菰野ヒルクライム2019【参戦記】




ということで参加してきました第7回菰野ヒルクライムチャレンジ。

まずはちょっと私信。



ごめんなさいEさん。
タイム勘違いしてた…



今回はゴール付近が積雪のため短縮コースで開催されるという異例な事態でした。

簡単に振り返り。


実際のレースの模様の動画です。↓






■前日

四日市に前泊します。

大阪から亀山までは電車で輪行。
亀山から菰野を経由して四日市へ移動。


というか寒い。

ようやく春らしくなってきたと思ったら、週末は寒さがぶり返す模様。
なにしろ風がヤバイ。
風速5、6mくらいで吹きすさぶ。

この寒さと風はレースにも影響あるぞと少し身構える。



菰野に着くとコースをスカイラインの入り口まで軽く試走しておくかぁと走り始めるが、
風が進行方向から思いっきり吹いてる箇所もあり、思うように進まない。
当日も風がこんな調子だと序盤は絶対集団走行しないとなぁと考える。

試走の途中であまりの風に集中力続かずストップ。
このままだと無駄に疲労貯めるだけだと思い試走を中断してそのまま本日の宿、四日市へ向かう。

近鉄四日市駅近くの宿にチェックイン。
ていうか風がマジでヤバイ。
体感気温は5℃以下。

明日の起床時間が午前3時くらいになるので、
16時には早めの夕食へ。




四日市名物とんてき。

もう絶対これ食うって決めていた。

駅前の中華屋さんへ。
去年も菰野参加時に来たお店。


餃子とビール注文。
あー、ビール美味し。
しばらく後、メインのとんてき定食。

甘いソースでソテーされた豚肉。

くそ美味い。

というか白飯にくっそ合う。

最近、食生活では体重増えないように米はちょっと食べないようにしてるのだが、
米、美味い。

甘辛いとんてきと白飯。最強かよ。
もうビールなんて飲んでられない。

ライスお代わりまでする。

完食。
腹パンパン。
いやー満足。来年もとんてきのために菰野には参加しよう。

翌朝早いので20時過ぎには就寝。



■当日

3時起床。

外に少し散歩へ。

寒いが晴れてる。
風は今のところはない。
昼近くになってくると強くなりそうだが、レース中はどうだろ。と案じる。

駅前で「マッサージ」の客引きがワンサカいる。
ていうかメッチャしつこい。

「オニーサンどう?30分3000円ヨ」
「カッコイーオニーサン、マッサージマッサージ」
腕まで組んでくる。外人のお姉さんのあまりの強引さにちょっと笑ってしまった。


その後帰宅。朝飯、朝風呂、ストレッチ。

5時20分出発。



■会場入り



6時過ぎ会場入り。



晴れてる。が何しろ寒い。
去年は何だかんだで暖かかったが、今年は寒いままっぽい。


受付け。


トートバッグと羊羹(おみくじ付き)もらう。いいね。


チャリダーのブースあった。
今年はいのさん来るのか?


謎のノボリ。変態かな?




その後は開会式、整列まで待機だが、何しろ寒い。


役所の建物内へ避難。

一人椅子に座ってると、周りの参加者の会話が断片的に聞こえる。


「ゴール付近では積雪がヤバイらしい」
「コース短縮されるかもしれない」


マジすか…

コース短縮の可能性とあまりの寒さでテンション下がってくる。

せっかく一生懸命練習してきたのに。短縮コースとかマジ勘弁。


が、

待てよ。

逆に、アリか?


正直、距離が短いほど自分には有利なハズ。
菰野では順位なんて全然期待していなかったが、距離短縮されるならあるいは……

逆に少し楽しみになってくる。





その後開会式。

正式なアナウンスでは、
ゴール付近の積雪のため

通常8kmから5kmのコースに短縮。

あと、計測機器の移動のため、もしかするとタイム計測自体ができないかも。と。

タイム計測できないかもというのはちょっと嫌だが、まだ未定。


というかコース短縮が正式決定。

テンション逆に上がる。
頭を必死に巡らす。

5kmがどこまでかは正直分からん。なので距離情報は無視。

問題は獲得標高のみ。標高でタイムは予測できる。

平均斜度は8%ほどなので、つまり獲得標高400mほど。

いつも走ってる十三峠が375mなので少し伸びたくらい。

自分ならおそらく17~18分くらいか。

いいぜ。
自分の得意とする時間だ。

フルコースなら30分ほどの距離で正直あまり相性良くないが、
今回の短縮コースなら自分にはむしろ有利。


順位は当初気にしてなかったが、もしかすると上の方狙える、か?




その後整列。

ここで追加情報。

タイム計測はできてる、とのこと。
もちろん順位も出る。


オーケー。
あとは全力で走るだけだ。



■スタート

まず作戦として、
・序盤は集団で走りたい
というのはある。

序盤は斜度緩めだし、また向かい風も例年よりあるだろう。
なので集団で走行するのが絶対に得。


が、
・15人毎のスタートで脚力合う人が上手いこと周りにいるのか
・短い距離なのでペース配分考える必要あるのか
という部分はある。

というか誰が速い人なのか分からん。
有名強豪選手が分かればその人の近くに整列して、とも思ったが分からん。


なので集団走行の作戦は破棄。
もう十三峠+数分くらいの全力TTをするだけだと切り替える。



で、スタート。



クリートがハマらず計測マット手前で完全に停止。
恥ずかしい。

同じウェーブの人達とはもうかなり距離離された。

が、もはや関係ない。


もうこっからは全力の個人TT。


前の人に追いついてもすぐにパス。

後ろに付くことなどもう無意味。

あとはサイコンの「経過時間」とにらめっこ。

コースも距離も一切考えない。
ていうかゴールがどこか分からない。

自分なら17~18分前後の走行距離なハズ。

だったらその時間分必死にペダル回すだけ。



サイコン、チラ見

5分。

まだ5分か。


チラ見

7分。

あと10分以上も続くのか!

