ということで参加してきましたちくさ高原ヒルクライム。
コロナの影響で軒並み大会が中止される中で開催されました。
大会出るのは1月の菖蒲谷以来なので半年ぶり。
ありがたいことです。
■前日
宮本武蔵駅の近くに前泊。
宮本武蔵出生の地らしく、そこかしこに宮本武蔵ゆかりの名所などがあります。
なんか良い表情の武蔵。
後ろのお通との配置がまた良い。
(お通「ひったくりよ捕まえてー!」)
田舎な風景。
駄菓子が充実したお土産物屋さん。
本日の宿。
安いのに広くて綺麗。
畳の匂いが嬉しい。
夕飯。
美味しかった。
ご飯食ったの久しぶりで、なんとおひつごとお代わりした。
満足。
その後就寝。
■当日
起きると雨。
まぁ予報見ると途中で晴れそうだし大丈夫だろ。
小雨だが気にせず出発。
今回のちくさヒルクライムだが、
受付がゴール地点の手前の会場で行われる。
つまり一回上まで上らないといけない。
で、今回はコースのルートをそのまま登るのではなく、裏側から登ることに。
つまり西粟倉を経由してダルガ峰側から向かう。
というか去年出た西粟倉ヒルクライムのコースをそのまま登ることになる。
あわくら温泉駅を横目に通過。
そういや西粟倉ヒルクライムに最初出ようとしたときは荷物を電車に置き忘れてDNSしたっけ。
まぁそんなトラブルもあったが今となったら良い思い出だ。
というか割と受付時間までに余裕がないので早いこと上まで登らんと。
が、異音。
しゅーーー
げ!まさか……
(前タイヤを確認)
……パンクしとる!
に、
に、
西粟倉ァーーーー!!
(西粟倉は悪くありません)
お前、ほんっとオレのこと嫌いらしいな!
この前は荷物置き忘れさせて(自分のせいです)
今度はパンクか!
てかこんなタイミングでパンクとかマジやめろ!!
というかヤバい!
時間もヤバいが装備がヤバい。
替えのチューブは二本持ってきてるが、空気入れは携帯ポンプのみ。CO2ボンベは持ってきてない。
こんな切羽詰まった状況で携帯ポンプで空気入れにゃならんのか!
まあとりあえず走れる状態にして早よ会場まで登らんと!
チューブを交換して携帯ポンプでひたすら空気を入れる。
ホントこの作業やってると何とも言えない気分になれるから好きだわ。
そんな自分の横を車が何台も通り過ぎる。
自転車乗せてて明らかにヒルクライム出る人達も通り過ぎる。
おうおう!冷てぇーなお前らは!!
大丈夫ですか?
の一言くらい声掛けてもイイんじゃないか!?
と頭の中でブツブツ言いながらポンプをプッシュし続ける。
とりあえず走れそうなくらい空気入ると急いで会場へ向かう。
ただでさえ、レース前のよけいな登りなのに!
余計な体力使いたくないのに!
まぁ何とか受付時間終了数分後に会場到着。(過ぎとる!)
普通に受付してくれてホッとする。
でスタッフの方にポンプもお借りしてあらためて空気入れる。
あ、もうみんなスタート地点に移動始めてる…
ナンバープレート付けて、
ブログ用の写真を撮り、
あ、動画用のカメラつけなきゃ…
あ、慌ただしい…
で、やっとこさスタート地点へ移動始める。
スタート地点へ到着するとスタート数分前。
ふぅ、やっと落ち着いた。
久しぶりのレース。
ここにきてやっとレースの展開とかについて考え始める。
このコース、序盤が平坦が続くという自分的には大変嫌なコース。
平坦がサイクリングペースで進んでくれれば有り難いが、
逆にいきなりハイペースだと厳しい。
平坦が苦手な自分は多分速攻千切れる。
頼むから序盤はゆっくり進んでくれよ!
登りが始まるまで前の方に残れれば勝負にもなんとか絡めるだろう。
さあ、久しぶりのレースだ。
■スタート
のっけからかっ飛ばして行く集団。
ヤメローーー!!!
慌てて追うが既に距離ができてる。
というかヤバいくらいのスピード。
どうなってんだアレ!?
ちょっと尋常な勢いじゃないぞ!?
