてる?

    次戦はリベンジ?入賞を祈っています。

    • yoshi より:

      y.sさま

      ありがとうございます!
      毎度なにかギリギリな感じになるのはようするに実力が足りないから、ということなんでしょうねぇ…
      ご指摘の通り文章はもう現地で、というか帰りの新幹線の中で書いてます。缶ビール片手に。なので文章も酔っ払った感じになってます笑
      西粟倉は入賞の席数少ない上に超強者揃いなので、ちょっと無理っぽいですが…なにしろ楽しんできます!