ということで参加してきました乗鞍ヒルクライム
2022年以来の参加です
今回は年代別クラスでの参加です
■前日
移動が面倒くさい乗鞍
大体の大会は電車輪行なのだが
乗鞍ですべて公共交通機関での輪行は少し無理がある
ので、大阪から高山まで電車
高山からレンタカー借りて乗鞍へ
いや、大阪からレンタカー借りると高いし、あと運転がメンドイのだ
で、実際に高山からは車で乗鞍に向かうのだが
途中で白骨温泉を経由するルートで乗鞍へショートカット
したつもりが、
雪国の宿命か
路面が荒れまくってて発狂しそうになる
乗鞍~白骨温泉の道は通ってはならない
発狂死する寸前でようやく乗鞍観光センターに到着
やれやれ…
と思い受付を完了
すると、
NGRさんとEさんに続けて遭遇
これだけの人だかりの中でも
会うときゃ会うもんだ
その後は宿へ移動
今回は宿の確保が遅れてしまい
会場からは少し距離がある奈川温泉付近の旅館に泊まることに
大変風情のある旅館だが
通された部屋に入って驚愕
備え付けのエアコンは無く
あるのは明らかに昭和製の小さな扇風機一台
真夏のこの時期にコレは大丈夫なんか!?
と不安になっていると
その扇風機から
「ブツッ」
と音がして止まる
!?
頼みのツナの扇風機すら止まったぞ!!
いやいやいや!
と思いすぐに宿の方に助けを求めに行くと
平成か令和製の真新しい扇風機に交換してもらえた
(いや、新しいのあるんかい…)
ただ、実際のところは
夜中になると結構涼しくなったのでエアコンまでは必要なく
扇風機だけで十分だった
(H2RのTKHSさんの宿も扇風機だけと仰ってた)
(SIKさんの宿は扇風機は無く空気清浄機のみだったのは笑った)
9時くらいには就寝
■当日
2時過ぎに起床
少し早いかと思ったが4時前には宿を出る
駐車場に着くと結構もう人が居て
早めに出ておいて良かったなと胸を撫でおろす
バイク組んで
まだ時間あるし会場ちょっと行ってみるかーと歩いて向かう
会場行くとELMOのTKHSさんとバッタリ
色々とお話する
今回、自分は年代別クラスの参加だが
その上位になる選手は大体分かっていて
このTKHSさんと
花道のNGWさん
ミトロングのHGSNさん
そしてSIMYさん
この4人は先日の美ヶ原でも全員上位であり
この方々が優勝争いになるのは間違いないと思っていた
(もちろん自分も狙っている)
その後TKHSさんと別れて
アップに適当にそこらへんを走る
走ってると615のKNBさんを発見
(先日も六甲走ってるとKNBさんとOGAさんに偶然会った)
アップ終えて会場に戻る
すでにチャンピオンクラスはスタートしている時刻であり
他のクラスの選手達も並び始めている
するとよく見たジャージが目に留まる
ん?あれ?
P塾のジャージ?
と思ったらNさんだった
自分は今回Nさんが乗鞍に参加されることは知らなかったので
驚いて声をお掛けする
Nさんは最近かなり調子を戻されてるご様子
もともとメチャクチャ速い方なのでストラバのログとか見てるとこっちも嬉しくなる
615のMEDさんも並んでいらっしゃった
最近体調が悪かった様子で
前日も急遽参加決めて来られたみたい
(そのせいか、ヘルメット忘れて会場で購入したらしいw)
その後フラフラしてると
またもEさんを発見
目標とかの話をするが
あくまでマイペースで順位はあまり気にしてない模様
(まあ、30代クラスは魔境なので順位争いは相当厳しいが)
時間も進んだので自分も整列し始める
すると
あらためてKNBさんと合流
またKさんも発見
そしてTKHSさんNGWそんHGSNさんとも無事合流
よしよしw
これで有力どころは押さえたぞw
あとはSIMYさんだが
スタート時刻が迫った段階でお姿見えたので
近くに整列してもらった
ほい!これで上位陣が揃った!
