十三峠ヒルクライム 15分台突入 記念パピコ

皆さんの成長のベンチマークは何でしょうか?

FTPの数値
レースでの順位

など、自分が成長したことを確かめる指標は色々あるでしょう。

自分のベンチマークは
十三峠」と「六甲山(逆瀬川ルート)」のタイムです。

この二つのヒルクライムコースのタイムを計ることによって自分の成長を確認しています。

(関西以外の方にはちょっと分からないですよねゴメンナサイ)

今年の目標としては
・十三峠:15分台
・六甲山:40分切り
をそれぞれ目指しています。

さて、先週「吉野大峰ヒルクライム」に参加してきました。

自分にとってレースは「覚醒イベント」です。

今まで出すことできなかったパワーが、レースに参加することによって引き出され、
その後のパフォーマンスも上げることができます。

今回ヒルクライムレースに参加したことで、また一歩成長できたのではないかと、
それを確かめるべく、自分のベンチマークである十三峠を久しぶりに走ってきました。

ちなみに、この十三峠は大阪のヒルクライマー達の「聖地」とされています。
自分も偶然この十三峠を登ったことで、自転車における「ヒルクライム」というものを知りました。
どうでもよいですが、このブログのタイトルもその「十三峠」をひっくり返しただけの名称にしてます。

これまでのベストタイムは「16分26秒」です。
今年に入ってからのベストは「16分46秒」。

いつもの大竹七丁目の交差点にたどり着き、早速スタート。

かなり脚を回せてるのは実感できつつ最初のヘアピンに到着。
ここで3分30秒台。

お、良い調子!

今日は記録が更新できそうという予感を持ち、気合い入れて踏んで行きます。

水呑地蔵入り口に到着。

サイコンをチラ見。

11分台。

マジか!ここで12分切ったこと今までなかったし!イケるコレ!

さらに気合いが入り全力でペダル回しゴール。

サイコン確認。

15分32秒。

キタコレ。

展望台でひとり思わず

「っシャーーーッッ!」

と叫びました。

これまでのベストタイム16分26秒を大幅に更新することができました。

そして今年のひとつの目標であった「15分台」を達成することができました。

いやぁ~、楽しいねぇ自転車。

さて、ちょっと今回の走行データと今年のベストタイム時のものを比較してみます。

今年のベスト(16分46秒)

今回(15分32秒)

出力上がりすぎワロタ。

というか出力上がれば速くなるのは当然ですが、
それ以上に注目すべきはケイデンンスでしょう。

かなり上がっています。

ていうか最近自分でもペダリングの質がまったく変わってきたことには気づいていました。

かなり「回す」ペダリングになってきました。

今までは「踏む」ペダリングでした。

ヒルクライムの時は、上ハンドルを持った状態で上体をかなり上げて、
上の方から踏みつけるようなペダリングをしていました。
ヒルクライム中はブラケットに手を添えることなどほとんどありませんでした。
自分的にはこのフォームがトルクを掛けやすく、また順調に速くなっていっていたので、ずっとこの「踏むペダリング」を続けていました。

が、これがいつの間にか変わりました。

ヒルクライム中も平地と同じように前傾姿勢でブラケットに手を添えた状態。
上ハンドルを持つことが逆にほとんど無くなりました。
そしてクルクルと高ケイデンスで回すペダリングになりました。

これ意識的に変えたワケじゃなく、なかば無意識にいつの間にか変化していました。

きっかけはおそらくホイールを軽量アルミホイール「R-SYS SLR」に変えたことだと思います。
長年使い続けていたzondaから履き替えて、
最初は「やっぱり軽くて回しやすいな~」くらいの印象で、
しばらくはやはり「踏む」ペダリングを続けていました。

が、走り続けているうちに、自分のペダリングがホイールに合わせて変化したのだと思います。

気が付いたら坂を登る時に上ハンドルを持つことがほぼなくなりました。
そしてケイデンスも自然と上がっていました。

これまで坂を登る時は大体75~80rpmでしたが、今は90前後くらいになりました。

結果として速くなりました。

というか最近思ってきたのが、
「慣性」の存在。

力を入力することで自転車が前に進み続けようとする状態ですが、
この「慣性」を利用することで上手くスピードに乗れます。
止まっている(もしくは動きがゆっくりな状態)のものを動かすよりも、速いスピードで動いているものの方が少ない力で動かせるワケです。
(坂道の途中でゼロ発進しようとするとものすごく力が必要ですが、そもそも走ってる自転車だと同じ坂道でもそれほど力が必要ない)

で、この「慣性」ですが、
「脚の回転」にも当然働いているワケですよね。

脚は自分自身の力で動かしているつもりですが(もちろん自分で動かしてます)
ただ、その脚も質量をもった物体である以上、
力を入力されれば慣性が働きます。
つまり一旦脚を回せば「脚も勝手にそのまま円運動を続けようとする」というワケです。

何を言いたいかと言うと、
「高ケイデンスで脚を回す」というのは「脚の円運動の慣性力」を効率良く利用できている状態なのでは、ということです。

低ケイデンスで常にトルクを掛けながらゆ~っくり回すペダリングの場合は「脚の円運動の慣性力」はほぼ死んでます。
自分の筋力のみで脚を回さなければならない状態です。

が、高ケイデンスで軽くペダルを回す場合は、「自分の筋力」にプラスして「脚の円運動の慣性力」も利用できてるワケです。

なので、結果として高ケイデンスの方が「楽に」「速く」登れるようになるのじゃないでしょうか。

……あれ?

十三峠のタイムが良かったのでドヤ顔するだけの記事を書くつもりだったのですが、
いつの間にか不思議な持論を展開しはじめちゃってますね

まぁ何しろ自分にとっては「高ケイデンスで回す」というのが速くなるための答えで間違いないようなので、
今後も回すペダリングを意識して行こうと思います。

さぁ、次は六甲山40分切り、イってみようか!

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