先頭集団が縦長になってくれれば、
前の人との距離を詰めながら少しずつ追いつけるかもと思ったがもう無理だ。
せめて目の前にいる数人の集団には追い付いてなんとか体制整えないと。
で、数人の集団作って何とかペース上げていく。
自分が(一方的に)知ってるすごい速い方も居たので上手くペース上げることができ、
前から落ちてきた人をパスして行く。
斜度がキツくなり始めると前に出る。
ここからは自分が居た集団を引き離すつもりで踏んで行く。
先頭交代ももう要求しない。
そしてまた前にいた数人に追い付く。
もう後ろについて一旦休憩、
なんてこともせずそのまま振り払いにかかる。
が、おひとりは付いてきた。
ていうかディスクホイール履いてる!?
ヒルクライムだぞ!これ!
でも速い!化け物か!(失礼
千切ろうとするができない。
途中逆に抜かれてしまう。
斜度が緩むと一気に距離が開かれてしまった。
斜度が戻るとなんとか追いつきまた前に出る。
が、
どうする?
さっきの緩斜面の速さと
まぁ何よりディスクホイール履かれてるとこ見ると
間違い無く平坦、緩斜面は速い方だろうし、スプリント力もあるだろ。
となると、
このままゴール前までご一緒するのは危険すぎる。
というのがゴール前一旦斜度がゆるむ箇所がある。
そこからスプリント勝負になったら絶対負ける。
ということは、先に勝負決めておかないと。
終盤斜度がキツくなったところから無理して踏む。
ここで引き離して決着付けておかないと。
その後はもう無心で踏み続ける。
先行してるが振り返らない。
振り返って後ろにピッタリ付いて来られてたら逆にコッチの心が折れそうだ。
何も考えずただ踏む。
すると前方に二名の姿が見えてきた。
ここが三位の位置か?
なんとかここを死守しないと。
スキー場過ぎてからの激坂を越えて初めて後ろを振り返る。
なんとか距離は作れたか…
が、今度は前を見て愕然。
ゴール地点にもう何人も先着してる!
三位ちゃうやん!!!
その事に少し心が折れかけながらゴール。
ゴール後、スタッフの方に
「自分何番目ですか…?」と聞く
「えっと…七位ですね」
七位か…
いや、序盤でたしかに千切れたが
それでも後半結構良いペースだと思ってたが…
まだまだだな…
まあ、自分が遅いというより前の人達がめちゃくちゃ速かったというのが実際のところだろう
追いつくには、練習を続けるしかない。
■まとめ
はい、ということで無事に終わりましたちくさ高原ヒルクライム
今年になって大会参加はできてなかったものの、
ずっとそれなりに練習を続けてきて、
体重も何だかんだで61kgとレース仕様にすることができ、
調子は実際悪くなく、
言い訳など一切できない状態でした。
が、七位という結果。
まあ反省してコレからも練習していきます
というか久しぶりのレース
とても楽しかったです。
集団の動き方、競り合いなどレースでしか味わえない要素もありますし
まぁやっぱりレースは愉しいなぁとあらためて思った次第です。
さて、次戦は九月の高取ということになるでしょうか
高取も前半が平坦基調という苦手なコースなんですがね
まあ何とか足掻いてみましょう
それではお疲れ様でした。
コメント
レースお疲れ様でした。
レースブログ楽しかったです。パンク等トラブルがあった中での
7位!凄いです。
自分はまだまだくそ雑魚ナメクジなので、レースの醍醐味は
味わえない実力ですが、頑張って鍛えて年代別で楽しめるくらいになろうと思います。
平坦を克服する姿を楽しみにしています。漫画のように強くなってくださいね。
ゆうポニョさま
こんばんは。あ、パンクは移動中なのでレースの結果があんまりだったのは単純に自分の実力がなかったからですよ?笑
ナメクジ上等です!お互いナメクジのようにしぶとくヌメヌメ進んでやりましょう!
確かにレースで競う楽しさって速い人とぶつかった時に感じる部分かもしれません。自分も以前参加した大会で目標だった強豪選手とサシの対決になった時に初めて何かに「目覚めた」気がします笑
坂しか走ってないので平坦の遅さにはホント我ながら感心します笑
ただ、苦手な部分を克服する、というのも良いのですが、苦手な部分はそのままで得意な部分で何とかカバーする、という選択もあるのかなとも思ってます。まぁ試行錯誤しながらやっていこうと思います!
Yoshiさま
ヌメヌメ進みましょう(笑)!
苦手を克服よりも得意を異様に伸ばすという方がYoshiさんらしいと
思います。ワクワクしますね。
こちらも色々考えながら鍛えていきます!