あとは、この人達をチェックしながら進行していけば間違いなかろう
そう思いながら待ってると
自分達のスタート時刻がやってきた
■スタート
スタート直後は緩く進行
すでに前の方に抜け出してる選手もいるようだが
特に気にしない
自分としては
SIMYさんHGSNさんNGWさんTKHSさんの4名を
チェックしておけば間違いはないハズなので
常にこの人たちを視界に収めるようする
他の選手も同じつもりのようで
SIMYさんを先頭に
他の3人も後ろに集まる形となる
しばらくSIMYさんが先頭のまま進行
みんなまだ様子見かと思ってると
NGWさんがSIMYさんの前に
自分もその流れでNGWさんの後方に付いて行く
そこからはNGWさんを先頭に進む
ただ、このままずっと前引いてもらうのもなぁ
と思って
今度は自分が前に出る
2分ほど前を走ったところで
ペースを落として後ろのTKHSさんと先頭交代
ここらへんで
ローテも回り始め
先頭集団のようなものがまとまる
人数としては10人くらい?
チェックしていた4人はもちろんいるし
KNBさんも残っている
その後は集団の中で進行し
流れが来れば自分も先頭を引く、という感じに
このまま無事に三本滝までは
集団で生き残れたら
と思っていたが
じょじょに脚が重たくなってきた
タイムは見ていないが
実際けっこう速いペースだったと思う
少し「ちょっとマズイな…」と思ってると
三本滝前の勾配が緩む箇所で
スピードを上手く乗せることができずに
前と距離ができてしまう
しまった
と思うが、もう手遅れ
SIMYさんTKHSさんNGWそんHGSNさんの4人ともうひとり
の集団からドロップ
ちょうど三本滝を通過したあたりだが
この時点で自分の勝負は付いてしまった
三本滝以降も
勾配は決してきつくはない
あの4人がそのままパックで進めば
追いつくことはもう厳しいだろう
あっさりと決着が付いてしまったことに
情けない思いになってくる
その後、前のひとりには追いついたが
SIMYさんTKHSさんNGWさんHGSNさんの4人には
もう追いつけまい
このまま走っても5位か
そう思うとすでに心が折れかけている
ただ、走るのを止めるワケにもいかないので
できるだけ踏んでいく
途中、後ろにひとりの選手に付かれる
マーケン社のジャージの方で
その時はどなたか分からなかったのだが
先日の美ヶ原でも先の4人といっしょに
入賞されていたTMOKさんという方だった
この時点で
自分も脚にまったく余裕がない
様子見のつもりもあって
前を代われるか尋ねてみると
TMOKさんもそこまでの余裕はないご様子
であればこのまま前を走って
せめて5着は確保しよう
そう思い走るが
左のふくらはぎが痙攣し始めた
攣る寸前の兆候だった
ヤバいな…
頼むから攣るなよ…
と思い走り続けるが
いよいよ踏めなくなる
TMOKさんが前に出てくれたが
ただ、もう自分は踏めないので
そのまま後ろに下がっていく
完全には攣っていないが
もう強く踏むことはできない
パワメ付けてないので数値は分からないが
おそらく3倍以下とかそのくらいでしか
回せてなかっただろう
まぁ三本滝で千切れた時点で
自分の勝負は終わっていたのだ
もう何位でも同じことだろう
不甲斐ないし情けないが
ただ、もうどうしようもない
SUIMEジャージの方に抜かされて
声を掛けていただく
その背中を見て
箱根で一緒になったSRISさんかな
と気が付く
付いて行きたいところではあるが
もう無理だ
これで自分は現状7位か?