という感じで走行時間から逆算しての我慢大会である。
キツイ。
はよ時間経過してくれ!とレースなのに変な思考に。



15分。


あと数分…


が、ゴールがどこか分からないので、不安になる。

ホントにあと数分で終わるのか?

沿道のスタッフさんに
「ゴールまだっすか!!!」とキレ気味に聞きたくなる。

が「もう少しだよー!」の声。

ホントか!?
信じるぞ!?

あ、ノボリが見えてきた。
駐車場のところがゴールだったか。

ラスト息も絶え絶えで全力で踏み切ってゴール。



タイムは手元計測で17分5秒。



キツイ。
ほんとキツイ。

この20分以内の距離というのが、
サボリ所がなく一番キツい距離だと思う。


■ゴール後
やっとこさ息を整えると、ブログ用に写真でもとその辺ウロウロ。






すると昨年ツールドゆうで対決させてもらったEさんに声掛けられる。(会場でも会った)


おー、どうでしたー。

キツかったですねー。

と会話。

タイム聞かれ全力で走ったので少しドヤ顔
「17分5秒くらいでしたわー」と。

するとEさんは17分半くらいだったとのこと。

実力者Eさんにどうやら勝ててた事実に内心ホクホク

「入賞行けたんじゃないですか」という言葉に、
「いやーどうなんでしょうねー」と言いつつ内心くっそホクホク

強豪Eさんにそれだけタイム差付けれてるなら「ある」かも。



その後ウキウキで下山。リザルト楽しみ。



■下山後

会場戻るとリザルトの掲示板へ。



チームTTのが張り出されてるだけで他のカテゴリーはまだの模様。


じゃぁ先に完走証もらっとくか。

手元計測では17分5秒だったが、実際のタイムはどんなかなとワクワク。

完走証を発行してもらう。

タイム確認。


17分44秒。


ん!?


え…

いや……



ん!?



17分44秒?
いやそんな馬鹿な。
手元では17分05秒で40秒も違うぞ!?


計測の不具合か!?

間違ってるってコレ。
だってほらサイコンの記録では、ほら…

サイコン確認



17分45秒





……



死にたい。



自分の勘違いだった。
手元計測では17分45秒。

なぜ4を0と勘違いした……


先ほどのEさんとの会話。

「17分5秒くらいでしたわー」(ドヤ顔



死にたい。




ていうことは結局Eさんにも勝ててなかったのか…
今回の距離ならあるいはと思っていたがダメだったか…


というか順位に関してもコレは期待できないか…

リザルト張り出されたようなので確認。



6位。

あ、入賞しとる。

というかギリギリ引っかかった感じか。


上の人達のタイム見ると結構差がある。
得意な距離だと思っていただけにその差にヘコむ。

いや入賞してるのでそれだけでもスゴイことなのだが、
なんだろう、この敗北感。
Eさんともまだやっぱり実力差あるし上の人にも全然勝てない。
まだまだか。
練習もっと頑張ろう。



表彰式まで待機。





豚汁食べる。

参加賞のおみくじ付きの羊羹食べる。


小吉。

うん、そんな感じだわ。今の心境は。




表彰式。




菰野で入賞って冷静に考えればメチャクチャすごいことなのだが、
今回の短縮コースで他の方とのタイム差見ると何かやはり少し割り切れない。
フルコースで入賞だったらまた違う心境なのだろうが。

壇上登っても少し死んだ目してたと思う。

壇上から山の神が一人でウロウロされてるのが見えて「普通のおじさん」感があって少し面白かった。





副賞のワチャワチャ感。

えーとコレが98円で、コレが特売だと…
……は!イケナイ!わたしったら何てはしたない!


■その後
結局自分はまだまだなのだと再認識して少しヘコんだので、大阪までは自走で帰ることにする。

140kmくらいか?

疲れてはいるがまぁ走ることにしよう。


輪行袋はコンビニで自宅に郵送して退路を断つ。


その後は疲労と強風でボロボロになりながら午後8時前に大阪へ戻る。


疲れた。



■まとめ

ということで無事に終了しました菰野ヒルクライム2019。

短縮コースという思いも寄らない事態が発生しましたが、
自分なりに冷静に対処できたと思いますし、全力も出し切れました。

が、やはり実力者達とはまだまだ差があるのだということを再認識。


菰野で入賞という普通に考えれば自分ではちょっとあり得ない結果だったのですが、
まぁ嬉しいのは嬉しいのですが、うん、やっぱりまだまだなのです。
今回は自分の得意な距離だったし、フルコースで同じ結果なら素直にもっと嬉しいのでしょうが。


なにしろ、練習もっと頑張ります。


さて次戦は伊吹山ヒルクライムです。
初参戦でコースも全然分かってないので、そろそろ予習しとこうと思います。

それではお疲れ様でした。

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