乗鞍に挑む。




さぁ、週末はいよいよ乗鞍です。


どこまで行けるのか。
楽しみであり、怖くもあり、そして楽しみです。(サンドウィッチ


神河以降は練習を自分なりに結構頑張ってきたつもりです。

他の人から見れば「甘いわ!」と言われる部分もあるかもしれませんが、
今の自分のモチベーションからすると
自分なりに考え、精一杯努力してきた、とは思っています。

ただホント言うと一日だけサボってしまった日がある。
逆に言えばそれ以外は「やろう」と思った日はすべてちゃんと練習してきた。

なので、ほぼほぼ「やれるだけやってきた」とは思えているし、
今できる範囲で自分のレベルを「MAX」まで上げれたと思っています。

つまり今回の乗鞍の結果は間違いなく「今の自分の実力そのもの」が反映される。


体重に関しても夏になってなかなか落ちなくなって諦めていたが、
直前1週間でなぜか「ストン」といくらか落ちてくれて、
一応目標だった61kg台で挑めそう。

なので、体重に関してもまったく問題なし。




全国の自転車乗りにとって「乗鞍」は特別な存在だと思うし、
自分も割とそう。


というかヒルクライムレースに出ようと思ったきっかけは乗鞍なのである。


ロード乗り始めて、
ただ走るのが楽しくてアチコチ走り回ってて、
十三峠を走ったのがきっかけで「ヒルクライム」というものに脚を突っ込む。
最初はレースなんて参加するつもりはなくてただただ一人でタイム測ってただけだったが、
ある時、BSのチャリダーで乗鞍の特番を見る。


それで、ああこんな世界があるのかと。


山の神の圧倒的な実力とクレバーさに格好良さを感じ、
そして2017年富士ヒルチャンプの姿が自分の中でちょっと決定的だった。

その大会、コンマ数秒差で3位だった富士ヒルチャンプ。
彼はゴールして3位だと分かった時
「いや、いますぐもう一本勝負してくれへん!?」
そう思ったとのこと。
そしてレース翌日、優勝できなかった事が悔しくて
あまりに悔しくて布団から出ることができなかったとのこと。

そのエピソードを聞いて自分は
「羨ましい」
と思いました。

そこまで悔しがれるのが羨ましいと思いました。


大人になり、
スポーツをしなくなり、勝負なんてものとは無縁になり、
心から「悔しい!」と思えることはなくなりました。

悔しい!と思えないというのは
逆に言えばそこまで何かを必死に目指しているものがなかったわけで。


自分は子どものときずっと「ヒーロー」に憧れていました。
自分で自分を心からカッコいいと思える、そんな「ヒーロー」です。


自分は子供のころずっとサッカーをしていて、
そしてサッカーをしている限り「ヒーロー」を目指すことができました。

が、サッカーをやめて、
社会人になり、
ヒーローを目指すことができなくなりました。

まぁそれでも人生楽しかったので特に問題はなかったのですが、
でも「ヒーローを目指せない」というのが何か少し寂しくはありました。



自転車乗り始めて
ヒルクライムレースという世界を知り、
今はなんとなく「ヒーロー」を目指せています。

自分自身で
「俺すげー!」
「俺くそカッコいい!」
と思えるような、
そんなかつて目指した「ヒーロー」に近づける瞬間があったりします。



うん、
はい、
何言ってるか分からないですね。



要するに
「乗鞍に挑戦するのくっそ楽しみ」
ということです。

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