まぁもう何位でもいいさ
その後は、攣らないように力を抜きながら
完走を目指す
なにをしてるんだかなぁ
年代別優勝が目標!とか言ってたくせに
そんなことを思いながら走り続ける
すでに中盤は過ぎており
コースには大勢の選手で溢れている
そうした選手の間を縫うように
抜きながら走る
ただ、走り続けていると
自然と「もっと速く走らないと」
という気持ちになってくる
自分のレースはすでに終わったし
脚も攣りかけているのだが
それでも無意識に
できるかぎり速く走りたいという気持ちになっていた
すると先ほど先行したSRISさんの背中が見えてきた
SRISさんを見ると
少し厳しそうな様子
自分としては
順位についてはもう何も気にしていない
声を掛けて2人でパックで行きたいと思う
かりに2人パックで進行して、また抜き返されても
それはそれでイイ、と思った
しばらくSRISさんが後ろに付いてくれたが
気が付けば一人になっていた
あとはもう、最後まで必死に走り切るしかない
そう思い踏んでいく
あいかわらず左ふくらはぎが痙攣しているが
この様子なら最後まで攣らずに走り切れるかもしれない
できるだけ速く
できるだけ良いタイムで
そう思いながら走る
森林限界を越え視界が開ける
ゴールは近いハズだが
もう自分の体力の限界も近い
それでも耐えながら走り続ける
耐えて
走って
ゴール
気が付けば雨が降っている
畳平の景色を眺めるような余裕もなく
疲れた…
という思いしかない
誰が勝ったんだろ
そう考えながら待機場所へとくだっていく
■ゴール後
TKHSさんNGWさんHGSNさん3名の姿が見えた
誰が勝ちました?
と聞くと
SIMYさんが優勝とのこと
やっぱりSIMYさんか…
あとは
HGSNさんが準優勝
NGWさん3位、TKHSさん4位と続く
他の方の話を聞きながら
やはり不甲斐ない気持ちになり落ち込む
順位はもう気にするような立場ではないのだが
ただ、結局何位なんだろうなとは思う
上位4位以外で先着を把握できてるのはTMOKさんだけ
ということは6位か?
ただ、今回はネットタイムだし
後続で速い人がいれば
順位は変わる可能性はおおいにある
今回のタイム自体
64分オーバーで
残念ながらそんなに良いタイムではない
まぁ入賞してなくても別にいいか
そう思い
雨が降っているので早めに下山しようと
荷物を回収すると
畳平の景色を楽しむことなく
さっさと下山待機場所へ移動する
会場へと戻る
時刻を見るとまだ結構早い時間で
あー、今からすぐに帰る準備すれば
レンタカーの返却時間に余裕で間に合うなぁ
とか思う
ただ、まぁ
順位を確認しないわけにはいかない
ラップクリップで自分たちのクラスの順位を確認
6位
結局6位だったか
なら表彰式には出ないとな
あー、レンタカーの時間を延長しないと…
そんなことを思いつつ
いったん車に戻って
自転車を片付けたり荷物を整理する
表彰式まではまだ時間あるようなので
湯けむり館でお風呂に入ることに
湯に浸かると
「あーー、疲れたーーーー」
とひとりで割とデカイ声でつぶやく
結局、全然ダメだったなぁ
ちゃんと速くなれるのかなぁ俺は
胸の内でブツブツ思う
表彰式の待機場所に行くと
もうみなさん結構集まっている
TKHSさんNGWさんとも合流
周りを見ると他のクラスにも
見知った顔をたくさん見る
40代後半クラスでは
615のMEDさんが5位入賞
直前まで調子崩されてたようなのに
きっちり結果出されるのは本当にスゴイ
50代クラスは
STOさんが優勝(タイムめちゃくちゃ速い…)
モー堀のTKZWさんNKYMさんも入賞
おふたりに来月参加する石鎚山ヒルクライムの事とかお聞きする
(TKSMさんは不調だったのか、もう一歩の7位だった)
20代では
インフィニティのIWMTさんが5位入賞
IWMTさんも最近は調子もうひとつだったようだが
流石の好成績
(同じインフィニティのKTGWさんが準優勝)
表彰式が始まり
自分たちのクラスの表彰になると
チャンピオンジャージを着たSIMYさんを筆頭に
HGSNさん、NGWさん、TKHSさん、TMOKさん
そして自分
と続く
ゴール後は
(もう順位なんてどうでも…)
なんて思っていたが
乗鞍の表彰式に出るというのは
やはりスゴイことだ
前に出ると
できるだけ胸を張る
表彰式が終わると
みなさんと別れて帰路につく
車に乗ると
「疲れた」と思うが
「楽しかった」とも思う
■まとめ
ということで参加してきました乗鞍ヒルクライム
当初の目標は
「年代別優勝」
ですが、
まったく届かない結果となりました
順位やタイムについて
落ち込むところはありますし、
色々と考える部分もありはするのですが
ただ、上位陣に付いて行けなかった
という時点で、
それが自分の実力のすべてなので
ここが自分の位置なのだ
と受け入れるしかないとは思います
最近、長い距離のレースだと
よく脚を攣る(もしくは攣りかける)のですが
これについて
「運が悪くて攣る」
なんてことは無いですし
オーバーペースの集団に無理して付いて行っての疲労が原因
というのがほとんどのケースだと思いますし
脚を攣ってしまうのも、やはり自分の実力のうちだと思っています
ただただ自分の実力が足りないからこそ
順位やタイムを落としているだけだと思います
こうした部分も
ちゃんと反省して改善していきたいと
思っています
さて、今回の結果について
もちろん心底落ち込んだりはしたのですが
レース後
TKHSさんから表彰式の写真を送ってもらったのですが
その写真を見ていると
やはり誇らしい気持ちにはなってきます
当初ライバル視していた
SIMYさんHGSNさんNGWさんTKHSさん達
その全員と
こうして乗鞍の表彰式で並ぶことができたワケですし
当初、自分は乗鞍に参加するにあたって
チャンピオンクラスに出ようかなと思っていました
ただ、
昨年の大星山ヒルクライムで
HGSNさんとお話してる時に
その前の大会で準優勝だったHGSNさんが
次はSIMYさんに勝って優勝したい、と
とても楽しそうに話されてるのを見て
それで自分も「年代別」に出ようかなと思うようになりました
自分の周りを見れば
同じ年代で
速い人がめちゃくちゃ居ます
HGSNさんは富士ヒルも獲ってますし
TKHSさんも先日の美ヶ原を優勝したり最近ヤバイですし
NGWさんも富士ヒル乗鞍含めて獲ってないタイトルないですし
SIMYさんは言わずもがなですが
前にも書いたことありますが
自分がレース出るきっかけになったのは
チャリダーで乗鞍のチャンピオンクラスの放送見たことです
その時、準優勝されたのがSIMYさんで
だから自分にとってSIMYさんは
「テレビに映っていた人」で
最近たまに大会でご一緒させてもらうことがあるのですが
いま横にいるSIMYさんて
あの本とかテレビに出てたSIMYさんなんだよな…
と大変不思議な感覚になります
最近SIMYさんが
ヒルクライムレースで年代別で参加してくださってますが
これは本当に有難く嬉しいことだと常々思っています
今回の表彰式の写真
そんなSIMYさんが居て
NGWさんTKHSさんHGSNさんという
自分がずっとライバル視してる人達が居て
そんな人達と乗鞍の表彰式で並ぶことができたのは
やはり
うれしく
有難く
とても誇らしいことだと思います
今回の結果について思うことはもちろんありますが
ただ、それでも耐えて走り切って
なんとか手にした入賞ですので
みなさんと並んで表彰式に出れた
というのは胸を張って誇れることだと思います
この写真を貰うことができたというのが
もしかしたら今回の一番の収穫かもしれないと思っています
まぁ
次に表彰式の写真撮る時は
真ん中に居るのは俺だけどな
そんな感じで(どゆ感じ
今回一緒に走った同じクラスの皆さんだけでなく
知り合いの方、大勢と乗鞍という場所で
またお会いすることができたのは
とてもうれしいことでした
さて、次戦は石鎚山ヒルクライムです
四国の石鎚山で行われる大会で初めての参加です
MNBチャンプを筆頭に
リスト見たらなんかヤバイ人達が大勢いるみたいで
今から大変楽しみにしています(震え声)
それではお疲れ様でした。